とても久しぶりの更新です。
この本を読んだのは半年くらい前なのですが、なかなか書けませんでした。
なんだか、集中力が続かないんですね。
もしかしてボケてきたのでしょうか…
そんな話はどうでもいいんですが、この本、ものすごく面白かったです。
この著者は、事件の真相を知りえる人物の身内ということで、昔の写真や当時を知る証言など、この事件に興味のある方なら必読といってもいい内容だと思います。
下山事件といえば、昭和の怪事件として有名ですが、この本を読めばかなりの部分まで謎が解けます。
国鉄総裁が、大量解雇騒動の最中に自社の線路に飛び込む?あり得ない。
元々下山総裁は、現場からのたたき上げで運転士の親方として過ごしてきた人物であり、列車に飛び込むのがどれだけ現場で迷惑になるのか熟知していた。
その総裁が、自殺の方法に轢死を選択するのはあり得ない、というのが当時の国鉄内部の空気だったそうです。
まったく同感。
そして、よく言われる生体轢断か死後轢断か。
これも、現場で遺体を実際に見た人物が、まったく血がついていなかった、と証言していることでも分かる通り、状況からは死後轢断しかあり得ない。
列車に付着していたのも、ゼリー状の血液だった。
東大法医の司法解剖でも死後轢断となっている。
こんな状況で、生体轢断であり自殺という説を出してくることが、そもそもおかしい。
元々GHQ、政府は他殺の見解だったのが、捜査一課を中心に自殺へと傾いたという。
そんな誘導をするのは、真相を隠す意図があったとみるのが自然だと思う。
そしてその真相とは。
詳しいことは本を読んで下さい。
現在の原発問題の基礎がこの時代に出来たということも分かると思います。
あと、タイトルにもしましたが、この本を読んで、日本の右翼の正体がよく分かった。
日本で右翼というのは、左翼の反対、共産ソ連に対抗する(今なら中共に対抗する)アメリカ様の飼い犬という意味だと。
よく日本は反共の砦とか言いましたが、そういうことです。
日本では親米アメポチが保守、愛国。
右翼の大物、というのは、要するにアメリカ様の下で日本を管理する権利を任された売国奴。
ちまたでは白州次郎なんかがもてはやされてますが、ほんとにお笑いです。
在特会などの自称愛国団体が、なぜ原発を礼賛するのか。
それは、親米保守だから。
彼らにとっては、まず宗主国アメリカ様のご機嫌を伺うことが第一。
下の方にいるのは、それが愛国だと本気で思ってるだろうけどね。
日本が放射能だらけになろうと、日本人が人体実験されようと、それが経済のためだと言われれば、そうなのか、と納得出来る程度の愛国。
本気で放射能は体にいいとか信じているし。
こういうエセ愛国保守と、本当の保守が区別されてないのは困ったことです。
特に、エセ愛国者は、自分たちの意見が受け入れられないとなると、相手を左翼と認識しますw
そうなると、日本には共産主義者とアメポチしかいなくなることになるw
完全に笑い話ですな。
ということで、日本には右翼も左翼もいりません。