#25 ジョカン/大昭寺(チベット自治区・拉薩市)
中国語 大昭寺(Dàzhàosì)
拝観日 2022年2月1日(火)
*世界遺産
創建は647年。ネパールから吐蕃王朝に嫁いだ尺尊公主(Chǐzūn gōngzhǔ)が嫁入りの際に持参してきたお釈迦様が8歳の等身大像を祀るために建てられたお寺(だが、現在その像はラモチェに安置されている)。
また、唐王朝から吐蕃王朝に嫁いだ文成公主が嫁ぐ際に持参したのはお釈迦様が12歳の等身大像。その像はもとはラモチェ(小昭寺)に安置されていたが、いつの間にかこのジョカン(大昭寺)へ移され、現在、ジョカンの本尊として祀られている。仏様が入れ替わった理由は色々な言い伝えがあり、はっきりとはしていない。
*ちなみにこちらがそのお釈迦様が8歳の等身大像が祀られているラモチェ。
尚、ジョカンが建つ前には湖があったいうが、地相を変えるために湖を埋めお寺を建てたという。湖を埋める際、ヤギ(チベット語で"ラ")が土(チベット語で"サ")を運んだということから、「拉薩(ラサ)」という地名の起源になった場所でもあるそうだ。
では、行ってみましょう!
ジョカン(青丸)はポタラ宮(赤丸)より東方向へ2キロ弱、またラモチェ(緑丸)から南方向へ約800mほどの場所にある。
ジョカンの広場。この広場へ入るにはパスポートチェックに安全検査が必須となっている。
拝観チケットの表面。拝観料は85元だ。
こちらはチケットの裏面。
ジョカンは巡礼者の通り道でもあり、人がとても多い。
ジョカンの正面。記念撮影している人がいますね。
亭のなかには「唐蕃会盟碑(Táng Fān huìméng bēi)」。という碑が立てられている。
説明には「821年、唐王朝と吐蕃王朝が和平を結び、823年にジョカンにこの碑が建てられた。漢族とチベット族の団結と友好の証とも言われる」とあった。
ジョカン前では、本殿に向かってたくさん人が五体投地をしている。
とにかくたくさんの人が五体投地をしている。
この声はお経だろうか?何かを唱えながら五体投地をしている。
ちなみに、中国の百度百科にジョカンの本尊となっているお釈迦様が12歳の等身大像の写真がある。リンクを貼っておきます。
参拝を終えて、本殿から出てきました。
ジョカンの2階からの景観。奥側が本堂だ。
ジョカンとは本来の意味は「本殿・仏殿」を指す言葉であり、正式にはトゥルナン寺というらしい。それがいつの間にか、お寺全体を指す言葉へと変わった。
本堂の金色の屋根。
金色屋根の下には守り神の獅子。足元には誰かが忘れてしまったであろうマフラーが置いてある。
ではジョカンをでて、バルコル(八廓街)を歩きます。
つづく。