オバマ政権に対する鋭い分析記事 | 真理のある民主主義を目指す経済社会論

オバマ政権に対する鋭い分析記事

アメリカの実態 「オバマ政権に対する鋭い分析記事」

真理のある民主主義を目指す経済社会論-オバマ政権



ロシア政治経済ジャーナル No.562 オバマのアメリカ  2009/1/22号

(転載開始)

★オバマのアメリカ


「CHANGE!!!」  

(アメリカ合衆国新大統領オバマ)

<中略>

全世界のRPE読者の皆さまこんにちは!

いつもありがとうございます

北野です。

いや~、いよいよオバマさんの時代がはじまりました。

いったいどうなっていくのでしょうか?

<中略>

オバマさんとプーチンさんは違うのです。

プーチンさんは、KGBのヒラ社員からトップまで登りつめた男。

彼は、ロシアの首相(前大統領)であると同時にKGB(現FSB)軍団の長である。

ブッシュパパも同じでした。

彼は、CIAのトップまでのぼりつめ、そのあとで大統領になった。

そして、ソ連をたたきつぶし、冷戦を終わらせています。

オバマさんは???

自分の基盤をもたない。

若くてルックスがよくて演説がうまいので、担がれた神輿にすぎない。

では、オバマさんを担いだ人たちの意図はなんなのか?

これは、彼のスタッフを見ればだいたいわかるのです。


▼イスラエル = 最初の踏み絵


「ユダヤ陰謀論」というな。

「イスラエルロビー」と呼んでくれ。

皆さま「ユダヤ人がワシントンを牛耳っている」という話を聞くでしょう?

これ「ユダヤの陰謀」じゃないんです。

一般的な言葉で「イスラエルロビーは強力だ」といいます。

それは本当で、研究者ならみんな知っている常識。

主観と妄想に満ちた「ユダヤ陰謀論」ではなく、信頼できる「イスラエル・ロビーの実態」を知りたい方。

シカゴ大学のミアシャイマー教授と、ハーバード大学のウォルト教授が書かれた

「イスラエルロビーとアメリカの外交政策」(講談社)

(詳細は→ http://tinyurl.com/3bk8ob  )←名著です。

をぜひご一読ください。


最近も、「イスラエルはアメリカの政策を電話一本で変えられる」ことを証明した出来事がありました。

「・・・・・・・北野さん。いくらなんでもそんなことないでしょう?

あんまりイイカゲンなこと書くと、『陰謀論者』のレッテルをはりますよ!」

ああ、そうですか。

では証拠をお見せしましょう。


<米の停戦決議賛成、10分前に阻止=ライス長官「恥かく」-
イスラエル首相

1月13日19時23分配信 時事通信
【エルサレム13日時事】イスラエルのオルメルト首相は12日、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦を求めた8日の国連安保理決議について、採決の10分前にブッシュ米大統領に電話をかけ、賛成しないよう要求していたことを明らかにした。

これが奏功し、米国は棄権に回る方針に転換したという。

ロイター通信などが伝えた。

 オルメルト首相は「ライス国務長官は自ら作成した決議案を棄権することになり、恥をかくことになった」と語った。 >


どうです、これ?


<採決の10分前にブッシュ米大統領に電話をかけ、賛成しないよう要求していた>

まあ、お願いするのは勝手ですがね。

ブッシュは全然考える時間もなく、ライスさんに電話し、「オルメルトさんが怒っていらっしゃるんで、棄権しなさい」と命令した。

これがイスラエルパワーの現実なのです。

(比較として、麻生さんがブッシュに電話したら、アメリカの「北朝鮮政策」を変えることができるでしょうか???)

さて、オバマさんはイスラエルの呪縛から逃れられるのでしょうか?

これは無理でしょう。

というか、ユダヤ人のエマニュエルさんを首席補佐官にするということは、

「私はイスラエルの言いなりです」


と認めているも同然。

エマニュエルさんのお父さんがこんなこといってます。


<「オバマ氏の親イスラエル化期待」=父親発言を次期補佐官謝
罪-米

11月15日16時15分配信 時事通信

 【ワシントン15日時事】米メディアによると、オバマ次期大統領が新政権の首席補佐官に指名したユダヤ系のエマニュエル民主党下院議員は15日までに、自分の父親が息子の補佐官就任でオバマ氏が親イスラエル化することを期待するとの趣旨の発言をしたとして、在米アラブ人団体に謝罪した。>

< 父親はイスラエル紙マーリブに対し、
「息子が首席補佐官に指名されたことはイスラエルにとって好ましい。

もちろん彼は大統領が親イスラエルになるよう影響を与えるだろう」    
と述べた。 >

で、イスラエルはオバマさんに何をのぞむのか?

