何度も、何度も更新しようとしては失敗していた、
テレビ朝日系列「テレメンタリー」の番組紹介。

7月下旬から8月中旬まで、モンゴル東部のドルノド県のスンベルを中心に行われた、日本兵遺骨収集団の同行記録です。

1939年にモンゴル・中国国境付近であったハルハ河戦争(日本ではノモンハン事件と呼ばれています)の最前線にいた通信兵・鈴木さんは、大日本帝国陸軍初の敗戦を隠蔽するかのごとく、南方の激戦地に派兵されました。
玉砕が相次ぐ、壮絶な戦地を生き残った、鈴木さんが、60年あまりの歳月を経て、ハルハ河戦争の現場に同胞の亡骸を探すために戻ってきました。

一応、日本史の教科書には載っていると思うのですが、大学でモンゴル語・モンゴル地域研究を専攻していた私も、なんとなーく避けてしまっていた、歴史の暗部。

今回の取材で、私も日本とモンゴルの歴史の新しい顔に触れました。

緑のどこまでも続く美しい草原は、モンゴルといえば・・・と言われる、
地平線と草の海を堪能させてくれます。その草原のところどころに残る歴史の爪痕。
塹壕のあとや、砲弾、戦車の残骸・・・

今回の遺骨収集活動で、8柱の日本の兵隊さんが、荼毘にふされ、日本に無言の帰還をはたしました。

関東地方では、テレビ朝日にて、10月17日26時40分(10月18日になった深夜2時40分)からの30分番組「テレメンタリー」で放送されます。

タイトルは『歳月(とき)をとめた草原』
北海道テレビの報道局の制作です。

北海道テレビでは、10月22日の深夜1時半からの放送です。

番組ホームページは  http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/

深夜の時間帯ですが、ごらんいただけると幸いです。

ディレクターさんも会心作とのことでした。

よろしくお願いしまーす。