洞爺湖芸術館 | 駄目人間のブログ

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申し訳ございません。無駄なことばかり書いて無駄に容量を使わせてもらってます。ネットの害です。

ここは、過去の何回か行ったことのある美術館。ここには、道内では音威子府とここでしか見ることのできない砂澤ビッキの作品が展示されている。

この日は、地元の子供たちが作った作品をいくつか展示されていた。この版画の作品はかなり大きく、子供の感性でこれだけの作品を制作するのは、すごいことだと思った。この大きな作品の中には、なにかビッキのDNAが感じさせられる。

この美術館、ビッキの作品の他に石島成美氏の図書のコレクションも展示している。石島成美氏が所蔵していた数千冊の中から400冊を所蔵しているらしいが、展示スペースが小さいために20冊くらいかな?の展示だった。行ったときは、谷崎潤一郎の本が何冊が展示されていた。できれば、この表紙をデザインしたのは棟方志功とか説明があってもよかったと思うのと、400冊もコレクションしているのであれば、この先展示スペースを大きくしてほしいと思う。

ビッキの作品は、どのくらい所蔵しているかわからないが、比較的大きな作品が数点展示されいる。ビッキの作品を見てて思うのが、あと10年長く生きていたら、ビッキの作品は完成されたのではないかと思う。午前3時の超絶細かい作品と、大型の荒々しい作品。これが、どこかで一緒になった時、物凄い作品ができたのではないかと思う。ここにある大きな作品は間近で見ることができる。当方もない規則的に掘られたノミのあとを見ると、ただただ真面目に作品に取り組んだんだろうなと思う。そして、なんだろう作品に対して迷いがないように思う。

残念なのは、この美術館がホテル街にないので見に行く人が少ないこと。

 

北海道の観光地やリゾート地に、なぜ世界とまで言わないにしても日本でも知られるような美術館がないのだろうと思う。ニセコもそう。