【中国旅行家】momonga-travelのブログ

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旅するモモンガさんの「旅行日記」と「気まぐれ日記」

中国に8年間住んでいたのサラリーマンのモモンガさん。
当時、休日はバックパッカーとなり中国各地への気晴らし旅行。

自称「モモンガ・トラベル China Branch」を経営ということで…

訪問先 鳳凰古城(Fènghuáng Gǔchéng)その③ 〜昼間の鳳凰古城編・2〜

訪問日 2022年7月30日(土)

 

鳳凰古城だが、湖南省の西部に位置し、苗族ら少数民族らが作り出した独特な文化に、美しい自然とが織り交ざり、明・清代の古い町並みが残る村だ。

 

 

昼間の鳳凰古城歩きの続きです。

では行ってみましょう!

 

 

虹橋風雨楼

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 虹橋

東門城楼を過ぎてちょっと歩くと「虹橋風雨楼」(Hóngqiáo fēngyǔ lóu)の橋のたもとに行きつく。通称“虹橋”と言われる橋だ。トンネル上の手すりが橋の欄干だ。写真右に見える階段を上って、虹橋風雨楼へ向かいます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城

こちらは橋の欄干から見る鳳凰古城の小さな小道。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋

こちらが虹橋風雨楼だ。橋をあるいてみます。

 

※中国語での虹橋風雨楼についての説明はこちらから。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江

虹橋風雨楼(湘西の)「沱江」(Tuójiāng/だこう)に架かる橋だ。橋のたもとから見る沱江の流れ。

 

※中国語での沱江(だこう)についての説明はこちらから。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋

橋の両脇にはお店が並んでいる。この橋は一時期車道として使われていたそうだ。2000年、観光資源として橋をリニューアル、両端にお店を設けた。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江

虹橋風雨楼を渡り、対岸へとやってきた。

 

 

引き続き、鳳凰古城の街歩きをします。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 吊脚楼
橋(虹橋風雨楼)を渡ると、対岸には「吊脚楼」(diàojiǎolóu/ちょうきゃくろう)と呼ばれる苗族などの少数民族にみられる伝統的な建物が並んでいる。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋

虹橋風雨楼を渡ると誰かが育てている植物。その隣には牛さんの像が。かわいらしい。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 吊脚楼

今度は、沱江にそって歩いていきます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 東関門

右側で特産品やらお土産を売っています。奥に見えるのは「東関門」(Dōngguān mén)だ。清代嘉慶(かけい)十二(1807)年に造られた門だという。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 東関門

ちなみにこちらが東関門にはめられていた説明書きだ。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江

なんの木でしょうか?お花が咲いています。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 苗族

苗族の銅像の後ろには虹橋風雨楼が見えます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 船

船着き場に着いた。ここより観光用の木舟が発着している。そしてここからも虹橋風雨楼が見える。

 

 

万寿宮
 
中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮

観光用の木舟の発着のそばにある「万寿宮」(Wànshǒu gōng/まんじゅきゅう)

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 説明書き

こちらは万寿宮についての説明書きだ。では、万寿宮のなかへ進んでみたく思います。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮

万寿宮はいってすぐ左にある染物を干してある物干し台が目に入る。

 

中中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 遐昌閣 揚泗閣

また万寿宮はいって右側には「遐昌閣」(Xiéchāng gé/かしょうかく)という六角形の建物が立っている。あいにく中は覗けなかった。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 遐昌閣 揚泗閣

こちらは遐昌閣の説明だが、別名・揚泗閣(Yángsì gé/ようしかく)とも言われ、清代・咸豊(かんぽう)十四(1854)年に立てられた

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 黄永玉 芸術館

万寿宮のなかにある「黄永玉芸術館」(Huáng Yǒngyù yìshùguǎn/こうえいぎょく・びじゅつかん)。入ってみましょう。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 黄永玉 芸術館

黄永玉芸術館は美術家の黄永玉の作品を展示する小さな美術館だ。黄永玉の生まれは湖南省・承徳だが、先祖はここ鳳凰にルーツがある。

 

※中国語での黄永玉についての説明だ。中国百度百科さんより。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 黄永玉 芸術館

こちらは黄永玉の作品の一つ。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 黄永玉 芸術館

こちらは黄永玉美術館の2階だ。大小さまざまな展示がある。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 黄永玉 芸術館 赤猿 切手

美術館の展示の一つ。日本でも有名な“赤猿”の切手。この猿の絵を描いたのがこの黄永玉である。尚、この切手は1980年に発行され、中国初の年賀切手とのことからプレミアが付き、現在、高値で取引されている。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万寿宮 黄永玉 芸術館

美術館を出てきました。目の前には舞台がある。この舞台の下が万寿宮への出入り口となっている。

 

 

万寿宮を出ました。引き続き、鳳凰古城の街歩きをします。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 迎曦門

沱江に沿って歩くとまた新たな門「迎曦門」(Yíngxī mén/げいぎもん)だ。こちらも先ほどの東関門と同様に清代嘉慶(かけい)十二(1807)年に造られた。

 

 

万名塔

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 万名塔

迎曦門過ぎて沱江のそばに立つ「万名塔」(Wànmíng tǎ)。もともとは字が書かれた紙を燃やすための塔があったが、文革時破壊されてしまった。黄永玉の呼びかけにより1988年に再建された塔で、現在、鳳凰古城のシンボルともなっている。

 

※中国では、字を書いた紙をむやみに捨てると祟られると信じられていた。それらを紙をお焚き上げすべく建てられたのが万名塔の前身だ。

 

 

さてと、引き続き、鳳凰古城の街歩きをします。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城

さきほどと同じく沱江沿いの小道を歩いていきます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 沱江

沱江の流れはとっても緩やかです。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 風橋

沱江沿いを歩いていると「風橋」(Fēngqiáo)と書かれた橋が見えた。対岸へと渡ってみます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 風橋

風橋を渡っています。こちらは沱江の下流側。さらに奥にも橋が見えます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城

対岸へと渡ってきた。狭い路地を歩いて虹橋風雨楼のほうへと進みます。

 

 

鳳凰準提庵

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 準提寺

小道をあるいていると左側に“南無阿弥陀仏”との字が見えた。ちょっと覗いてみます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 準提寺

「鳳凰準提寺」(Fènghuǎng zhǔntí sì)だ。仏教寺院で、建立は明代・洪武年間(1368~1399年)と言われ、鳳凰古城内にて唯一の完全な形で残っているお寺だ。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 準提寺

お寺の脇には小さなお堂?がひっそりとある。

 

※鳳凰準提庵に関しての中国語の説明はこちらの百度百科さんへ。

 

 

虹橋風雨楼を渡り、また対岸へとやってきました。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 吊脚楼

写真に写る橋は虹橋風雨楼だ。沱江沿いを散策します。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 吊脚楼

対岸には、吊脚楼の住居が広がるが、これらどれも民宿だ。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 水車

目の前に水車があります。降りれるようになっています。降りてみます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 水車 紀念 王湘冀 烈士

一段さがったところにある「紀念王湘冀烈士」(Jìniàn Wángxiāngjì lièshì)の像。曰く、1982年6月21日、当時18歳の少年の王湘冀は沱江で溺れている3人の子どもを見つけて川に飛び込んだ。3人とも無事助かったものの、王湘冀は力尽き死んでしまった。その現場にいた黄永玉は彼を称え、彼が救出へ向かおうとする瞬間を想像したこの像を造った。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 水車 紀念 王湘冀 烈士

王湘冀の像から沱江を眺めます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 田氏宗祠

小道にもどり沱江沿いを歩いていると見えた「田氏宗祠」(Táng shì zōngcí)。中へは入ることができなかった。清代道光十七(1837)年、鳳凰出身の軍人の田興恕らの一族がお金を出し合い、田家の宗廟を建てた。

 

※田牛宗祠に関する中国語の説明は、こちらの百度百科さんへ。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江

川辺では民族衣装を着た女の子がポーズを決めて写真撮影中。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江

川の奥では、川を渡る人の姿が見える。行ってみます。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 飛び石

川にかかる飛び石だ。対岸へ行くことができそうだ。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 飛び石

一つの飛び石は30センチほどの大きさだ。踏み外すと川へドブンと…。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 飛び石

飛び石の隣には、板が並べられた橋がかけられている。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 飛び石

飛び石の途中よりながめる沱江の風景。

 

中国 バックパッカー 旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 虹橋 沱江 飛び石

飛び石をぴょんぴょん歩いて、対岸へとやってきた。

 

 

鳳凰古城・その③ 〜昼間の鳳凰古城編・2〜 はここまで。

次は舟に乗って沱江を渡ります。

 

つづく。

訪問先 鳳凰古城(Fènghuáng Gǔchéng)その② 〜昼間の鳳凰古城編・1〜

訪問日 2022年7月30日(土)

 

鳳凰古城だが、湖南省の西部に位置し、苗族ら少数民族らが作り出した独特な文化に、美しい自然とが織り交ざり、明・清代の古い町並みが残る村だ。

 

 

昼間の鳳凰古城をあるいてみます。

では行ってみましょう!

