木村伊兵衛 写真に生きる(東京都写真美術館) | 駄目人間のブログ

駄目人間のブログ

申し訳ございません。無駄なことばかり書いて無駄に容量を使わせてもらってます。ネットの害です。

没後50周年で木村伊兵衛の写真展が東京都写真美術館で開催されていたので見てきた。

木村伊兵衛の代表作をほぼほぼ展示されていた。若い頃、木村伊兵衛の作品を見ても、このスナップ写真の良さがわからなかった。こうして、初期から晩年の作品を見ていると、木村伊兵衛って人が好きで生きていることの素晴らしさを撮したかったのかなと思うくらい人間の喜怒哀楽を見事に写真している。こうして見ていると生きるというのは大変だけど、その素晴らしさを教えてくれる気がする。木村伊兵衛の作品って、海外の写真家と違い、写真には前後に物語があるのがわかる。乳飲み子におっぱいをあげている写真。以前NHKだったかな?この写真のネガを検証したところ、嫁と旦那の祖父から何か言われているが、子供におっぱいをあげないとならず、この微妙な雰囲気を見事に写真に落としこんでいる。この嫁の顔の表情見てるだけでも緊張感がある。

こうして写真を見ていると、父が生前、木村伊兵衛の代表作の「板塀」を説明してくれた。もっともっと父から教わることがあったと思いながら、生の素晴らしさを見ていると涙がでてきてしまった。

すみません、写真展で泣いている気持ち悪いやつでした。