AIが命の選別を始めた。
■製作
監督&脚本:入江悠
■主な出演
大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、三浦友和、広瀬アリス、芦名星、田牧そら
■あらすじ
天才科学者・桐生浩介が亡妻・望と共に開発した医療AI「のぞみ」によって個人情報と健康が管理されている2030年、日本。いまや社会インフラとして欠かせない存在となった「のぞみ」だが、ある時、突然、暴走し、生きる価値のない人間を選別して殺戮するという恐るべき事態に陥る。警察庁警備局理事官の桜庭誠は、AIを暴走させた犯人として桐生をテロリストとして断定する。身に覚えのない桐生は逃亡しながら「のぞみ」の暴走を阻止しようとする…。
■感想
入江悠監督によるオリジナル脚本。
そこまで期待していなかった割には楽しめました。でも既視感というか、映画「マイノリティ・レポート」や竹宮恵子の「地球(テラ)へ…」を彷彿とさせることもしばしば。命の選別を始めるあたりは、映画「ガタカ」ぽくもあったかな?
個人の遺伝子情報が管理されているうえで、例えば、住宅購入(あるいはエアコン購入?)すると部屋が勝手にその人にとって適温になってくれるなんて場面では「なんて便利な世の中なんだ!」と思ったものの、
話がある程度進んでいくと「あらゆる個人情報がAIによって管理されてしまうって怖い!(しかも国ではなく民間企業が開発したAIに)」と思うように…。
いつ、何処にいても、常に「あなたは◯◯だからもっと早く歩きなさい」とか「あなたは◯◯だからこれは食べないで、あれを食べなさい」なんて
個人差があるから皆が皆、同じ行動にはならないにしろ、常にAIに指示されて、指示通りに動くことで幸せが確立したとしても、それを当たり前と思ってしまうなんて末恐ろしい!!
そしてAIが進化するたびに利用金額も跳ね上がるのか、格差もうまれて全ての人がAIによる管理を享受できなくなっていく。
劇中、「のぞみ」を運営・管理する、賀来賢人扮する西村悟の会社「HOPE社」付近で、「のぞみ反対!」のデモを繰り広げる人がいて、それを「だから何?」「しょうがないでしょ」的な顔で通り抜ける社員たち…。
まぁ、犯罪者の追跡なんかで役立ったり(顔認証だけでなく、骨格、歩き方のクセ、思考回路などを完全把握して、つねに先回り)、納税など義務を怠らないようお知らせが来る?という面では、国民にとってはありがたい話ではあるけれど
なんでもかんでも便利になってしまうというのも考えものだなぁと思いました。



2030年。人々の生活を支える医療AI〈のぞみ〉の開発者・桐生浩介(大沢たかお)は、その功績が認められ、娘の心(田牧そら)と共に久々に日本に帰国する。
英雄のような扱いを受ける桐生だったが、突如、〈のぞみ〉が暴走し、人間の生きる価値を合理的に選別し、殺戮を始める。
警察庁警備局理事官の桜庭誠(岩田剛典)は〈のぞみ〉を暴走させたテロリストを桐生と断定し、日本中に張り巡らされたAI監視網で、桐生を追い詰める。
桐生が開発したAIを管理していたのは、亡妻にして共同開発者の望(松嶋菜々子)の実弟・西村悟(賀来賢人)だった。
西村も奔走する一方、所轄のベテラン刑事・合田(三浦友和)と捜査一課の新米刑事・奥瀬(広瀬アリス)は足を使った捜査で桐生に迫っていく。



心がある部屋に閉じ込められてしまう場面では、「エヴァンゲリオン」的親子愛をつい期待しちゃいましたが、そこまで都合よくは展開しませんでした。
■個人的評価
★★★★
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