 

 

では、ホテルを出発します。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 鳳天国際大酒店 ホテル

鳳凰での旅行で泊まるホテル「鳳天国際大酒店」(Fèngtiān Guójì Dà Jiǔjiàn)だ。コロナ禍の影響か、鳳凰では外国人を受け入れるホテルはここだけであった。

 

 

さてと、ホテルを出発!

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 街 風景

鳳凰古城へ向かう途中、壁一面に「招聘」(zhāopìn)と書かれた紙がたくさん貼られている。“招聘”とは、日本語で“求人募集”を指す。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 南華里 遊客服務中心

鳳凰古城の入り口「南華里遊客服務中心」(Nánhuālǐ lǚkè fūwù zhōngxīn)、2019年に落成した。ここから鳳凰古城へと進みたく思います。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 南華里 遊客服務中心

南華里遊客服務中心のそばを流れる小川。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 南華里 遊客服務中心

“古城”の言葉とは似合わない真新しい建物を抜けている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 南華里 遊客服務中心 文化広場

大きな広場に鳳凰の像がみえてきた。ここは「文化広場」(Wénhuà guǎngchǎng)という広場。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 阜城門

文化広場と隣にある大門「阜城門」(Fùchéng mén)。ここから古城へと入ります。

 

 

鳳凰古城のなかへと進みます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 東正街 風景

まだまだ古城という雰囲気は感じられない。「東正街」(Dōngzhèng jiē)という通りだったかなぁ?通りを進んでいきます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 牌坊 朱鎔基

白壁に“鳳凰城”と書かれた壁。「鳳凰城牌坊」(Fènghuáng chéng páifāng)と呼ばれ、朱鎔基元首相が筆を振るった。そしてその裏にみえる建物がチケットセンターだ。

 

※朱鎔基元首相についての説明。私は2000年、TBSの筑紫哲也の番組に出演した番組を見たをの今でも覚えている。

 

 

蛇足ながら、中国の至るところ“江沢民、江沢民…”と、江沢民元国家主席が筆を振るった字が掲げられている。朱鎔基の字を見るをみれるのは非常にレアだと思う。

 

 

さてさて、、、

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 チケット

こちらがチケットだ、鳳凰古城の8つの風景と舟に乗ることができて128元(約2560円)。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 チケット

こちらが裏側だ。実際のところ、鳳凰古城内の街並みを楽しむだけなら、チケットを買わなくともよい。

 

 

雷雨田私立古城博物館

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館

チケット売り場の並びにある「雷雨田私立古城博物館」(Lèi Yǔtián sīlì gǔchéng bówùguǎn)だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館

ふむふむ。説明によれば、鳳凰出身の芸術家で雷雨田(Léi Yǔtián)が館長を務める個人の博物館で清代の役人・陳宝箴(Chén Bǎozhēn/ちん・ほうしん)に関する事柄、鳳凰古城に関するものや雷雨田自身の芸術品を展示している。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館

雷雨田私立古城博物館のなかへはいると、この博物館のいわれを書いたものが立っている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館

 こちらが館内だ。大きな中庭が広がっている。写真の左側に見える門へ進んでみたく思います。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館 陳宝箴世家

入って左側に見えた門。「陳宝箴世家」(Chén Bǎozhēn shìjiā)と呼ばれるエリアだ。進んでみます。なお“世家”は日本語で“名門の家柄”という意味だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館 陳宝箴世家

小さな中にはの水瓶の淵に小鳥がとまっている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館 陳宝箴世家

奥には陳宝箴の肖像画が。陳宝箴は江西省生まれ。光緒元(1875)年、軍事と政務を司る官職を授かり、当時の鳳凰地区を治め、貧しい民にお茶や芋や栽培を教えたそうだ。

 

※陳宝箴について。簡単な説明がwikipediaさんにあったので、良ければこちらからどうぞ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館

先ほどの館内へ入った大きな中庭へと戻ってきた。奥に見える建物へ入ってみます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館

建物内には、館長を務める雷雨田自身の作品が飾られている。

 

※雷雨田に関する詳しい説明は見当たらないが、雷雨田に関する中国語の記事はこちらから。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 雷雨田私立古城博物館

また博物館内には、かつて鳳凰で使われていたものが展示されている。

 

 

沈従文(しん・じゅうぶん)故居

 

では、次のところへトコトコ歩いていきます。

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景

お店の軒には簾。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景

人が集まっています。どうやら到着したようです。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 沈従文 故居 辺境

次にやってきたのは「沈従文故居」(Shěn Cóngwén gùjū/しん・じゅうぶん こきょ)だ。なお、“故居”とは日本語で“昔住んでいた住居”という意味だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 沈従文 故居 辺境

沈従文は中国の著名な文学者で鳳凰の出身だ。入口に沈従文に関する説明が立っている。

 

※沈従文に関するwikipediaさんの説明はこちらから。私は、沈従文という文学者はここへ来るまで知らなかった。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 沈従文 故居 辺境

沈従文故居のなかへと入ってきた。この建物に掲げられている額には「沈従文舊居」とある。尚、“舊”は“旧”の旧字体。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 沈従文 故居 辺境

沈従文の石像が置かれている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 沈従文 故居 辺境

ベッドのそばには沈従文が生前使っていたレコードプレイヤーが。沈従文は音楽を聴きながら作品を書くのが好きだったという。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 沈従文 故居 辺境

テーブルには本、硯と筆がおかれている。この鳳凰古城を一躍有名にさせたのが沈従文の『辺境』という小説だそうだ。

 

 

鳳凰古城めぐりを続けます

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

東正街を道なりに歩いてみます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

古そうな建物に立派な看板が掲げられている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

道ばたに咲く可憐なお花。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

ハンコ屋さんの軒先にかかるうちわ。風が吹くとうちわが揺れて涼しさを感じる。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

昼間の鳳凰古城だが、当時はコロナ禍でもあったり、また真夏の昼なので人が少なめだ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

どこかの猫ちゃんが建物の壁にそって歩いています。

 

 

天后宮(てんごうきゅう)

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 天后宮

「天后宮」(Tiānhòugōng)との額が掲げられた建物が見えた。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 天后宮

説明書きによれば、天后宮は別名媽祖廟と言われ、明代に建立された。現在の建物は清代乾隆四十五(1780)年に再建されたものだという。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 天后宮 媽祖

天后宮へと入ってみた。奥には媽祖殿(Māzǔ miào)が見える。媽祖は道教の神で、普通、海の安全を守る神と言われる。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 天后宮 媽祖

お堂のなかに仏様の名前が掛けられ、そこに太陽の日が当たっている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 天后宮 財神殿

天后宮のなかにある「財神殿」(Cáishén miào)。敷地内には媽祖殿、財神殿のほか観音殿、通神殿がある。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 天后宮 舞台

高台にあるバルコニーのようなものは天后宮内にある舞台だ。

 

では天后宮をでます。

 

城隍廟(じょうこうびょう)

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 城隍廟

天后宮をでるとすぐ右側にある狭い通路。「城隍廟」(Chénghuáng miào)と掲げられている。まっすぐ進んでみます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 城隍廟

城隍廟と書かれた門をくぐると狭い通路となっている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 城隍廟 馬王廟

狭い通りを突き進むと広場に出てきた。左側にある建物が城隍廟で道教の土地の守神だ。右側は「馬王廟」(Mǎwáng miào)と言われ、華光大帝と言われる三つ目の道教の神を祀っており火の神としてあがめられている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 城隍廟 馬王廟

