ブログやら会報やらでの近況報告を読んだ人から、
「本当に大丈夫なのか?」
などなどと心配の電話やメールが。。。

すみません。

自業自得でございますし、なんといっても、お互いの言い分を話し合える土壌を弁護士同士で作っている最中なので大丈夫。
自分の未熟さ、いたらなさ、いろんなことがあり、変わりゆくモンゴルとの付き合い方も再考の余地ありだと、最近は自己の再構築に取り組み始めているのです。

基本は焦らず。

いろんな正論もあるし、批判もてんこもりにあるでしょうし、自分が100%正しいなんて私もまったく考えていない。
自分の非がどれほどのものか、というと、これまた評価がわかれるところでしょうが。

自分は極めて世渡りが下手な人間だけれども、年齢とともに可愛げがなくなってきているのか、さらに世渡りする気力も萎えちゃってて・・・うわぁー、こんなんじゃモンゴルでビジネスする余地なんか、自分が立ち直った頃にゃなくなっちゃってるかもね!というくらいモンゴルにいる日本人ビジネスマンや起業家さんが増えている。

そして、そのことに対して、ビジネスする余地がないならないでいいや。
おいらがやりたいのはビジネスじゃなくて、仕事だぜ、みたいなまた偏屈なこと考えだしちゃってたりしてさ。

自分がなんぼのもんじゃいって思うこと。
でも、こんな自分でもいいや、みたいな変な生き方を歩むようになっちゃったきっかけ・・・

それは大学1年生の時に出会った本だったりして。
そして、その本は今でも何度も何度も読み返してて、実家がまとめて古本を回収に出しちゃったりしても、何度でも本屋で購入しちゃう本。。。

村上春樹さんの小説です。

このなんだか不思議なメタファーだらけの小説・・・主人公の生き方はいまいち、うまく世の中に乗りきれてないんだけど、だからといってそのことで悩んだり落ち込んだりせず、右斜め45°3回半ひねりぐらいの角度から観察している。。みたいな。

なんとなく、モンゴル、井戸、羊、本、翻訳の仕事、旅・・・などなどのキーワードはこの辺にも原点がありそう。

大学の一般教養でとった文学の授業で「村上春樹」論みたいなのがあったりして、それでまた深読みしてみたり。英語で読むとまたしっくりしたりね。


モンゴル取材で一緒になった女優の塩山みさこさんも、村上春樹なんですよねー。
ゲルん中で「羊をめぐる冒険」をねっころがって読んでいる姿に、このひと、友達になれるな、って思った。

あ、そうそう、塩山みさこさんの舞台、今月末からあるんですよ。
おいらも仕事ひと段落すると思うんで、見にいくのです。
だって、ご本人からお誘いメールきたんだもーん。嬉しい―!
アメブロ仲間でもあり、お稽古とか裏話もブログでいろいろ書いていて。
そういうアーチストなところも彼女の感性とか刺激を受けますね。うん。

てなわけで、翻訳いそしみつつ・・・
ちょっとだけモンゴルで、そして自分に戻りつつ、ちょっとだけモンゴルにも電話しちゃった。

「羊をめぐる冒険」に出てくる人間にとりついて支配する羊の伝説、モンゴルにほんとにあるのかな?聞いたことないんですけど。
まことしやかな説得力のある架空の出来事をまぜこんで、「え、もしかしたらほんとかも?」て思わせちゃうっていうところもわりと気に入ってます。


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