これは、パレスチナのハマス、レバノンのヒズボラ、シリア・イランを叩きのめすことでしょう。

もし、オバマさんがイスラエル支援を拒否したらどうなるか?

これは、いろいろなスキャンダルが出てきて大変な苦境に陥ることになるでしょう。

スキャンダルとはたいてい、金と女がらみです。

では、もしアメリカがイスラエルののぞみどおり、中東反イスラエル国家を攻撃したら?

大手マスコミは、懸命に彼を支持するに違いありません。

しかし、「平和」と「変革」をのぞんだアメリカ国民と世界の民は、「オバマもブッシュとかわらない」となり、幻滅がひろがるでしょう。

イスラエルの命令を拒否できるか?

これがオバマさん最初の踏み絵なのであります。


▼ヒラリーは中国担当


次に国務長官ヒラリーさんの役割を見てみましょう。

ヒラリーさんというのは、実は「中国に買収されていた」んですよ。


「・・・・・・・ユダヤの一件は証拠を見せてもらったので納得しましたが、ヒラリーさんのことは言いすぎではないですか?絶対信じられません」


ああ、そうですか。

アメリカ在住国際政治アナリスト・伊藤貫さんの「中国の「核」が世界を制す」は、超名著です。

皆さまもご存じのように、RPEは大昔から、「日本の仮想敵は中国一国である」と主張しています。

このことは、私の過去3冊の本でも繰り返し触れてきました。

しかし、伊藤さんの本は、一冊丸ごと「中国の脅威」について書かれています。

しかも、リアリストの観点から徹頭徹尾現実的分析を行っています。

是非ご一読ください。

「中国の「核」が世界を制す」伊藤貫 PHP
(詳細は→ http://tinyurl.com/94necq   )←これも名著です。


さて。

この名著の第4章3節は、「中国共産党と米民主党の癒着」です。

そして、アメリカの民主党議員がいかに中国に買収されているか、事細かに記されています。

ヒラリーさんと中国の親密な関係について。

<中国共産党と人民解放軍は、クリントン夫妻・民主党党本部・民主党有力議員に贈賄するため、香港・東南アジア・北米の100社以上の企業を使用した。>

(「中国の「核」が世界を制す」
(→ http://tinyurl.com/94necq  )260p)



どうです?

なんで、アメリカの議員は一党独裁国家中国に甘いのか理解できるでしょう。

陰謀論者はしばしば、「アメリカの大富豪が中国を操っている」なんていいますが、事実は逆。

中国がアメリカを操っているのです。

で、誰がヒラリーさんに賄賂をあげたの?


<中国共産党と人民解放軍は、クリントン夫妻に対して多額の贈賄をするパイプとして、インドネシア・香港・中国に拠点を持つリッポ・グループ(力宝集団)を使用した。

リッポグループはインドネシアの華僑財閥・リアディ家が所有する企業集団であり、銀行業・不動産業・流通業・観光業等を経営している。

クリントン夫妻はこのリッポ・グループ以外にも、数十社の華僑系企業と在米の中国系企業から収賄行為を繰り返してきた。>(同上)

どうですか、これ?

いったいリッポとヒラリーの関係はどのくらい長くつづいているのでしょうか?

<クリントン夫妻とリッポ財閥の腐敗した癒着関係は、少なくとも1983年から始まっている。

1985年には、当時アーカンソーの州知事であったクリントン夫妻はわざわざ香港へ行って、ジョン・ホアン副頭取やリッポ・グループの家長、モクター・リアディに会っている。>(同上)

さらに決定的な一文が。


<CIAと連邦上院の調査によると、「戦後、長期間にわたって、リッポ・グループは中国政府のスパイ機関と協働してきた」という。>

(同上)


つまり、中国共産党→ リッポ・グループ→ クリントン夫妻

という明らかなラインがある。

では、なぜヒラリーさんは今までおとがめなしで、大統領選にも出れたのでしょうか?

これは、「みんなもらっているから」(^▽^)ということでしょう。


長くなるので詳細は省きますが、民主党議員のみならず、共和党の大物も中国政府の世話になっているのです。

日本の政治家がアメリカから金をもらっても、(たまにしか)問題にならないでしょう。

それと同じです。

ヒラリーを追求したら、自分らも金をもらなくなる。

だったら黙っておこうと。


さて、オバマさんを担いだ勢力は、なぜヒラリーを指名させたのか?