城隍廟の前には、だれが置いたのか、靴にもろこしが干されている。

 

 

三星商号

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 三星商号 首富 裴三星

城隍廟から狭い道を戻り、もとの通りへとやってきた。額に「三星商号」(Sānxīng shānghào)とあり、左壁には「首富故居」(shǒufù gùjū)とある。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 三星商号 首富 裴三星

目の前には裴守禄(Péi Shǒulù)という清代末~民国の人物で、「裴三星」(Péi Sānxīng)という屋号を名乗った。小売業や金融業で、鳳凰で一番最初に富豪となったそうだ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 三星商号 首富 裴三星

建物の奥は裴守禄の住んでいた建物が保存されているそうだ。だが見るには有料というのでここで記念写真だけをと。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 三星商号 首富 裴三星

屋根には赤い傘がつる下がっている。

 

 

引き続き、鳳凰古城めぐりを続きをします。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 田興恕 故居

通りを歩いていると「田興恕故居」(Tián Xīngshù gùjū)という額が掛かった門の家を通る。

 

※田興恕とは鳳凰出身の清朝の軍人で、太平天国と戦った。こちらは百度百科さんの説明。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

青空広がる通りをゆっくり散策していきます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

左手に“粉館”との文字が見えた。麵屋さんだ。昼食をとります。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

時間はすでに午後1時30分を過ぎている。米粉(米ヌードル)にオレンジジュースを頂きます。尚、ヌードルは18元(約360円)、オレンジジュースは8元(約160円)。

 

 

腹ごしらえが終わったので出発します!

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

鳳凰古城のはずれ。真ん中建物の左は「十字街」(Shízì jiē)という通り。私は右側「南辺街」(Nánbiān jiē)という通りを進んでいきます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

右には小さな店舗。軒には飲料水が無造作に置かれている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 印宅

南辺街にある「印宅」(Yìn zhái)。300年の歴史のある印氏の邸宅だ。木材とレンガを組み合わせて建てられた建物だが、中へ入ることはできない。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き

こちらはお茶屋さんの建物。玄関口から奥の丸窓があり、さらにその奥には庭がある。実に風流だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 社

道に脇にある神さまを祀る社(やしろ)がある。

 

 

鳳凰古城の城壁・東門城楼(別名:昇恒門)

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 東門城楼 城壁 昇恒門

目の前に城門が見えてきました。「東門城楼」(Dōngmén chénglóu)だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 東門城楼 城壁 昇恒門

東門城楼は、南辺街と東正街とが交差する場所にある。尚、この門は別名「昇恒門」(Shēnghéng mén)とも呼ばれる。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 東門城楼 城壁 昇恒門

城壁を上ってみます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 東門城楼 城壁 昇恒門

かつてこの城壁は鳳凰を取り囲む城壁であったそうだ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 東門城楼 城壁 昇恒門

城楼の軒です。歴史を感じる建物です。城楼のなかへと入ってみます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 東門城楼 城壁 昇恒門

大砲が置かれており、大砲は城壁の外を狙っている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 東門城楼 城壁 昇恒門

大砲がある窓から外を覗くと一本の小道がみえる。

 

中国 バックパッカー 一人旅 湖南省 鳳凰古城 風景 街歩き 東門城楼 城壁 昇恒門

城楼をでて城壁の外側へと降りてきた。城壁の外側から見る東門城楼は大きな石の壁となっており、見る者を威圧する。

 

 

鳳凰古城・その② 〜昼間の鳳凰古城編・1〜 はここまで。

ひきつづき昼の鳳凰古城を歩きたく思います。

 

つづく。

訪問先 鳳凰古城(Fènghuáng Gǔchéng)その① 〜移動編〜

訪問日 2022年7月29日(金)~31日(日)

 

鳳凰古城だが、湖南省の西部に位置し、苗族ら少数民族らが作り出した独特な文化に、美しい自然とが織り交ざり、明・清代の古い町並みが残る村だ。

 

 

まずは鳳凰古城までの移動について。

では行ってみましょう!

 

 

鳳凰古城はどこ??

 

鳳凰古城は、湖南省の西部をさす湘西(Xiāngxī/しょうせい)といわれる地域にある。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 地図

通常、日本で組まれるツアーでは、張家界~芙蓉鎮~鳳凰古城~長沙がセットとなる。またマネー&タイムが許されるのなら、そこに銅仁近郊の梵浄山の登山も含まれる。

 

鳳凰古城への行き方

 

鉄路かバスで行く方法しかない。21年12月6日、張吉懐高速鉄道(Zhāng Jí Huái gāosù tiědào)が開通、鳳凰古城の近郊に鳳凰古城駅(Fènghuáng Gǔchéng zhàn)が設けられて、交通の便が良くなった。

 

だが私は、移動の時間を節約するため、行きは寝台列車で移動することに。この寝台列車の移動方法は、かつては鉄路で移動の際の一般的なルートだった。

 

では出発です!

 

出発の日は2022年7月29日(金)だ。

会社を早退し、鳳凰古城へと向かう!

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅

鳳凰古城への旅の出発地は、湖北省は武漢市にある「武昌駅」(Wǔchāng zhàn)が旅のスタートだ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 夕日

時間は夕方の6時26分。夏の西日が強く、そして太陽はまだまだ沈まない。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 人工通道

安全検査を通過します。外国人は“人工通道”(réngōng tōngdào)と書かれた駅員さんがチェックする通路へと並ぶ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅

武昌駅の駅舎内へとやってきた。天井に描かれているのはもしや鳳凰かなぁー?

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 Z149

この日乗る列車は、Z149便の武昌駅を19時03分に出発する寝台車で、運賃は194.4元(約3880円)だ。懐化駅で別の列車に乗り換える

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 青島ビール

この日も暑い…。一缶8元(約160円)の青島ビールを購入、その場でグイグイする…。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 Z149 改札

あと少しで、改札口が開く。列車は定刻通りに運行しているようだ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅

ホームにはすでに電車が止まっている。階段を下りて、電車へ乗り込もう。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 Z149

このZ149便は、北京西駅発-貴陽駅着を走る電車だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 Z149 硬臥

私が乗るのは、硬臥(yìngwò)と呼ばれる客車で、日本語で言えば二等寝台車だ。二等寝台車の特徴は、仕切りのないコンパートメントで、ひとコンパートメントに左右3段ずつの床が固いベッドとなっている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 Z149

武昌駅を定刻どおり出発だ。空はオレンジ色に変わってきている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 駅 Z149

列車では、コンビニで買ってきたおにぎりにパン、そしてビールとウーロン茶を持ち込んだ。これがこの日の晩御飯。

 

 

電車であーだ、こーだして、22時過ぎには眠りについた。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 駅 Z149

時刻は日付変わって翌30日(土)明け方の4時35分だ。まもなく懐化駅到着だ。客車内は照明が落とされ真っ暗だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖北省 武漢 武昌 湖南 懐化駅 Z149

定刻より7分も早い4時40分に懐化駅(Huáihuà zhàn)に到着だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南 懐化駅 PCR検査

この時、中国はコロナ対策全盛期。通常ならば駅の外にでることなく乗換ができるのだが、コロナ対策で乗換通路が封鎖され、一旦、駅の外へと出る必要があった。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南 懐化駅 PCR検査

PCRの検査の棒を持って、これよりPCR検査を行うところだ。コロナ全盛期は中国いたるところでPCR検査が行われていた。電車をおりた乗客は駅の外で出るにはPCR検査が必須のところもあった。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅

ここが懐化駅だ。PCR検査をしてトラブルなくそのまま駅の外へと出ることができた。

 

※懐化ってどんなところ?ってためにwikipediaさんの説明はこちらから。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 コンビニ

懐化駅の近所のコンビニでウーロン茶とグミを挟んだクッキーを購入。これが朝食だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 待合室

懐化駅の駅待合室へとやってきた。外は真っ暗で、人はチラホラ程度だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 待合室

私が次に乗る列車は7266便だ。「候車」(hòuchē)と書かれているが“列車到着待ち”という意味だ。

 

しばし椅子に座って仮眠をとります。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 待合室

外が明るくなってきた。時刻は5時49分。もう暫し休みます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 待合室

