東京都美術館で3/6まで開催の、女子美術大学の卒業制作展「JOSHIBISION2020」を見にいく。
上野公園へは、上野駅公園口から直結していて驚く。
横断歩道がなくなったことで落ち着いて公園に向かえるのがいい。

JOSHIBISION2020

JOSHIBISION2020 “アタシの明日”　女子美術大学(大学院/大学/短期大学部)学生選抜作品展・女子美術大学付属高等学校卒業制作展 | 女子美術大学・女子美術大学短期大学部大学院・大学・短期大学部から選抜された学生による作品展。タイトルの「JOSHIBISION」は、JOSHIBI×EXHIBITION×VISIONをつないだ造語です。今を生きる、等身大の学生たちのさまざまな視点が集まり、ともに未来を見つめていこうというメッセージが込められています。ひとりひとりの明日を、豊かな創造力で切り開く姿を、多様な表現のひとつひとつから…

www.joshibi.ac.jp

展示会は期間中、オンラインでも公開されている。

こちらから。

JOSHIBISION 2020 －アタシの明日－ | 女子美術大学（大学院、大学、短期大学部）学生選抜作品展JOSHIBISION 2020 －アタシの明日－ | 女子美術大学（大学院、大学、短期大学部）学生選抜作品展

www.joshibi.net

気になった作品を紹介したい(作者名は敬称略)。

「殻の子」　ラセイブン
白鳥の親子を主人公にした絵本。過保護な親と子どもの自立。

母の白鳥は子供をゴミ置き場にあったプラスチックのカプセルに閉じ込め鍵をかける。
しかし子は天敵の猫に殻を空けてもらい、生きていくために必要な事を学んでいた。
ある日、子は体当たりで殻を割って羽ばたいていく。
考えさせられる。

「とある星の一日」　宗像里奈
子供の頃の工作のような自由な造形。楽しい気分になる作品だった。

「喪失と記憶から導かれる世界」　五十嵐未来
ある日、すべてがわからなくなってしまった祖父の服を裂き織りにしてつくられた服。

記憶が交錯するように見えた。
無限に続くと思われた日常は、実はそうではないという事を感じたそうだ。

「微睡みの春」　米田有羽
床に寝そべる大きなピンクのパンダ。
前に読んだ『現代アートバブル』で、アートをそばに置くことは難しい事ではないとあった。
なるほどこのような作品となら一緒に暮らしてみたい。

いろいろなジャンルの作品があり、感性が揺さぶられる。

オンライン展示会もあるのでぜひおすすめしたい作品展だった。

【3/6まで】JOSHIBISION2020 女子美術大学学生選抜作品展