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最近じわじわ話題になっている「エアコンの2027年問題」。ご存知ですか?


「なにそれ?」という人も多いのではないでしょうか。


これは簡単に言うと、2027年以降、古いエアコンの修理が難しくなる可能性があるという問題です。


※呼び名は専門用語ではありません。


理由は、エアコンに使われている「冷媒(れいばい)」というガスにあります。



冷媒の規制が強化されている


現在主流のエアコンには「R410A」という冷媒が使われています。



しかしこの冷媒、地球温暖化への影響が大きいとされ、国際的な枠組みである

※1キガリ改正によって、段階的に削減することが決まっています。


※ 1モントリオール議定書の改正で、HFCの生産・消費量を段階的に削減する国際合意の事です。


日本でもその流れを受け、より環境負荷の少ない「R32」などへ移行が進んでいます。


つまり何が起きるかというと


古い冷媒を使うエアコンの部品供給やガスの確保が、今後どんどん難しくなる可能性があるということです。


また、家庭のエネルギー消費量のうち、およそ3割を冷暖房が占めていることをうけ、国が2027年度を目標に家庭用エアコンの省エネ基準を厳格化する様で、メーカーは省エネ基準を達していない機種を製造できなくなります。




なぜ2027年なの?


メーカー各社はすでに新冷媒へ移行しています。

しかし、修理用部品の保有期間は一般的に「製造終了から約10年」とされています。


2017年前後に旧型エアコンを購入した家庭では、

2027年ごろから修理ができなくなるケースが増えると予想されているのです。


つまり


「まだ動くし大丈夫」と思っていたエアコンが、突然修理不可になる可能性があるということ。


特に夏の故障は命に関わるレベル。

日本の猛暑を考えると、これは他人事ではありません。



価格も上がる可能性が?


さらに気になるのが価格です。


環境対応型エアコンは高性能化が進む一方、

原材料費や輸送費の高騰もあり、本体価格はじわじわ上昇傾向


加えて、省エネ基準も年々厳しくなっています。


代表的なメーカーである

ダイキン工業

パナソニック

なども高効率モデルへの移行を進めており、

旧モデルは徐々に市場から減っていきます。


需要が集中するタイミングでは、品薄や値上がりが起きる可能性もあります。



今すぐ買い替えるべき?


では、今すぐ買い替えた方がいいのでしょうか。


答えは「状況による」です。


・製造から8年以上経っている

・冷えが悪くなってきた

・電気代が高いと感じる


こうした場合は、買い替えを検討するタイミングかもしれません。


最新モデルは電気代がかなり抑えられるため、

長期的に見ると家計にプラスになるケースもあります。



家電も資産管理の時代


住宅ローン、教育費、老後資金etc...

お金のことはつい大きなテーマに目が向きがちです。


でも実は、こうした「生活インフラ家電」も立派な家計リスク。


壊れてから慌てるのではなく、

「いつ買ったか」「あと何年使えるか」を把握しておく。


それだけで、突然の出費は防げます。


2027年問題は、環境政策と家計がつながっていることを教えてくれるテーマでもあります。


まだ動くではなく、

いつまで安心して使えるか


一度、我が家のエアコンの製造年を確認してみてはいかがでしょうか


巷では10万以下のエアコンが製造中止になり、6畳用でも15万~の機種になるという予測も出ています。


今まで数万円で購入出来ていたエアコンの製造が終わり、価格爆上がりのエアコンが市場を占める時代がやってくるのかもしれません。


エアコンは冬につけた方が安い(在庫調整や決算セールでお得に買える場合がある為)なんて話も聞きますが、爆上げ前の駆け込み購入が増え、付けたいと思う時期に付けられずに困るなんてことも無きにしも非ずですよね。


エアコンの新規購入に関しては、国や自治体から出ている助成金の対象になる人もいるかと思いますので、購入時には助成金の確認もお忘れなくキラキラ