懐化駅7時10分出発-吉首駅9時28分到着の列車に乗車する。運賃は12.5元(約250円)

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 待合室

7266便は緑色で「準備検票」(zhǔnbèi jiǎnpiào)と表示された。まもなく改札が始まる。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅

改札をぬけて、列車が停まっているホームへと行きます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車

では列車に乗り込みます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車

私が乗る列車は硬座(yìngzuò)と呼ばれる腰を掛けるタイプの席だ。乗車している人はとっても少ない。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車

7266便の始発は懐化駅でして、定刻通りに駅を出発だ。そとは青空が広がっている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車

奥には電車の乗務員さん。スマホ眺めているぞ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車

ちょっとお行儀悪いですけど、左右前後となりにだれもいないので脚を伸ばします。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車

都市部を離れて、だんだん山間部へと入ってきた。天気も変わって曇っている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車 黄金坳

7時26分。あれ?「黄金坳」(Huángjīn ‘ào)という駅に停車してぞ?なんでだろう??時刻表に記載されてなかったけどもなぁ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車 麻陽駅

8時06分。途中駅の「麻陽駅」(Máyáng zhàn)に停車。人がたくさん乗ってくる。次の停車駅は吉首だけども…

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車 谷達坡駅

8時21分、今度は「谷達坡駅」(Gǔdápō zhàn)に停車したぞ。黒服のにいちゃんに、籠背負ったばあちゃんが列車に乗り込んできた…。この駅も時刻表の記載がない…。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車 風景

電車は山間部を走りぬけていく。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 懐化駅 緑皮車 公益慢火車 新鳳凰駅

8時42分、今度は「新鳳凰駅」(Xīn Fènghuáng zhàn)に停車。たくさんの人が乗り込んできたぞ。時刻表に記載のない駅に停車、乗客が乗ってくるから頭のなかが???状態だ。

 

 

これら「時刻表に記載がない駅に停車する」ことについてだが、この数年後(日本に帰国して)やっと謎が解けた。

 

通称は「公益慢火車」(gōngyì màn huǒchē)と呼ばれるが、正しくは「扶貧列車」(fúpín lièchē)といわれ、山間部などに住む貧困層が作った作物を都市へ売りに行ってお金稼ぎしてもらうために低額の運賃で乗車ができる列車となっており、これら小さな駅は利用者が限られるため、時刻表に停車の記載がないようだ。

 

 

さてさて、、、

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 緑皮車 公益慢火車 風景

車窓から見える風景だが、民家が増えてきた。

 

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首駅 緑皮車 公益慢火車 風景

9時27分、ほぼ定刻通りに「吉首駅」(Jíshǒu zhàn)に到着だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首駅

柱の看板には「48時間以内のPCR検査記録がない者は出口にてPCR検査を受けよ」とある。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首駅 駅舎

これが吉首駅の駅舎だ。私はPCR検査結果を持参してきたので、問題なく駅の外へでることができた。

 

※吉首ってどんなところ?私は、地名に“首”とあるので怖いところかと思っていました。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首

吉首駅の目の前は大きな交差点となっている。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首

私は、吉首の駅舎を出て左方向へと歩いていきます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス

吉首駅から100メートルほど歩くと見えるのが「汽車北駅」(Qìchē běi zhàn)。ここでバスに乗ります。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス

バス切符を売る窓口だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス 切符

こちらがバスのチケットでもあり領収書だ。運賃は20元(約400円)だ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス 待合室

バス待合室でバス出発を待ちます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス

一番左に駐車しているバスが鳳凰古城行きバスだそうです。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス

10時30分、出発です。出発してすぐ先ほどの吉首駅が見えます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス

鳳凰まで51キロだそうだ。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス

一般道、そして高速道路を走っていきます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス

鳳凰古城まで残り1キロのところまでやってきた。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス 鳳凰汽車客運総駅

11時40分、やっと鳳凰古城近所のバス停(終点)に到着した。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス 鳳凰汽車客運総駅

こちらが、バス終点の「鳳凰汽車客運総駅」(Fènghuáng qìchē kèyùn zǒng zhàn)だ。吉首へ行くバスはここから出発となる。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 鳳凰 古城 湖南省 吉首 汽車北駅 バス 鳳凰汽車客運総駅

バスを降りホテルへと向かって歩いていきます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城

鳳凰古城といいますが、意外と都会という感じです。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城

鳳凰古城の上流にきました。川沿いでは、何やら再開発が進んでいます。

 

中国 バックパッカー 一人旅 旅行 湖南省 鳳凰 古城 鳳凰国際大酒店

時刻は12時。武昌駅を出発して17時間。無事にホテルに到着です。

 

 

鳳凰古城・その① 〜移動編〜 はここまで。

次は昼の鳳凰古城を歩きたく思います。

 

つづく。

訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑩ 〜芙蓉鎮巡り・パート6〜

訪問日 2022年7月18日(日)

 

芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。

 

 

いよいよ芙蓉鎮めぐりのラストになります。

では行ってみましょう!

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

22年7月18日(日)の芙蓉鎮の朝。この日も天気はどんよりしている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 米ヌードル

お宿で頂く朝食の米ヌードル。味付けが日本人の口に合う。

 

 

では芙蓉鎮を巡ります

 

 

前日、前々日は芙蓉鎮のメジャーなところを歩きましたが、路地裏を歩いてみたいと思います。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

石畳をあるいてと…。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

前日も来た映画『芙蓉鎮』で名場面で使われた建物へとやってきた。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 芙蓉苑

名場面の建物のすぐわきには「芙蓉苑」(Fúróng yuàn)と書かれた額が掛けられた門がある。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

“芙蓉苑”の門の脇を何食わぬ顔で歩いている猫ちゃん。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

また“芙蓉苑”の門のそばには、今にも倒壊しちゃいそうな建物が…。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 蓮

映画『芙蓉鎮』の名場面の建物のそばにある蓮の池。たぶんここが映画の撮影で使われた場所かなと思う。

 

ん?どんなシーンかって???

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 蓮

例えばこのシーン。胡玉音と黎満庚とが交際している場面。尚、胡玉音の出身が良くなく黎満庚は胡玉音と別れた。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 蓮

また秦書田が刑期を終え芙蓉鎮に到着したとき、蓮の池を通っている。

 

 

さてさて、、、

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 蓮 飛び石

蓮の池にある飛び石を渡って対岸へ渡ります。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

飛び石を渡ると民家が見えてきました。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

左にトウモロコシ畑が。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

古そうな建物だ。人が住んでいるかわからないけども…

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

ブロックの塀がある通りにでてきた。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

こちらは廃墟だ。どうも昔々何かの宿舎だった様子だ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

壁に「増強人民体質」(zēngqiáng rénmén tǐzhì)と書いてある。とおもったら、公衆トイレだ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

こちらにも古いおうちがある。このあたりでは“コの字型”にするのが習わしだったのかな?

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

整備されている石畳の小道にでてきた。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

進んでいくと、目の前には土王橋が見える。どうも土王橋の上流側にでてきたようだ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

ちょっとお腹が減ったんで、腹ごしらえだ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮

店先には麺やら米豆腐が置かれている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 米豆腐

このお店の米豆腐は、劉暁慶米豆腐店の米豆腐より量が多い。そして、油もたくさんだ。もしかしたら、このように食べるのが本当の米豆腐かもしれない。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 高台

芙蓉鎮のはずれへとやってきた。ここには芙蓉鎮を見渡せる高台がある。

 

国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 高台

階段を上ってと。暑くて蒸す日に階段上りはキツイ…

 

国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 高台

高台から見渡す芙蓉鎮の街並みだ。ここからは滝がみえない。

 

国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 高台

同じく高台かた見渡す風景で、こちらは滝の下流であり酉水(Yǒushǔi/ゆうすい)へと合流する。

 

 

芙蓉鎮ともお別れの時間となりました

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 お宿 白河花谷客桟

芙蓉鎮の路地裏歩きからお宿へと戻ってきた。さてとお宿出発だ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 お宿 白河花谷客桟

二晩お世話になった白河花谷客桟(Báihé huāgǔ kèzhàn)だ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 お宿 白河花谷客桟 プレゼント お茶

お宿のオーナーの小学生ぐらいの男の子から頂いたイチゴの葉のお茶のプレゼント。その男の子は初めて外国人と話しをしたといって、とてもはにかんでいた印象を覚えている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 駅 高鉄

高速鉄道の駅「芙蓉鎮站」(Fúróngzhèn zhàn)までお宿の運ちゃんに送り届けてもらった。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 場所コード QR

2022年当時、コロナ政策の真っただ中であり、いたるところでこのようなQRコードの提示が必要だった。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 G687

帰りはG687便の列車で、芙蓉駅を10時51分発で、武漢まで約4時間半の道のりだ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 駅

改札ゲートが開いた!さて、列車が停車するホームへといきます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 芙蓉鎮 駅 G687 復興号

列車が駅へとはいってきた。これで芙蓉鎮ともお別れだ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 旅行 高鉄 車窓 風景

芙蓉鎮を過ぎるとのどかな青空が広がっていた。

 

 

これで芙蓉鎮の旅は終わり!

