こんにちは![]()
マネササイズ! チーフトレーナーのナカミチです。
何を以ってフツーなのか?
今回は日本人の金融資産や負債の話を通じて、97%という数字の意味を考えます。
§二人以上の世帯の貯蓄
総務省統計局は、「家計調査」というものを毎月行っています。
一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯の方々を対象として,
家計の収入・支出,貯蓄・負債などを調査するものです。
この調査によると、二人以上の世帯で、貯蓄ゼロ世帯を含めた貯蓄額の中央値は1016万円です(2017年)。
中央値とは、上から順番にナンバリングしたときに、ちょうど真ん中に来る人の実態を表します。
なぜ平均値でなく中央値を使うかというと、一部の高めの貯蓄世帯平均値を引き上げてしまい、
実際の感覚と実態がかけ離れてしまうからです。
§負債を抱える世帯は37.5%
二人以上の世帯で、負債を抱える世帯は37.5%あります。
つまり3世帯に一つは負債を抱えていることになります。
負債保有世帯の中央値は1060万円、平均値は517万円です。
約9割は住宅や土地のための負債となっています。
§97%がフツーの人であるとは
さて、国内では1億円以上の金融資産を持つ世帯を富裕層と定義されていますが、
その世帯は約114万世帯と言われています。これは人数にすると300万人弱で、
日本の人口の約3%に当たります。
つまりそれ以外の97%の人は富裕層ではない、非富裕層=フツーの人であるということです。
フツーの人は、身近なお金の問題を普段意識しながら、日常生活を送ります。
であるからこそ、生活のお金については学ぶ必要があるのですね。
以前のブログ「フツーの人がFPを知れば生じる3つのメリット」もご参照ください。
以上、今回のマネササイズ! でした。
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