特別支援学校だから難しい漢字は書けなくていい?! | 発達障害、軽度知的障害のお子様の「特性」を「技術力」に

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● 特別支援学校だから難しい漢字は書けなくていい?!

 

こんにちは。

 

モノテクノスです。

 

なかなか、際どいタイトルですが、今日うちの会社であった

出来事です。

 

先週まで職場実習に来ていた、特別支援学校2年生の生徒さんが

今日は、放課後にプログラミングを習いに来ました。

 

いつものように授業を終え、

今日勉強したことの報告書を書いてもらっているのですが

 

本人が私におもむろに・・・

 

「今日の感想ですけど、いつもと違うんです。

理由は後で説明します」

 

私は、内容を確認して

 

「うん、読んだよ。しっかり書けてるけど、どうしたの?」

と聞くと、満面の笑みで

 

「今日の感想、スマホで漢字を調べずに

自分で全部書けたんです!!」

 

と言ってきてくれたのです^^

 

ちなみに、彼が書いた文章です。

 

 

「今日は、プログラミング言語の勉強と復習をしました。

今日の前半はトラブル続きでしたが、アドバイスを頂きながら

後半でなんとか課題をクリア出来たので良かったです」

 

 

これだけの漢字を使った文章を、しっかり書くことができたんです!

 

私も嬉しかったので

 

「すごいじゃん!!やるなぁ~」と褒めたら

 

「はい、今日は自分でも信じられませんでした」

 

と、とても嬉しそうに話してくれました。

 

その顔は、とても自信に満ちていたんです。

 

 

 

私たちは、特別支援学校や支援学級の生徒さんに

少し遠慮してしまうことがあるのかもしれません。

 

 

難しい漢字は書けなくてもいいよ

計算問題は、できなくてもいいよ

 

無理強いをするのはもってのほかですが

なかには、できるのに、できなくてもいい、といわれているから

出来ないだけの子もいるかもしれませんよね。

 

当社に来ている生徒さんは、まさにその典型です。

 

その理由が、学校での文章は、ひらがなばかりの短文だそうです(苦笑)。

 

ここまで書けるようになるには、

こちらも根気良く指導をしましたが

 

何よりも、本人の

 

「書けるようになりたい!」という気持ちが

強かったからなんだ、と実感しました。

 

 

今日は嬉しかったので、長文になってしまい

すみませんでした^^

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。