また芙蓉鎮の訪問から2年越しに当時の記憶を思い出しながらやっとブログをまとめることができた!

 

おわり。

訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑨ 〜芙蓉鎮巡り・パート5〜

訪問日 2022年7月17日(日)

 

芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。

 

 

“芙蓉鎮巡り・パート5”では、芙蓉鎮の夜景をみてまわります。

では行ってみましょう!

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨

大雨のなか、芙蓉鎮のチケットが必要なエリアのなかへと向かいます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 入口 ゲート

芙蓉鎮の入り口へともどってきました。ではチケットが必要なエリアのなかへと入ります。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜

室内に電気がつきだした。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 アイス

こちらでは軒先でアイスを売っている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜

提灯にあかりが灯り、傘をさしながら小道をあるいている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜

映画『千と千尋』にも出てきそうな雰囲気が漂ってきます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜

あれ?昼間あるいたとき、星マークがついた建物に気が付かなかったなぁ。

 

 

さてさて、、、

芙蓉鎮の全体の夜景をみたく思います。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 楚蜀通津

昼間歩いた楚蜀通津(Chǔ Shǔ tōng jīn)の崖をの小道へと進んでいきます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 天気予報

時間は19時27分だ。あと10分ちょっとで日の入り。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

芙蓉鎮の滝を真ん中に、左右に芙蓉鎮の建物。夜の訪れを待ちます。

 

 

じゃじゃん!これが芙蓉鎮の夜景だ

 

もう少し時間が経って、あたりが暗くなると…

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

滝がライトアップされて、雄大な夜の風景が広がる!片手で傘を差し、片手で写真を撮影。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

同じ場所からの写真だが、滝のライトの色が変わっているのがわかる。だが、服と靴は雨や汗でびちょびちょ…。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

別のところから芙蓉鎮の全体の風景を眺めるため、来た道を戻ります。小道は雨にぬれ滑りやすい。

 

ことなるところから見る芙蓉鎮だ!

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

こちらも昼間にきたところだ。滝がよりちかくに見え、夜景がきれいだ。綺麗な夜景の写真を撮ることができて満足!

 

 

では、夜の芙蓉鎮を巡ります。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

滝へと繋がる小道を下ります。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

滝の近くへとやってきた。2連の滝になっているのがわかり、崖に大きく芙蓉鎮と書かれた電飾がかけられている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

滝の裏側を歩きます。

 

こちらは動画ですが、滝の大きな音が聞こえます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 滝

滝の裏の小道では、水しぶきで傘を差している人もいる。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 滝

滝のカーテンで、滝の向こう側にはうっすらと建物の明かりがみえる。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 滝

対岸へとやってきました。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

ひきつづき、芙蓉鎮内の小道を歩きます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

雨が弱くなってきました。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 草餅

小腹がすいたので葉に包まれた草餅を頂きます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 草餅

食べたところでスミマセン。なかの餡は小豆と粟がまざったものだ。それにしても餅を包んでいる葉は何の葉っぱだろう??

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

たくさんの人だ。賑やかになってきた。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

2連の滝の上段へとやってきた。目の前には、昼間あるいた“跳岩(飛び石)”がみえる。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 民族衣装

滝のそばでは、土家族の民族衣装をきた女の子が写真撮影中。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

2連の滝の上段で、間近で水が落ちるところを見ることができる。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

さて、小道を歩きます。道のそれぞれにお土産屋さんやお食事するところが並んでいます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 観音堂

こちらは昼間通った観音堂(Guānyīn táng)。秦書田と胡玉音が夜這いから帰る王秋郝に悪戯を仕掛けたところだ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 観音堂

その観音堂のなかはだれも人がおらず、ひっそりとしている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

小道を進んでいきます。お土産屋さんでしょうか。柱に怪しいドラえもんのぬいぐるみが…。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

丸みをおびた曲がり角へとやってきた。ここは映画撮影時とは異なる感じとなっている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 映画

映画『芙蓉鎮』ではこの丸みを帯びた曲がり角の風景が使われている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 映画

ある時はこの丸みを帯びた角で、秦書田と胡玉音に加え李国香も一緒に立っている。

 

 

さてさて、、、

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

丸みを帯びた角を通り過ぎると、ライトアップされた(奥に)牌坊が見えてくる。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 米豆腐

胡玉音が営む米豆腐店として登場した劉暁慶米豆腐店(Líu Xiǎoqìng mǐdòufu diàn)だ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 米豆腐

時間はすでに夜9時だというのに、みんなが立ち寄っては写真を撮ったり米豆腐を食べたりしている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 米豆腐

せっかく劉暁慶米豆腐店へと来たので、米豆腐を一杯食べていきます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 米豆腐

こちらは昼間も食べた咸米豆腐(xián mǐdòufu)だ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 米豆腐

米豆腐おいしゅうございました。では劉暁慶米豆腐店より出発します。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ

ぱっとみると、オート三輪を運転しているお兄ちゃんの姿。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 土王橋

土王橋(Tǔwángqiáo)のところまでやってきました。土王橋も夜はライトアップされています。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 土王橋

土王橋も人がたくさんだ。渡ってみましょう。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 土王橋

橋を渡る人もいれば、橋のベンチで休むひともいたりと、大勢の人でにぎわっている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 土王橋

また橋では、ギターを弾くストリートミュージシャンの姿も。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 土王橋

土王橋から眺める夜景もきれいだ。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 土王橋

土王橋を守る木彫り龍の姿。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 渓谷土族広場

夜の渓谷土族広場(Xīgǔ Tǔjiāzú guǎngchǎng)へとやってきた。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 渓谷土族広場

椅子が並べられているものの、ひっそりとしている広場。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 渓谷土族広場

広場の水たまりには“芙蓉鎮”の文字が映っている。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 雨 夜 絶景 夜景 ライトアップ 渓谷土族広場

ではゲートをでまして晩御飯へと行きます。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 食事

昨晩と同じレストランへとやってきた。

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 食事

雪花ビール片手に…

 

中国 一人旅 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 食事 茎レタス

こちらは萵笋(wōsǔn/茎レタス)の炒め物を頂きます。

 

時間は夜10時近い。

おご飯食べたらお宿へと戻り寝ます。

 

 

芙蓉鎮・その⑨ 〜芙蓉鎮巡り・パート5〜はここまで。

次は芙蓉鎮ブログのラストです!

 

つづく。

訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑧ 〜芙蓉鎮巡り・パート4〜

訪問日 2022年7月17日(日)

 

芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。

 

 

“芙蓉鎮巡り・パート4”では、あの名場面の撮影ポイントへと行ってみます。

では行ってみましょう!

 

 

●道順の確認です。

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 地図

赤矢印に沿って、赤丸のポイントを目指します。

 

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮

遅い昼食の後、お昼寝から目が覚めると時間17時過ぎ。どんより天気だ。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 地図

さてとあの名場面のスポットへと出発だ!

