振り出しに戻っただけ | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


新年明けましておめでとうございます。
今年の営業は5日(金)の夕方からです。

結局昨年はここ数年で
客数も組数も売上も最低の水準であったにも関わらず
仕入原価及び水道光熱費は過去最高ということで。
惨憺たる営業成績になってしまいましたが。

昨日蕎麦屋として再スタートした十数年前にまで遡って数字を確認してみたら。

 

なんのことはないただ最初の状態に戻っただけ

 

特にうちの場合はコロナ中は給付金に頼らず自力で切り抜けることを決めたので。

根拠のない数々の批判を浴びながらも休業も時短も禁酒もせずに

ずっと普通に営業し続けた結果。

 

コロナ中の3年間の数字が突出した

 

形になったわけですが。

コロナ後にその反動が来るのは当たり前の話なわけで。

頭では分かってたはずなんですが

実際にこれだけ数字が落ちると社会や時勢のせいにすり替えようとする

心理が働くことも避けられない。

 

こういう時は高まった心情をそっとコントロールして

冷静にデータと数字を見つめ直したほうがいい。

数字は嘘を付かない。

 

で客観的に数字とにらめっこした結果

 

なんのことはないただ振り出しに戻っただけの話やないかい

 

という結論に着地しました。

 


 

まあここ数年はずっと調子が良かったので前年よりも前年よりもと

結果ばかりを追いかけてちょっと冒険や遊ぶゆとりがなくなってたのかもしれませんね。

 

落ちるところまでとことん落ちたので後は上がるだけ。
もちろん無理に一気に飛び上がるんじゃなくて

いつも通りコツコツと目の前のお客さんと自分自身に向き合って
一歩ずつ着実にまた上を目指していこうと思います。

正直なところ結構さっぱりと落ちたのでなんか肩の荷が下りたような安堵感もありまして。
いい機会だしこの際思い切って更に明確に海外に目を向けて。

海の向こうでも受け入れられるような料理とサービスを意識しながら。
今までにない挑戦をしてみようかなと。

そんなことを考えております。
そのためにはやっぱり万国の人がわかりやすいようにシンプルな形で届けるのが最良かもしれませんね。

安心してください
へんなもんは入ってません


ってパンツ一丁で料理するのとかどうだろう笑

今年もこんな感じですよろしくどうぞお願い