修正不能な器用貧乏の北陸DNA  大坪屋彦七(京都・北山) | 蕎ばログ

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蕎麦屋が蕎麦屋を食べ歩く。一般人とは異なる同業者としての視点でシビアに鋭くタブーに突っ込みます。
技術や味云々よりも料理や蕎麦に対する信念、哲学、お客様への配慮等そういった方面から観察したいと思います。

 

2018.10月訪問

北山通りから少し入った閑静な住宅街。
こちらのお店はオール富山とでも言うべき富山の食材をふんだんに使用した(でも蕎麦は北海道と福井)蕎麦屋として知られてるようです。


 

カウンター7席と4人掛け一つというこじんまりしたスペースで基本土日以外はワンオペでやられてるようですね。
しかも蕎麦だけでなくご飯ものから一品物まで手広く網羅されてますので
必然的にサービスは二の次になってしまいますよね。

そうなると折角のカウンター商売の利点が全く生かされないので流行れば流行るほど店側も客側もただ疲労感が募るだけ・・・
という結果に陥ってしまいそうですが。


 

まあ生来北陸の人間は厳しい寒さを乗り越えるために辛抱強い忍耐力が備わってますので

店主さんにとっては現況の惟追われるだけの環境が性に合ってるのかもしれませんね。

 



僕もそんな北陸のDNAをしっかり引き継い出ますので心情が痛いほど分かるというもの。

まあこの先いくら繁盛しても北山通り沿いのお店のように華やかでメジャーな存在には成り得ないのでしょうが

ただひたすらに自分の世界の中であくせくし続けることになるのかな。

それが逆に心地いんだからほんと北陸遺伝子は困ったものです笑い泣き

 

大坪屋彦七 

京都市北区上賀茂岩ケ垣内町45-2

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