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 地図 小道

芙蓉鎮のチケットが必要なエリアの外を歩く。石畳が雨で濡れている。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 地図 濡れた服

民家の軒に干されている服。雨で濡れたのか全く乾いていない…。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 お土産

お土産屋さんだ。左側では燻製にしたお肉(豚肉)を。右側ではおばあさんがゆり根を粉にしたものなどを売っている。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 裸のおじさん

上半身はだかのおじさんが台車に野菜をのっけて歩いている。そうだよね、蒸し暑いから裸になりたいよね。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮

途中には寂れったいようなレンガを積んだ建物も。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮

あたりは徐々に暗くなってきています。そして、チケットエリア外もあってか、人通りは少ないです。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮

この看板の右のほうへと進んでと。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮

コケの生えた屋根が見えてきました!名場面の建物がそこにあります(写真は翌日18日のときのです…スミマセン)。

 

 

じゃじゃーん!!

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝

ちょうど大雨が降ってきた。映画『芙蓉鎮』で物語で各場面のターニングポイントなる、あの建物だ!!!

 

たとえば、、、

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田

秦書田が、役人に対して「芙蓉鎮の五類分子は全員集合しました」という場面であったり…

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 四清運動

村人を広場に集めて、汚職や官僚主義を追放する四清(しせい)運動の集会を行った場所でもあり…

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝

雨のなか、面前の前に秦書田と胡玉音が立たされた建物で…

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝

立たされた秦書田と胡玉音の後ろでは、李国香と王秋郝が。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝

映画『芙蓉鎮』名場面、秦書田が胡玉音へ「像牲口一様地活下去(畜生のように生き抜け)」と言ったのも、この建物だ。

 

 

さてさて話を旅行の方へと戻しまして、、、

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝

判決を言い渡される秦書田と胡玉音はベンチのあたりに立たされていたのかなと思いを巡らす。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝

秦書田と胡玉音が立ったあたりからの眺めだが、いまはこんな感じで駐車場となっている。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝

李国香と王秋郝がカッパを着て座っていたあたりだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝 紅色文化主題館

ここを訪れたとき(22年)、建物に「紅色文化主題館(Hóngsè wénhuà zhǔtí guǎn)」との看板が掲げられていた。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝 紅色文化主題館

扉は閉まっていたが、建物のなかの様子を伺うと、中国共産党の歴史に関する展示がされているようだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝 紅色文化主題館

建物の外階段をのぼり、2階の軒下へとやってきた。この小さな一角で人々の運命を弄ぶ出来事がおきたと思うとやるせない気持ちになる。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 秦書田 胡玉音 李国香 王秋郝 紅色文化主題館

建物から階段を下りて駐車場へとやってきて、建物を眺める。

 

中国 旅行 バックパッカー 一人旅 芙蓉鎮 蓮

駐車場の奥には蓮が一面い生い茂っている。

 

 

秦書田と胡玉音へ判決を言い渡されたときもちょうど雨が降っていた。

私がこの建物へ来たときもちょうど雨となった。情況がかさなり重いものを感じた。

 

 

芙蓉鎮・その⑧ 〜芙蓉鎮巡り・パート4〜はここまで。

つづいて、夜の芙蓉鎮を歩きます。

 

つづく。

訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑦ 〜芙蓉鎮巡り・パート3〜

訪問日 2022年7月17日(日)

 

芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。

 

 

“芙蓉鎮巡り・パート3”の始まりです。

では行ってみましょう!

 

 

●道順の確認です。

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 地図

芙蓉鎮巡り・パート3では赤線のように進んでいく。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝

芙蓉鎮の滝のそばへとやってきた。この位置からではわからないが、滝は2段となっており、上段の滝は落差20メートル、下段の滝(写真で見えている部分)の滝の落差は約33メートルという。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝

この年、水量が少なくて滝を落ちる水も少なかった。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝 裏側

滝の裏は歩けるようになっているので、歩いて対岸へと行きます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝 裏側

滝のところに置かれている像。どうも土家族の祖先の在りし姿の様子らしい。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝 裏側

天然のトンネルのようになっており、滝を間近から見ることができる。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝 裏側

水量は少ないといえども、水しぶきがすごくて濡れてしまうほどだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝 裏側

もう一本の滝も見える。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝 裏側

芙蓉鎮の下流方向を眺める。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝 裏側

滝をぐるっと回ってきた。対岸へとやってきた。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

さて滝を左手に階段を上っていきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 岸 壁 字

崖に緑色の字で“”と彫られている。隣ではお兄さんがひと休み中。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

階段を上りきるとにぎやかな場所へとついた。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 長廊下

川沿いにある「長廊(Chángláng)」、つまりは長廊下を歩いてみます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 長廊下

左手には川。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 長廊下

ゆっくりとした河の流れです。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 長廊下

天所には絵馬のようなものがかけられています。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 長廊下

ここではお父さんがお昼寝中。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 長廊下 ふ頭

長廊下を抜けると、芙蓉鎮のふ頭にたどり着きます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 ふ頭 門

芙蓉鎮のふ頭を上がると大きな門があります。門を入ります。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 緑豆沙

のどが渇きました。門のそばでは、緑豆沙を売っていたので頂きます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

出口方向へと進んでいきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

通路を挟んで両脇には建物が並んでいる。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 おみやげ

お土産屋さんがありますね。ここでは子どもむけにおもちゃや本を売っています。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 おみやげ

石階段をとことこと上っていきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 おみやげ

壁には「為人民服務(wèi rénmín fúwù)」の字を見ることができます。この建物は昔は行政の何かを取扱っていたのでしょうか?ちなみに、為人民服務とは毛沢東が発したスローガンの一つで“人民に奉仕せよ”という意味だ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 おみやげ

階段を上りますと、、、左手に銅柱を保管している建物に到着です。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 渓州 銅柱

この建物の中に、940年の楚国と土家族と和平を結んだ際に作成された銅柱が保管されている。この銅柱は通称「渓州銅柱(Xīzhōu tóngzhù)」と言われる。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 渓州 銅柱

建物のなかへと入ってきました。この建物はもともとは1931年イギリスの宣教師によって建てられた教会であったが、建国後、塩倉庫として接収された後、現在は民族博物館となっている。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 渓州 銅柱

こちらが渓州銅柱だ。長さは約3メートル。銅柱には約2600文字が刻まれている。

 

*渓州銅柱に関する説明はこちらから。中国の百度百科より。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

小道を上っていきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

この通りは「石板街(Shíbǎnjiē)」とよばれ、芙蓉鎮のなかでも賑やかなな通りで、青みがかった石が敷かれている。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 おみやげ

こちらにも子どもちゃん用のおもちゃが置かれいます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 おみやげ お面

これはキツネのお面でしょうか??

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

人が増えてきました。にぎやかさが伝わってきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 観音閣

観音閣(Guānyīngé)」。あっ、ここです!秦書田が初めて胡玉音の肩にそっと手をのせた場面ですよ!!

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 観音閣

映画『芙蓉鎮』のこの場面です!!

 

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 観音閣
ちょっと壁の感じが当時と異なっている様子です。どこかの女の子がここから写真を撮っており、私はここが撮影で使われたところだーと気が付きました!
 
中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 観音閣
そして、秦書田と胡玉音の目線の先には、夜這いから帰るがコケてしまう王秋赦の姿。
 
中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 観音閣

奥の小さな小窓から出てきたのでしょうか?かなりの高さがあります。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 観音閣

なお、この観音堂では千手観音が祭られています。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

引き続き、まっすぐ石板街を出口方向へと進みます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 お絵描き

子どもちゃんがチョークで書いたものでしょうか??

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

通り沿いには、このように民宿もあったりする。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 干し肉

こちらは干し肉を燻製にしたもの。味は美味しいんですけども、私は食べると食あたりとなりまして。。。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 酒

こちらではお酒を売っています。お酒の良い香がします。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 曲がり角

あっ、この曲がりカーブ、見覚えがあります!

