ブラック・ショーマン
シリーズといっていいのか
第2段。短編集。
主人公は元マジシャンの
バー「トラップハンド」の
マスター 神尾武史と、
文光不動産リフォーム部の
建築士 神尾真世。
二人は叔父と姪。
*トラップハンド*
バー「トラップハンド」に
男女カップルが来る。
男が女に仕掛ける。
が、マスターが回避する。
カクテルに秘密があるけど、
そういう隠し技知ってるのも
マスターらしい。
*リノベの女*
真世は上松和美のマンション
のリノベを頼まれた。
しかしその女性は替え玉の
末永奈々恵だった。
*マボロシの女*
智也はサックス奏者の背後で
ウッド・ベースを弾いていた。
柚希はライブの後で智也と
バー「トラップハンド」で
会う約束をしていた。
ところが智也は交通事故で
この世を去った。
智也には妻の高藤涼子がいた。
*相続人を宿す女*
富永良和と朝子夫妻にリノベ
を頼まれた真世。
その家は息子のものだったが
亡くなっていた。
息子の奥さんは離婚して8か月
も経ってとんでもないことを
いってきた。
奥さんには相続権はないが
お腹の子には相続権があると
いいだしたと。
これからがちょっと複雑。
医療にくわしい東野さん
らしい展開。
*続・リノベの女*
リノベの女の続編。
母、末永久子の知り合いが
亡くなったはずの娘、奈々恵
を見たと、連絡してきた。
そこで久子は施設の職員
石崎直孝に調査をたのむ。
これも裏があって武史や真世
が活躍する。
*査定する女*
陣内美菜は時々武史に男性の
査定をたのんでいた。
本命の男性をバー「トラップ
ハンド」に連れていった時
事件はおこった。
この話は好みじゃなかった。
どの話も簡単ではないお話。
さすが東野さんです。
バーといえば都会的なおしゃれ
な雰囲気が大人っぽい。
年始めからいい作品にめぐり
逢いました。
***
メルカリで本売れました。
早く売れてよかったです。
郵便局に行かなくちゃ。
見ていただき
ありがとうございました。