コンティニューズ、本当に素晴らしいショーで、羽生選手の演技についても、プルシェンコさんの演技についても、また他の方々の演技についても

 

その素晴らしさについて語りたい事はたくさんあったのだけれど

 

昨日の発言が重すぎて

 

私はまだちょっと立ち直れていません。

 

よく聞くと、彼は「死のうと思った」と言ったのではないんです。

 

何度も」「死のうとした」のです。

 

「自分はなぜ生きているんだろう」と思いつめて。

 

自分が命がけてやってきたことを全否定されて

 

生きる意味さえわからなくなってしまったのかもしれません。

 

死のうとした時期がいつだったのか

 

1度はきっと2012年の全日本の後のことだったかもしれません。

 

そしてもう1度は多分

 

2016年のワールドの後、長く日本に帰ってこなかった時期かもしれません。

 

ガセブンの記事が出たのが1月。その時もそうだったかもしれませんけど

 

情熱大陸で「孤独だ」発言があった頃です。

 

でも私が想像するに多分、その時よりもさらにワールド後の方が辛かったのではと思います。

 

2週間、夢でうなされるほどだったと言っていたし

 

何よりあの時の全方位からのやられ方は半端なかったですからね。

 

そしてもしかしたら上海ワールドの前に私たちの目の前から消えた時期もそうだったかもしれないと思います。

 

何度もという事は1度や2度ではないでしょうから。

 

正直

 

結構な修羅場だったのではないかと

 

私はお母様の立場だったら耐えられたかなと

 

思います。

 

結弦くんがお母様に対する感謝が強いのは

 

そんな時いつも寄り添って支えてもらったからなんでしょうね。

 

いずれにせよ

 

裏で何が起きていたかなど、ファンには知りようもないので

 

羽生選手がこうして語ってくれるのはショックではありますけど逆に有り難いです。

 

語ってくれなければ永遠に闇に葬られて終わりでした。

 

日本では残念なことに

 

多くの若い人たちが学校や社会でいじめられて何も語る事なく自殺の道を選んでいます。

 

いや

 

語ったとしてもそれを握りつぶされて終わっていることもある。

 

たとえ遺書が残されていたとしても、遺族が語りたくないことも多いでしょう。

 

ひどい時には

 

学校側が生徒に「〇〇くんは転校した」と偽って

 

彼の友人たちの誰一人、死んだことさえ知らされていなかったという事件もありました。

 

実際に、仙台であった話です。

 

あの強気(に見える)羽生選手が、どんな時でも前向きに見える羽生選手が

 

崖っぷち大好きヤホホーイという羽生選手が

 

本当は

 

どれだけの絶望と

 

孤独を抱えつつ

 

深い闇の中でもがいて来たのか

 

目の前に不気味に広がる深い死の淵を覗き込みながら

 

それでもギリギリのところで踏みとどまって

 

薄氷を踏むような思いで成し遂げた

 

それがあの五輪二連覇という偉業だったのかと思うと

 

正直、背筋が寒くなります。

 

シーズンの始め彼が「命を懸けて」と彼が言ったとき

 

毎度のことながら「大げさな」とか一瞬、思うのだけど

 

それは本当にそのものの意味だったと、後になって思い知らされるのが結弦くんです。

 

あれは自分の今までのキャリアと

 

これからのキャリアの全てを賭けた大勝負だったと

 

彼は五輪後の記者会見で言いました。

 

つまりは全てを失うかもしれないというロシアンルーレットのような勝負。

 

もし失敗していたら

 

彼は果たしてそこから立ち直ることができただろうか。

 

多分

 

耐え難いほどのバッシングを受けて

 

潰れていたかもしれない。

 

潰れていたというよりも

 

もしかしたら

 

考えるのも恐ろしいことだけど

 

今、生きてはいなかったかもしれない。ガーンガーンガーン

 

そこまでの話だったのかも。

 

 

けれども彼はその勝負に勝った。

 

怪我も完全に癒えぬまま競技会に戻ってきて、最後は勝利者として表彰台の一番上に立つことができた。

 

本当に良かったと心から思います。

 

彼が「生きてて良かった」と言ったのも

 

「幸せ」と言ったのも

 

死の淵を覗き込んだことのある人間だからこそ、そしてどん底に沈んだことのある人間だからこその言葉であったと

 

今更ながら思います。

 

そして羽生選手を絶望の淵から救ってくれて

 

五輪での勝利をもたらしてくれたものは

 

P&Gでのプル様の助言だったのですね。

 

彼自身が話してくれました。

 

憧れている人が自分を信じてくれたから

 

自分ももう一度自分を信じてみようと思ったと。

 

プル様にもありがとうですね。この時の彼の真剣な表情は忘れることができません。

 

 

 

そして今回集まってくれたスケーターたちは

 

都築ファミリーという繋がりもあるでしょうけれど

 

どんな時も絶対に彼を裏切らなかった人たちなのだろうなと

 

見ていてつくづく思いました。

 

お互いの信頼関係が半端ない感じ。

 

あの思い切った発言もおそらく

 

ジョニーやプルシェンコさんに背中を押されての発言だったと私は受け止めました。

 

プルシェンコさん自身も若い時に散々叩かれた人だし

 

ジョニーも性的マイノリティということで差別も受けたし、叩かれ続け、失意のバンクーバーの後、プルに声をかけてもらってKings on Iceに招ばれました。当時とてもプルさんを慕っているのがわかりましました。

 

だから羽生選手が今回、この二人に背中を押してもらったことは確実だと私は思っています。

 

泣き寝入りせずに戦えと。

 

そしてあのようなことは

 

五輪二連覇という偉業を達成した羽生選手だからこそ言えることだし

 

逆に彼が言えなければ

 

他のスケーターたちは誰も何も言えないということなんですよ。

 

スケーターだけでなく

 

他のスポーツ選手だとか芸能人だとか、一般の人たちも含めて。

 

だからこそ

 

彼は声を上げたのだと思います。

 

「いじめを見て見ぬ振りをしないでください」

 

「声を上げてください」

 

それが彼の心の叫びであり、彼からファンへのメッセージだと思います。

 

尾木ママ、羽生ファンを公言するあなたも今、頑張りどきですよ。

 

羽生選手の言葉をスルーしないでくださいね。

 

 

そして私たちファンは何をすべきかという問題ですが、

 

だからと言ってやたらに凸しまくれば、どこぞの悪質と変わりなくなりますし

 

揚げ足を取られてぐちゃぐちゃにされて終わりです。

 

でも

 

やはり事実と異なることがあれば、それをこまめに指摘して訂正するとか

 

誹謗中傷があれば抗議するとか

 

そういう風に少しづつ地道にやってゆくことが大事なのかなとは思います。

 

なかなかネット言論の中で落ち着いた議論をすることは難しいし

 

炎上狙いの連中が常に揚げ足を取ろうと狙っていますから

 

行動すると言っても本当に難しいことなんですよね。

 

スルーする知恵も必要な時があります。

 

けれども世界の宝のような選手が

 

何の落ち度もないのに

 

どうでもいい些細なことで死にたくなるほどのバッシングを受けるような事態

 

(まあボストン後のゴーデニもそうでしたけど)

 

それをスルーして放置する(=黙認する)ことが良いことではないことだけは事実でしょう。

 

羽生選手、最後のTime to say good-byeの中で、仮面を取る仕草をしていました。

 

これからは本音で生きてゆく。

 

そういう宣言でもあるのかなと私は思いました。

 

 

 

 

 

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