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 曲がり角

建物の感じは当時とちょっと異なる様子ですが、李国香もニセ左派として雨のなか立たされた場所です。

 

 

さてと、この曲がり角を過ぎますと…

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

見えました!故玉音の米豆腐店の撮影地です。たくさんの人でにぎわっています。

 

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

お店はこの特徴的な牌坊のとなりにある。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

看板には「劉暁慶米豆腐店(Líu Xiāoqìng mǐdoùfu diàn)」と書かれている。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

米豆腐店はこんな感じだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

こちらは映画『芙蓉鎮』で胡玉音を演じた劉暁慶だ。

 

*劉暁慶さんに関する説明はこちらwikipediaさんより。

 

中国 中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶 習近平

習近平さんもこのお店に来て米豆腐を食されたようだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

こんな感じに具が入れ準備されており、あとは米豆腐をよそるだけ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

こちらは「咸米豆腐(xián mǐdòufu)」、一杯10元(約200円)だ。“咸”とはしょっぱい味という意味だ。この黒い山菜と豚肉がしょっぱめの味となっている。だが、米豆腐じたいには味を感じない。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

欲張って、こちらは「氷甜米豆腐(bīng tián mǐdòufu)」。こちらも一杯10元だ。黒糖の味で冷たく甘めだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶

米豆腐を食べていると雨が降ってきた。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 米豆腐 劉暁慶 牌坊

劉暁慶米豆腐店をあとにする。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

雨が強くなってきた。天気予報は曇りだったのに…

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

壁にはスローガンが書かれていたようだ。なんて読むんだろう??

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

こちらにもスローガン「百年大計 教育為本(nǎinián dàjì jiāoyǔ wèi běn)」とある。百年の大計は教育にあるという意味。

 

 

さてと、、、

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

時間は午後1時過ぎ。雨も止まないし、お昼時なのでおご飯を。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 雪花ビール

湖北省武漢の雪花ビールだ。このラベルは初めてみた。

 

 

芙蓉鎮・その⑦ 〜芙蓉鎮巡り・パート3〜はここまで。

一寝入りしたあと、あの名場面の建物へ行きます。

 

つづく。

訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑥ 〜芙蓉鎮巡り・パート2〜

訪問日 2022年7月17日(日)

 

芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。

 

 

“芙蓉鎮巡り・パート2”の始まりです。

では行ってみましょう!

 

●道順の確認です。

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 地図

パート2では赤線の道順に沿って進む。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 緑豆沙 飲み物

この日はとっても蒸し暑い。まず「緑豆沙(lǜdòushā)」を飲んで水分補給だ。緑豆からつくる飲み物だが、味は小豆に似ている。

 

ちなみに、日本で売られているモヤシの原料として使われているそうだ。

*緑豆(りょくとう)に関するwikipediaさんによる説明はこちら。

 

 

さてさて、、、

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 土王橋

対岸へとを繋ぐ橋「土王橋(Tǔwángqiáo)

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 土王橋

さてと、階段を下り土王橋を渡り対岸へと行ってみます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 土王橋

土王橋の橋のたもと。立派な構えだー。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 土王橋

橋の両端にはベンチがあり、たくさんの人が座っています。かつての土家族の王もこの橋で休憩をとっていたそうだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

土王橋から川を眺める。この川は芙蓉鎮を分けている。なお、こちらは上流側。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

同じく土王橋から川を眺める。なお、こちらは下流側。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 土王橋

橋の上部だが、とっても解放感がある作りだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 土王橋

対岸へとやってきた。振り返るとこんな感じで、立派な風格を感じる。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 お土産

橋の対面に見えるお土産屋さん。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 お土産 タバコ
軒下では手作りのタバコを売っている。自分はタバコ吸わないので買いませんが…。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 お土産

この道を道なり進みます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 お土産 酒

手前にはお酒がうられており、後ろには土家族の女性の民族衣装が置かれている。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 お土産 お茶

ここはお茶屋さんだ。軒下には茶葉が並べられている。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 壁画

道なりまっすぐ進むと左側の壁に絵が描かれている。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 壁画

説明書きはなかったのが、土家族が牛を使い粉を挽く様子だろうか。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 壁画 米豆腐

これはお餅をついているのだろうか?その右の石臼で米豆腐を作っているのかな??

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 壁画

道なり進むと左手に広場が見えてきました。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景

広場からは芙蓉院を一望することができます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 酉水

一方、滝の下流には大きな川。滝から流れおちた水はこの大きな川へと合流する。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

さてと、先ほどの道をまっすぐ進みます、左右に銅像が見えます。銅像をみてみます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 科洞毛人

こちらは「科洞毛人(Kēdòng máorén)」という名前の土家族の伝説上の英雄の像。全身黒い毛に覆われ、力強く、狩りにも長けていたそうだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 努力嘎巴

こちらも「努力嘎巴(Nǚli gābā)」という土家族の伝説上の人物で、こちらも怪力。科洞毛人の友達でもあったそうだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景

二人の像とお別れして、さらにまっすぐ進みます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 船

ちょっと進み振りかえると風流な感じの風景が見えます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 翼南広場

芙蓉鎮の端の一つ「翼南広場(Yìnán guǎngchǎng)」。尋ねたときはこのゲートは閉ざされていた。このゲートの前は広場となっており、かつて土家族の王が客人をここで出迎え、民族の踊りである擺手舞で客人をもてなしたという場所だ。

 

 

これ以上進んでも何もないので引き返します。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 壁

先ほどの青い壁の壁画のところだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 飛び石 跳岩

下る道を発見。「跳岩(tiàoyán)」へ向かってみます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

石階段を下っていきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 飛び石 跳岩

見えました、跳岩(=飛び石)です。ここは滝の上にあり、川に置かれた石を歩いて対岸へと進みます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 飛び石 跳岩

では石をポンポンと渡って対岸へ渡ってみます。

 

動画も入れます。コケないように気を付けてと…

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 飛び石 跳岩
この方向には滝があり、水が流れ落ちる。
 
中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 飛び石 跳岩

対岸へとやってきた。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 滝

対岸からは水が落ちるところを見ることができる。

 

 

もう一度飛び石を渡って対岸へもどります。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城

来た道を一旦もどります。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 土王行宮

左はさっき下ってきた階段。ここでは右側の「土王行宮(Tǔwáng xínggōng)」へ進んでいきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 土王行宮

土王行宮は、土家族の王の住まいの場所のようだがそれらしい場所は見当たらない。ともかく道なり歩いていきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景

大きな黄色い花が咲いている。なんとなくキュウリの花が大きくなったような感じの植物かな?

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景

目の前には喫茶店が見えてた。ここから滝を眺めることができるようだ。でもここへは入らず。。。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 懸崖桟道

ここを右に行けば滝のほうだが、私は「懸崖桟道(xuányá zhàndào)」のほうへとまっすぐ進んでみたく思います。なお懸崖とは日本語で“断崖”という意味だ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 懸崖桟道

崖に沿って作られた一本道を進んでいきます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 懸崖桟道 楚蜀通津 唐寅

崖に「楚蜀通津(chǔ Shǔ tōng jīn)」と彫られている。芙蓉鎮は、楚国(今の湖北や湖南省)と蜀(四川や重慶)とを結ぶ河川の港が置かれていたそうだ。かつて港は“津”と言われた。それ故、楚蜀通津と崖に彫られてる。なお、この題字は明代の文人・唐寅の字だそうだ。

 

*唐寅を初めて知りました。wikipediaさんの説明はこちらから。

 

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 懸崖桟道
どこか滝がきれいに見えるところないかなぁと探していると見つけました!芙蓉鎮の全体が見えます。
 
中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 懸崖桟道 酉水

目の前は滝から流れてきた川が大きな川へと合流するところだ。この大きな河は「酉水(Yǒushǔi)(ゆうすい)」と呼ばれる河だ。

 

*酉水は、沅河へに合流して、その後洞庭湖を経て長江に至る。wikipediaさんの説明はこちらから。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 酉水

一本道をひたすら進むと観光船の船着き場にたどり着く。尚、目の前の河は酉水だ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 酉水

写真右手が芙蓉鎮から流れてくる川で、酉水との合流地点。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 酉水 秦書田

映画『芙蓉鎮』のひと場面。労働刑が終わり芙蓉鎮に帰ってくる秦書田。彼もこの酉水を眺めたのかな??

 

 

さてと、、、

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 懸崖桟道

来た道を戻ります。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 懸崖桟道

隣は断崖絶壁だ。この道を歩く観光客は非常に少ない。だが、芙蓉鎮の全体の写真を撮るはお勧めだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 懸崖桟道

ここを左に曲がれば、芙蓉鎮の滝のほうへと繋がる。行きましょう。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 東屋

左にまがると東屋が。そして、見える船は土砂運搬船のようだ。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景 滝

芙蓉鎮の滝が見えてきました!!