アメリカは現在「100年に1度の経済危機」にみまわれている。

それで、景気対策に莫大な金がかかるのです。

<米財政赤字最悪の43兆円、10~12月で前年度超す

1月14日12時25分配信 読売新聞

 【ワシントン=矢田俊彦】米財務省は13日、2009会計年度(08年10月~09年9月)の10~12月の当初3か月の財政赤字が4851億9800万ドル(約43兆円)となったと発表した。

 金融安定化法に基づく金融機関への資本注入などで歳出が膨らみ、年間で過去最大の赤字となった08会計年度(約4550億ドル)を早くも超えた。>


どうですか?

3か月で、過去最大の赤字だった08年1年分を早くも突破している。
    
< 米議会予算局(CBO)は、09年度の財政赤字は1兆1860億ドルに達するとの見通しを発表している。>

1年間でなんと106兆円の赤字(!)。

しかし、これはもっとも控え目な数字。

<しかし、この推計には、オバマ次期政権が検討中の景気対策の支出は含まれておらず、赤字額が大きく膨らむのは必至だ。>(同上)
実際はどうなるのでしょうか?

約200兆円(!)くらいの赤字になるだろうというのが、大方の見方です。

そうなると今度は、「財政がもたんのちゃうか?」という懸念が出てくる。

要するに、誰もアメリカに金を貸さなくなり、国家破産する可能性がたかまってくる。

ではどうするか?

米国債保有高、現在世界1は中国、世界2は日本です。

日本はアメリカの天領ですから、オバマさんが、「おい日本!米国債かえよ!」といえば、「ハイ!喜んで!」となる。
ところが、中国はアメリカの天領ではないので、「そんなもん買うか!」
と拒否される可能性がある。

そこで、ヒラリーさんがお願い営業にいって、「すいません。昔はたくさん助けてもらいました。今度は私とお国(アメリカ)を助けてください!」
と頭を下げるのです。

ヒラリーの役割は、中国から金を借りることである。



▼ゲーツは、ロシアを封じ込め世界中で紛争を起こす

次はブッシュ時代から留任のゲーツ国防長官について。

この人は、ブッシュ時代の国防長官だったから居残ったのではありません。

「CIAの元長官」

だから生き残ったのです。

もっと具体的な話をしましょう。

ゲーツさんは1966年、インディアナ大学在学中にCIAに入りました。

そして20年後の1986年、CIA副長官までのぼりつめていた。

当時、アメリカの宿敵ソ連ではゴルビーのペレストロイカがはじまり、冷戦は最末期に突入していました。

アメリカの作戦はこうだった。

ジェームス・ベーカー国務長官が、ゴルビーにほほえみ外交をする。

「NATOは拡大しません。安心してください」

「ドイツを統一しても大丈夫です」

「金あげます。ソ連経済苦しいでしょう?」

一方で、ゲーツさん率いるCIAは、東欧民主革命の準備をこっそり進める。

この方法は見事にあたり、ベルリンの壁は崩壊、東西ドイツは統一し、ソ連は崩壊しました。

時は流れ、ブッシュ子の時代が到来します。

ネオコン率いるアメリカは、世界中で革命を起こしていましたが、その質は冷戦末期に比べ非常に稚拙になっていました。

バレバレなんです。

革命で失脚した大統領たちが皆、「あれはアメリカとCIAのしわざだ!」
と証言するような愚かなやり方。

例1↓

<混乱の背景に外国情報機関 シェワルナゼ前大統領と会見

 野党勢力の大規模デモで辞任に追い込まれたグルジアのシェワルナゼ前大統領は28日、首都トビリシ市内の私邸で朝日新聞記者らと会見した。

大統領は混乱の背景に外国の情報機関がからんでいたとの見方を示し、グルジア情勢が不安定化を増すことに懸念を表明した。
 前大統領は、議会選挙で政府側による不正があったとする野党の抗議行動や混乱がここまで拡大するとは「全く予測しなかった」
と語った。

 抗議行動が3週間で全国規模に広がった理由として、「外国の情報機関が私の退陣を周到に画策し、野党勢力を支援したからだ」
と述べた>

(朝日新聞03年11月29日)



例2↓

<政変では米国の機関が重要な役割を果たした。半年前から米国の主導で『チューリップ革命』が周到に準備されていた>
(キルギス・アカエフ前大統領・時事通信05年4月7日)

さて、レーガン・ブッシュパパ政権時代、CIA副長官・長官として活躍したゲーツさん。

2006年、ブッシュ子に請われ、国防長官になります。

彼に期待されている役割はなんなのか?

