BCG日本株の効用について、またちょっと学んだ(気がする)ので、書き留めておきます。

 

BCG日本株が、IL(インターロイキン)-1, 6, 24 を誘導することは、2007年のこの論文に書かれています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1932948/

 

我が国のゲノム研究の第一人者である西川伸一先生が代表をされているNPO法人オール・アバウト・サイエンス・ジャパン(AASJ)の論文ウォッチで、BCGと新型コロナウイルスの関係について、考察がされています。
https://aasj.jp/news/watch/12665
「詳細は省くが、他の研究結果も総合して、BCGは直接IL-1βを誘導するが、これが血液幹細胞に作用してエピジェネティックスを再プログラムし、さらにIL-1βなど重要なサイトカインが出やすい体質に変え、これがウイルス抑制効果につながるというシナリオだ。」と書かれています。

 

今日読んだこの記事によると、新型コロナウイルスは人の免疫システムを起動させずにステルスで体中にはびこって、それから急に免疫システムが目を覚まして大騒ぎしてサイトカインストームを起こすため、人によって急に崖から落ちるように容態が悪化して重篤化すると書いてあります。遅れてやって来た自らの免疫システムの暴走で、自らを攻撃してしまうのです。
https://www.theatlantic.com/…/coronavirus-immune-re…/610228/
そしてその主犯は、IL-6 のようです。

 

と云うことは、BCG日本株を接種していると、訓練免疫によって早めに免疫システムが起動し IL-6 が誘導されて、防御活動が行われるので、そうでない人の場合に時既に遅しとなって緊急事態でサイトカインストームが起動され、IL-6 などが大量に放出され、その結果自らを死に至らしめる事態になることが少ない、ということなのでしょうか。専門家でないので不確かですが、論理的に積み重ねていくとそうなります。

 

そうは云っても、私たちがやらねばならないことも、医療現場が大変なことも、何も変わりはしないのですが。
ただちょっとだけ、私たちはラッキーかも知れません。