呉智英の劣化(4)

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 今回は従軍慰安婦問題に対する、呉の妄言、暴言、寝言を斬っていきます。

 呉は、小学館の「SAPIO」07年5月号で従軍慰安婦の強制性を否定しています。いわく、「従軍慰安婦問題は知識があれば反論可能」。

 

 では、どのような知識かというと、戦前の日本には「朴春琴」という衆議院議員がいた。つまり日韓併合により、「韓国人」は存在せず、「韓国系日本人」が存在し、韓国系日本人からは衆議院議員まで存在していた(確かにここまでは正しい)。これをもって慰安婦の強制性の否定になるというのです。

 呉は言います。「国会議員まで出している人たちの娘に銃剣を突きつけて連行し、売春を強制する、なんていうことが、普通考えられるでしょうか。形式的とはいえ、同じ日本国民なのです。軍という国家機関がそういうことをする可能性は低いと言わざるをえません。」


 当然ながらこれには、「知識があれば反論可能」です。というより、在日コリアンの名前に関する主張と同じ、あまりにバカバカしくツッコミどころが多過ぎて、どこから反論していこうか迷うほどです。

 「同じ日本人に対して、軍という国家機関がひどいことをするはずがない」。呉の主張からすると、まるで戦前の日本が人命・人権尊重国家であったかのようです。

 そうですね、当時の軍や政府は、南太平洋の島々にヤミクモに部隊を送り込み、戦況が悪くなると「棄軍」、つまり食料や武器弾薬の補給などを一切放棄して部隊ごと見捨てたりしてませんよね。見捨てられた部隊は、遠い異国のジャングルの中をさまよい、衰弱して餓死や病死などしてませんよね。大岡昇平の「野火」なんてまったく事実に基づかないフィクションですね。同じ日本人である兵士の生命や人権は尊重していましたから。尊重していたのは兵士だけではありません、全ての国民です、同じ日本人ですから。空襲が来ても逃げてはいけない、なんてお布令を出したりしてませんよね。「空から爆弾が落ちてきても滅多に当たるものではないから、速やかに消火活動に従事せよ」なんてアホなこと言ってませんよね。なんせ一般市民です。耐火服や防熱ヘルメットなど消防用装備をしていたはずもないわけですから。NHKのテレビドラマ「ごちそうさん」では、主人公の悠太郎が空襲からの避難を呼び掛けて逮捕される場面がありましたが、あれも事実に基づかないフィクションですよね。

 このドラマの場面について、以下のサイトではこのように記されています。

 

おおさかネット「防空法」についてのホームページ

 「2014年2月第4週の放送で、ついに大事件が発生します。主人公の夫・悠太郎さんが逮捕されてしまうのです。  逮捕の理由は、「空襲に備える防空訓練で、火を消さずに逃げるよう指示した」というもの。この背景には、昭和16年に改正された「防空法」という法律がありました。  防空法は、「都市からの退去を禁止する」「空襲のときは逃げずに消火をせよ」という法律です(8条ノ3、8条ノ5)。 悠太郎の発言は、防空法に正面から歯向かうものだったのです。 今からすれば、市民の命を守るため当然の発言ですが、当時は許されなかったのです。」


 呉さん、NHKに抗議しなよ。上記サイトの管理者にも。

 「政府や軍が、同じ日本人にひどい命令を出すはずがない」ってね。


 

 


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