ブッシュ子政権最大の失敗は、「イラク攻撃の口実が全部ウソだった」
ことがバレタこと。

「ウソ」だったのは問題ではありません。

「バレタ」ことが問題なのです。

どうせやるなら、ルーズベルトの「リメンバー・パールハーバー」並にうまく工作する必要がある。

そのせいで、「正義の味方」アメリカは、一躍「悪の帝国」になってしまった。

アメリカには今も、「戦うべき相手」がいます。

一極支配を崩そうとしている敵は、ロシア・イランとその仲間・ベネズエラ。

さらに、ドイツ・フランス。

イランについては、イスラエルと一緒になり、「アメリカは戦いたくないが、仕方ない」という状況をつくりだすのがゲーツさんの役割。

ロシアに関しては、アメリカの傀儡政権であるウクライナ・グルジアを指揮する。

ロシア国内では、反プーチン運動を支援する。

また世界中で紛争が起こると、アメリカに資金が集中するので、反米諸国に限らず世界中で紛争を起こすことも大事。

たとえばブリックスの一国であるインドとパキスタンで紛争が起こると、資金は危険なインドを離れアメリカにむかう。

ロシアとグルジアの戦争が起こると、資金はロシアを離れアメリカにむかった。

とはいえ、CIAの役割は「バレナイようにやる」ことですから、マスコミにはなかなか出てこないでしょう。

ゲーツさんの役割は、アメリカの敵であるロシア・イラン・ベネズエラ政権を苦しめることである。

さらに、CIAと組んで世界中で紛争を起こす。


▼ガイトナー・サマーズはドル還流を強化する

ヒラリーさんのところで、アメリカが大々的な景気対策を行い、なおかつ国家破産を回避するために、中国が必要という話をしました。

しかし、理想的なのは「自発的ドル買い」を推進することです。

それをやるのが、ルービンさんの弟子であるガイトナー財務長官とサマーズ国家経済会議(NEC)委員長の役割。

どうやって?

アメリカの財政赤字は、1960年代のジョンソン大統領以降、実に45年もつづいています。

しかし、唯一財政を黒字にした男がいる。

それが、クリントン。

どうしてそんなことが可能だったのか。

アメリカは世界一の貿易赤字大国で、ドルがどんどん流出していきます。

ほっておくとドルはどんどん下落していく。

しかし、出ていったドルを自発的にアメリカに戻すことができれば、ドルが上がることだってありえる。

1、「~~~革命!」を起こす

クリントン政権はどうしたか?

「アメリカでは超IT革命が起こっている。アメリカのIT産業に投資すれば儲かる!」

と宣伝し、世界の資金を集中させた。

それで、株高・ドル高。

アメリカは空前の好況になり、税収も増加。

それで、なんと財政も黒字になってしまったのです。

とはいえ、いったい何を呼び水にするのでしょうか?

ITバブル崩壊後、アメリカは「住宅バブル」で世界中から資金をあつめていました。

それも07年に崩壊した。

いったいどうやってアメリカに資金を(自発的に)呼び込むのか。

私は、08年12月10日号でこんな風に書きました。


<はっきりわかりませんが、私であれば「バイオ水素」とか「ゴミバイオエタノール」とか「メタンハイドレート」とか新エネルギー系の会社を大々的に宣伝するでしょう。

「アメリカで超エネルギー革命が起こっている!今投資すれば、儲かる!」と。>

(【RPE】アメリカを救う方法 08年12月10日)

そしたら、こんな情報が出てきました。


<代替エネ、3年で倍増 勤労世帯向け9万円減税 オバマ氏大型景気対策

1月10日8時2分配信 産経新聞

 【ワシントン=渡辺浩生】オバマ次期米大統領は8日、バージニア州で行った演説で、次期政権が実現を目指す大型景気対策「米回復・再投資計画」の概要を発表した。代替エネルギーの生産量を3年間で倍増し、インフラ整備、教育 、IT(情報技術)、医療などの分野に集中投資して300万人の雇用を創出。

勤労世帯向けに1000ドル(約9万1000円)の減税を実施する方針も表明した。>

2、世界中で金融危機を起こす

思い出してみると、クリントン時代は世界中で金融危機が起こっていました。

1992年、欧州金融危機。
1994年、メキシコ金融危機。
1997年、アジア金融危機。
1998年、ロシア金融危機。

そして、世界で金融危機が起こると、「やっぱり投資するならアメリカよね~」となり、還流が強化された。

ちなみに金融危機は人工的に起こせます。

ソロスさんは1992年9月、100億ドル以上のポンドの空売りをし、イギリスで通貨危機を起こしました。

それで、「イングランド銀行をつぶした男」と呼ばれています。

1997年にアジア通貨危機が起こったとき、マレーシアのマハティール首相は、「ソロスのせいだ!」と公式に非難しました。
現在、世界中でIMFの資金なしではやっていけない国々が増加しています。

これは、アメリカ発世界金融危機の結果起こっているのですが、

・世界で起こる金融危機はアメリカの利益になる(ドル還流が強化される)

・アメリカが望めば、危機を人工的に起こすことも可能

と知っておくことは重要です。


▼まとめ

まとめておきましょう。

まず、アメリカが現在抱えている最大の問題は?

