先日の8月22日に、女性芸人の草分け、内海桂子さんが逝去されました。97歳の大往生でした。好江さんとのコンビで人気があり、歯切れの良い芸風が印象的でした。
 内海桂子さんは千葉県の生まれで、東京浅草で育ちました。幼い頃、父親が行方不明となり、父親の顔を知らないまま育ったということです。
 そして、尋常小学校3年生の時に神田の蕎麦屋「更科」に子守奉公に出され、その後、漫才の道に入ったそうです。
 私は、3年ほど前、自宅近くにある潮田神社にお詣りした際に、その神社の鳥居に刻まれた「潮田牧場 小野玄三建立 大正13年9月」という文字が気になって、インターネットで調べてみたんです。動機は、工場地帯になぜ牧場があったのだろうという素朴な疑問からでした。
 すると、意外なことに、小野玄三さんと内海桂子さんとの関係が記されていたんです。