1月10日、チェンセン→チェンコン。
ゴールデントライアングルで、タイ・ラオス・ミャンマーの三カ国の国境を一度に見、超興奮したうちら。
続いて向かうはラオス!国境のあるチェンコンに向かい、今日中にラオスインするぞ!
昨年からやっけ、日本人がヴィザ無料になったんって。
気楽に行けてええですわい。
チェンセンのメコン川沿いにチェンコン行きのソンテウ乗り場がございます。
チェンコンまでは52km位か?
ちゃんとしたバスでもないただのソンテウ(トラックの荷台に無理やり座席作った乗り合いバス)やのに80バーツ(280円)もかかるとな。
高っけーよ!
でも、乗り場近くに英語で貼り紙してあり、80Bとありましたわ。
はいはい、わっかりましたー、払いますー。
しかも、人数が集まり次第の出発なんで、いつ出発かは未定なんですと。
チェンライ行きのバスが頻発しょうるんで、チェンライに戻って、チェンライバスステーションからチェンコン行きのバスに乗ったほうが便利そうやけど、来た道戻るんも味気ないしつまらんので、メコン川沿いをソンテウでのんびりとチェンコンまで移動するほうが楽しいっかな~ってさ。
ではでは、うちらのふんだりけったりの悲劇の始まりです。
昼の11時半前にチェンコン行きのソンテウ乗り場到着。
ちょうど前の便が出たばっかで、15人集まらないと出発しないのだそうで。
しゃぁないけん、待つっきゃなかろう。
当初の予定では、昨夜はもうラオスに入っとったはずやけど、昨日からなんでか乗り継ぎ悪いし、ペースが狂ったけん、今日も下手したらラオスインできないのか?なんて多少の不安を抱きやした。
しかーし、うちらが一番に乗り込んでから10分程度で10人ほど集まった。
こりゃぁ、出発もすぐやろう!ってうかれたのもつかの間。
それから1時間半後に、やっとこさあと5人集まったのでした。
はぁ、長かったべ~。
つまり、こんなとこで2時間弱も待ちぼうけ~。
ソンテウは田舎道、メコン川沿いをぐんぐん走ります。
景色がいいったりゃありゃしない!
もう、ほんま田舎ビュー、ええわ~。
四国アイランドを思い出すじゃねぇかよ。
1時間ほど走ったとこで、うちら降ろされた。
ここが中継地点で、あと1時間後の3時にチェンコン行きのソンテウが来るから乗り換えろと。
半分の40バーツだけ払わされ、おっちゃんチェンセン方面に戻って行っちゃった。
良く見たら、日本人らしき親子と西洋人のおっちゃんもそこにおったんやんか。
しかも、西洋人のおっちゃん、うちらがチェンセンでぎりぎり乗れんかったあの前の便のソンテウに乗っとった人っぽいわ。
彼は、2時にチェンコン行きが来るからここで待て!と降ろされたらしい。
2時になったら、次は3時だ、と言われたらしい。
日本人親子はうちらと逆方面。チェンコンからチェンセンに向かっていた。
うちらはチェンコン行きが3時に来る、と野放しだが、親子は、
「今日はもうチェンセン行きは修了した。チャーターしか行く手段がない!」
と高額な値段を言われていた。
チェンセンなりチェンコンなりを14時までに乗れば大丈夫やと乗り場に書いてあったやんかー!
日本人パッカーをなめんなよ~。
この親子、娘さんは同い年位で、お母さんもうちのおかん位。
旅なれていたその親子は、長いことごねてごねて、高い金払う位なら野宿する!の勢いで長時間奮闘した。
結局、正規料金よりもたったの10B(35円)高いだけの50Bで決着を着け、チェンセンに向かっていきました。
親子でベタな高額なパックツアー旅行するんとちゃうくって、地元民と触れ合いながらのバックパック旅行ができるなんて、ほんま素敵やな!って思いました!
ツアーも使わず、パッカースタイルでゴールデントライアングルへ向かうんだってさ。
欧米人ではよく見る高齢者夫婦のパッカースタイル、日本人のおっちゃん・おばちゃんも欧米人のええとこ真似して、旅を楽しんだらええのに。ほんま、心からそう思いますわ。
笑顔で親子をお見送り。
うちらは3時に来るソンテウを待つしかなかろう。
西洋人のおっちゃんと3人でひたすら待つ。
おっちゃんはオランダ人。
久々に西洋人パッカーとゆっくり話したな。そういや。
目の前が学校やって、バレーボールとバスケのシュートの授業しょったんで、塀から見学して暇つぶし。
タイのバレーはヘディング有り、なんならサッカーみたく足技もありでなかなか白熱しており、あたいもついつい夢中で見学してしまいましたわ。
向こうの方から、女の子が日本語で
「こんにちわー!」
ゆうてくる。
おっ!こんなど田舎で日本語か?
「こんにちわー!」
女の子が寄ってきた。
「私は日本語が少しできます。」
やって!びっくりした~。
独学で勉強しているそう。
たった14歳なのに!
すんげーなぁ。
お姉さん、感動したわ~。
まだ日本語が完璧には程遠かったんで、チェンコン行きのバスの話までは残念ながら通じず。
最後にお互い記念撮影をして別れた。
いやぁ、それにしてもびっくりしたわ~。
そして3時が過ぎました。
ソンテウは来ません。
来ても止まってくれません。
ここで終わりだと、車庫に入るしで。
ありゃりゃ、どういうことじゃ???
なんだかやばくねぇか???
---後編へ続く---