・100年に一度の経済危機

これを解決するためには?

・財政支出を大幅に増やす必要がある
今年の財政赤字は200兆円(!)に達する見通し

・すると、すでに世界最大の借金国家であるアメリカは、「国家破産」の可能性が出てくる

それを起こさないために?

1、ヒラリーさんは、「中国が金を貸しつづけてくれるよう(つまり米国債を買い続けるよう)」お願い営業する

2、ゲーツさんは、見えないところで反米諸国ロシア・イラン・ベネズエラ政権を苦しめる

なおかつ世界中で紛争を起こし、アメリカに資金を集中させる

3、ガイトナーさん・サマーズさんは、「超エネルギー革命!」を起こし世界が「自発的にドル買い」をするよう工作する

さらに、世界中で金融危機を演出し、アメリカに資金を集中させる。


4、エマニュエルさんは、オバマさんがイスラエルを裏切らないよう監視する


となります。

いずれにしても、ソ連を崩壊させたレーガン・ブッシュパパ時代の経験、空前の好景気を謳歌したクリントン時代の経験をひとまとめにして、彼らは国難にあたります。

ただし、「ライフサイクル衰退期」というネガティブな流れが、アメリカを押しつぶしてしまうかもしれません。

人知 対 ライフサイクル

歴史は、人知に軍配を上げたことが一度もないのです。(おわり)


●PS1

ちなみにキムタク総理は、傀儡になることを拒否し、神林先生の意
図に反する行動をとるようになっていきます。

オバマさんだって、自分の意志で動く可能性もある。

そんなときは、いろいろスキャンダルが出てくるでしょうから、すぐわかるでしょう。
(転載終了)


<自分のコメント>

ロシア政治経済ジャーナルでオバマ政権に対する鋭い分析が掲載された。
オバマ政権の閣僚の役割が個別に予測されている。
各閣僚には、アメリカの延命を担う役割が与えられていると。
アメリカの有利になるように、世界中を巻き込んだ戦略を行う閣僚軍団という分析だ。
また、オバマ大統領がイスラエルからはなれないように監視する役割まであると。
この分析の観点で世界の側からからオバマ新政権を見ると、ろくでもないことを目論んでいると感じるだろう。
世界のことを考えて政権運営するのではなく、アメリカの利益のために世界を利用する予定らしい。

また、オバマ氏が独自に動き始めた場合に、権力のメディアを総動員したスキャンダル合戦が行われるだろうと予測している。
詳しく調べられていて勉強になる記事だと思う。

私が記事の著者と考えを異にしているのは、オバマ大統領も含めて閣僚スタッフはアメリカの利益を考えていない、ということだ。
それでは、世界平和を考えているのかというと、そうではない。
アメリカを破壊し、世界を破壊し、新しい秩序の形成を目論んでいる可能性が高いと思っている。
そうでなければ、ここまで貿易赤字を拡大させないし(関税をかければいいだけ)、外貨準備金も少なくしないだろう。
また、イスラエルを支持し世界を敵に回す必要はないし、911のような自作自演のテロも起こさないだろうし、金融バブルも作り出す必要は無いとおもっている。
全ては、アメリカ発の金融バブルとその崩壊を創り出し、世界大恐慌をおこすためのスイッチにアメリカを育成したと考えている。
アメリカを支配しているのは、アメリカ人ではない。
アメリカをコントロールしているのは、上記の記事にもあるようにイスラエルロビーであり、その実態は国際金融資本といわれる巨大財閥の連合体だ。そこがFRBの株主になり、アメリカの政治経済を支配している。
破壊しているように見せて破壊しては、アメリカ人の反乱がおきる。
救済しているように見せて破壊することが、偽りの民主主義の基本原理だ。
働いた人間が報われる社会を、と叫んで、働いている労働者が報われない構造改革を行い、労働環境を悪化させた小泉政治が典型だった。
地獄の道は善意で舗装されている。

オバマ政権は国際金融資本のために、アメリカも世界も利用する予定というところが真相だと思う。

偽りの民主主義を終わらせ、真理のある民主主義を目指さない限り、この悲劇は繰り返されていく。

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