都会派遊牧民生活4日目。
ようやく子羊たちも私も授乳の要領がつかめてきたようです。

遊牧生活グッズ専門店(家畜用の医薬品・医療器具・餌とか馬具などを販売)で購入した哺乳瓶用の乳首(なんていうの?日本語で・・・ママになったことがないのでわかりませーん)を購入したのですが、新しいせいか、硬く、ママ羊に比べると、でかいせいか、最初はなかなかうまく含めませんでした。

サイクルとしては、大体8時前後に一頭が目覚めて、めぇーって鳴き始めたら、授乳の準備です。
柵から出すと、好きなように駆け回ったり、体をストレッチしたり、まだ目覚められずうずくまっていたりという子羊たち。
一頭あたり120mlで今朝から六頭分をミルクパンであたためること4分30秒。これでちょうど人肌ちょい熱めぐらいになるのです。
そのあとで哺乳瓶用のミネラルウォーターの瓶に牛乳を詰め替えます。

最初は一頭ずつ、、、とやってたのですが、混乱すること判明。
おなかがすいているとはいえ、120ml分を一気飲みするのは大変みたいです。
なので、大体均等にまくばれるように、乳首をはなして、げっぷしている隙に別の子が横取り、というのもあり、としました。

6-7頭だといくら顔が似ている、といっても、だんだん違いがわかってきます。

授乳させてから、しばらくリビングルームで運動。
そのうちみんなおとなしくなって寝ちゃいます。

運動させている間は、シェパードのソートンが見張り番。うんちをした子があれば、うんちを食べてきれいにし、さらにお尻をなめてきれいにしてます。
こけた子があれば、鼻面でおきる手伝いをしていたり。

その間、私は柵内の掃除です。
これは、ダルメシアンの子犬・ダル君がトイレトレーニングができなかった頃と同じ要領。
フローリングっぽくするための床シートをしき、その上に、保温用に古着や古いシーツ、ベッドカバー、布団や座布団などをしき、さらに古新聞をかさねて寝床にしています。
フローリングタイル直接だと底冷えするのです。でおしっこ関係は古新聞を交換すればOK。

掃除が終わるまでが10分前後なのですが、その間におなかがいっぱいになった子羊たちはオネムになります。

で、きれいにした子羊囲いの中に、ソートンと連携していれます。
ダル君、最初は子羊をおもちゃのように邪険にあつかって、ソートンに「教育的指導」を受けたのがよほど怖かったのか、二度と子羊にちょっかいは出しません。でも、まだ連携プレーができるほど賢くないので、彼はなるべく子羊とは引き離しておきます。

ガナー君は最近、何かをたくらんでいるらしく、ふらーっと外出しています。
まぁ、小遣い稼ぎでもしているのでしょう。

なので、子羊の世話は私とソートンにゆだねられています。

まぁ、「鳴き出す」→「授乳準備」&「運動」→「授乳」→「運動」&「掃除」→「柵の中に入れる」というサイクルで約30分。

これを4-5時間起きに繰り返すのです。
といっても夜中は寝てます。気をつけないといけないのは、子羊は羊団子のように折り重なって眠るので、下敷きになったまま、圧死したりしないように時々様子をみなきゃいけないんですね。
先日はこれをやりそこなって、2頭が「やばい」状態になってしまいました。結局1頭は今朝未明に息を引き取ってしまったのです。

なので、弱くて、すぐに立ち上がれない子は隔離状態。

立ち上がれない原因がよくわからなかったのですが、今日の夕飯授乳のときは、ちゃんと自分で立ち上がり、みんなと一緒に遊んでました。

とはいえ、やっぱりおっぱいの吸いが弱い子は心配です。

なかなか暖かくならないので、まだしばらくは都会派生活が続きます。
あんまり過保護にしすぎると、冬営地に復帰したとき、また病気になったりするんじゃないか、と心配ですが、とにかく日々、大きく成長できるのを見守るのは楽しい、、、という気になってきました。

近所迷惑になるほどめぇめぇ鳴くこともないからよかったー。

ただ、明日からまた仕事で外出しなければいけないので、授乳のタイミングとスケジュールの調整が大変です。

にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
にほんブログ村

twitterで便利な短縮URL:eegで見る