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黒字でも廃業することがある事はご存知ですか?
「うちはまだ大丈夫かな」
そう思っている間にも、少しずつ進んでいくのが
事業承継の問題です。
※事業承継とは、会社の経営や資産・権利を、後継者(親族や従業員、第三者)に引き継ぐことです。
特に中小企業では、後継者がいないことを理由に会社をたたむケースが増えています。
実はその中には、きちんと利益が出ている黒字の会社も少なくありません。
「順調なのに、なぜやめてしまうの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、今回は事業承継のお話をしていきたいと思います。
■ 後継者がいないとどうなるの?
後継者が決まっていない場合、会社は大きく3つの道を選ぶことになります。
① 会社をたたむ(廃業)
② 他の会社や人に引き継ぐ(M&A)
③ 社員や身近な人に引き継ぐ
この中で、実はいちばん多いのが「廃業」です。
■ 黒字なのにやめる理由
「赤字ならまだしも、黒字なのに?」と思いますよね。
でも現実には、無理に続けずに区切りをつける選択をする方も多いです。
※なお「廃業」は倒産とは違い、経営が苦しくて続けられないのではなく、自分の意思で会社を閉じることをいいます。
① 経営者の高齢化
中小企業の経営者は、60代後半〜70代の方が多いです。
長年頑張ってきた分、体力や気力の面で「そろそろ限界かな」と感じることもあります。
ただ、そのときに引き継ぐ人がいなければ、自然と廃業という流れになります。
② 子どもが継がない
「子どもが継ぐものだと思っていた」という声もよく聞きますが、今はそうとは限りません。
・安定した会社で働いている
・別の道に進みたい
・責任の重さに不安がある
こうした理由で、親の会社を継がない選択をする人が増えています。
③ お金や手続きのハードルが高い
会社を引き継ぐには、思っている以上に手間と負担があります。
・株の引き継ぎ
・相続税や贈与税
・借入金の保証の問題
こういったことが重なり、「簡単には引き継げない」と感じてしまうケースも多いようです。
④ あえてきれいに終わらせる選択
少し意外かもしれませんが、前向きに廃業を選ぶ方もいます。
「無理に続けて、社員に不安な思いをさせたくない」
「元気なうちに整理しておきたい」
こうした考えから、あえて区切りをつけることもあるのです。
■ 廃業するとどうなるの?
会社をたたむと、いろいろな影響があります。
・働いている人は次の仕事を探すことになる
・取引先との関係が終わる
・長年続けてきた仕事がなくなる
そして何より、「本当は続けられたかもしれない会社」がなくなるのは、少しもったいないことでもあります。
■ 早めに考えておくことが大切
難しそうに感じるかもしれませんが、大切なのは「早めに考えること」です。
・子どもに気持ちを聞いてみる
・会社を引き継いでくれる人がいないか考える
・専門家に少し相談してみる
事業承継は時間がかかるものなので、早めに動くことで選べる道が広がります。
■ いちばん気をつけたいこと
後継者がいないことよりも、
「何も決めていない状態」のほうが実はリスクです。
・続けるのか
・誰かに引き継ぐのか
・区切りをつけるのか
どれを選んでも大丈夫です。
少しずつでも考えていくことが大切です。
■ おわりに
事業承継は、会社の話であると同時に、家族のこれからにも関わるテーマです。
だからこそ後回しにしがちですが、
「もう少し早く考えておけばよかった」と感じる方も少なくありません。
もし少しでも気になる方がいらっしゃるなら、
「まだ早いかな?」と思う今が、ちょうどいいタイミングかもしれません![]()
実は、もっと早く知っておけば防げたケースも少なくありません。
では、具体的にどう準備すればいいのでしょうか?
次回は事業承継でつまずかないための進め方を、ご紹介します![]()