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景

さらに滝のほうへと進みます。

 

中国 旅行 バックパッカー 湖南省 芙蓉鎮 古城 風景

石階段の途中にある絵。これは何でしょう?鳳凰でしょうか??

 

芙蓉鎮・その⑥ 〜芙蓉鎮巡り・パート2〜はここまで。

次は滝をくぐり、米豆腐を食べます。

 

つづく。

訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その⑤ 〜芙蓉鎮巡り・パート1〜

訪問日 2022年7月17日(日)

 

芙蓉鎮(ふようちん)だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。時代は文化大革命前後。架空の村・芙蓉鎮で生き抜いた一人の女性の物語。そのロケ地が現在、観光地化されている。

 

 

では行ってみましょう!

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城

2022年7月17日(日)の朝だ。お宿から芙蓉鎮がちょっと見える。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城

お宿のパブリックスペースには急須やら置かれている。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城

お宿の壁にはレトロチックなライトが付いている。なんか古さをや趣を感じる。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 米線 米ヌードル

さてと、この日の朝食の米線(米ヌードル)。お宿で頂いた。味付けが、日本の醤油味のような感じで口にあう。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 白河渓谷

お宿を出発!では芙蓉鎮へと向かいます。

 

 

●まず進路を確認します。

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 地図

お宿を出発して、赤線に沿って進んでいきます。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 温度 天気

この日(22年7月17日)の天気はどんよりした天気。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城

この日はちょっと蒸し暑い。おまけに天気がどんよりしている。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 干し肉

古そうなおうち。軒には干し肉が掛かっている。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 入口 ゲート

芙蓉地の入口(ゲート)が見えた!

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城

入口の広場には「中国歴史文化名鎮芙蓉鎮 (Zhōngguó lishǐ wénhuà míngzhèn Fúróngzhèn)」とある。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城

ゲートの左側にある「芙蓉鎮遊客服務中心 (Fúnróngzhèn lǚkè fúwù zhōngxīn)」。日本語で言えば、旅行案内所みたいなところだ。ちょっと覗いてみます。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城

芙蓉鎮では毎日決まった時間に演劇が行われている。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 パンフレット
こちらが芙蓉地のパンフレットだ。ちなみにこちらは表面。
 
中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 パンフレット

芙蓉地のパンフレットの裏面。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 入口

では芙蓉鎮のゲートへと進みます。女性が写真を撮っています。屋根が反っており独特です。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨

ゲートの左にある大きな石には赤字で「王邨(Wángcūn)」とある。王邨とは芙蓉鎮の昔の名前だ。ちなみに邨とは村という意味。

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 入口 額

ゲートには「芙蓉鎮」彫られた額が掲げられている。字は映画『芙蓉鎮』の監督の謝晋によるものだ。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 映画

ちなみに、参考までにこちら映画『芙蓉鎮』のオープニングのタイトル。額に掲げられた字とそっくりだ。

 

*謝晋は映画『芙蓉鎮』の監督。wikipediaさんの説明より。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城

ゲートを入ると看板には「景区入口 只進不出(jǐngqū rùkǒu。zhǐjìn bùchū)」とある。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 映画館 電影院

ゲート入ってすぐ左手に見える映画館。壁には赤字で「芙蓉鎮電影院(Fúróngzhèn diànyǐngyuàn)」とある。映画館は中国語で電影院という。だが、残念ながら、戸が閉まっており室内を覗くことはできなかった。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 狐妖小紅娘

映画館の前には「狐妖小紅娘(Húyāo xiǎohóngniáng)」という中国のアニメの看板がいくつもある。

 

ちなみに、この狐妖小紅娘は日本でも放送されたことがあり、邦題は「縁結びの妖狐(ようこ)ちゃん」というそうだ。

 

*こちらは「狐妖小紅娘(縁結びの妖狐ちゃん)」についてのwikipediaさんの説明だ。

 

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨

ゲートをまっすぐ下ると真正面に見えるのがこの長廊下。なかへと入ってみます。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨

長廊下の内側へとやってきました。入って左側に小高い山のほうを見ます。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 土王祠

小高い山のほうには大きな建物が見えます。階段上ってみます。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 土王祠

土王祠(Tǔwángcí)」。土家(トゥチャ)族の先祖を祭る廟だ。廟のなかには土家族語で“墨帖巴(Mòtiēbā)”という先祖の魂を祭られているそうだ。数千年の歴史がある場所らしいが、文革で破壊されたのち、2000年に再建された。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 土王祠 渓州土族広場

土家祠からは広場を見渡すことができる。この広場は「渓州土族広場(Xīzhōu Tǔjiā guǎngchǎng)」といい、土家(トゥチャ)族での祭祀の集まりや誰かをもてなし歓迎をするための広場だ。では階段を下ります。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 渓州土族広場 擺手堂

広場にやってきました。目の前には「擺手堂(Bǎishǒutáng)」。擺手堂では、土家(トゥチャ)族の祭祀や客をもてなす踊りが披露される舞台だ。“擺”とは日本語で「開く」という意味だ。土家族の踊りは古代から続くものだという。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 渓州土族広場 擺手堂

この日は蒸し暑い。擺手堂のそばにある屋根のあるベンチではたくさんの人が休んでいる。この建物の左側を奥へと進んでいきます。

 

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何か塔みたいなものがみえてきました。(見にくいですが)中央右側には銅像も見えます。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 渓渓州の戦い

西暦939年、土家族と五代十国時代の楚の王・馬希範が率いる兵とがぶつかり戦いが起きた(渓州の戦い)。結果、楚国は戦況が好転せず土家族と和平を結んだ。その和平を結んだ場面のようだ。

 

*渓州の戦いについてだが、日本語の説明は見当たらず。中国の百度百科さんの説明はこちら。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 銅柱

和平を結んだそばには「銅柱(tóngzhù)」がある。渓州の戦いのあと、色々な取り決めを銅柱に刻み建てたという。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 銅柱 長峰字銅柱

ん?よくよく見ると、これは「長峰字銅柱(chánglǐngzì tóngzhù)」と呼ばれるもので、清代公緒十二(1886)年、吉林省とロシアの国境に建てられた銅柱のレプリカだ。ここ芙蓉鎮とは全く関係がないものだ…。紛らわしい…。

 

*長峰字銅柱についての説明はこちら。中国の百度百科さんより。

 

中国 旅行 湖南省 芙蓉鎮 古城 王邨 銅柱 長峰字銅柱

レプリカの銅柱がたっている広場から一本の川が見える。

 

 

芙蓉鎮・その⑤ 〜芙蓉鎮巡り・パート1〜はここまで。

 

つづく。

訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その④ 〜映画『芙蓉鎮』下編〜

訪問日 2022年7月16日(土)~18日(月)

 

芙蓉鎮だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。

 

私はこの映画のタイトルは知っていたが、この芙蓉鎮へ来るまで見たことがなかった。

 

芙蓉鎮巡りで、映画に出てきた風景を今でも見ることができる。まずは、予習ということで映画『芙蓉鎮』の内容をまとめます。下編からのスタートです。

 

では行ってみましょう!

では見てみましょう!

 

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

時代は1966年。文化大革命(略して文革)が始まる。

 

*文化大革命とは何か?wikipediaさんによる説明はこちらから。

 

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芙蓉鎮では王秋赦が李国香にとって代わって芙蓉鎮のリーダーとなっており「牛鬼蛇神(niúgǔi shéshén)」という言葉を使っている。意味は「得体のしれないもの」だが、文革期に地主や資本家などを指して言った言葉だ。つまりは右派やブルジョア分子は人としての扱いではなかったのだ。

 

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李国香は”ニセモノの左派”とのレッテルを張られ、さらに首から“古びた靴がかけられている”。この靴の描写は「搞破靴(gāo pòxié)」といい、靴が壊れるほど足繫く男遊びが好きな女性という貶めの言葉だ。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

右派の秦書田、ブルジョア分子の胡玉音、ニセ左派の李国香は雨降る中、紅衛兵の命令で立たされる。

 

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李国香にとって代わって芙蓉鎮のリーダーとなった王秋赦はタバコをふかしながら「政治運動はいいことだ」と言っている。王秋赦は貧農で怠け者。国の時世に乗っかれてリーダーになれただけのならず者だ。

 

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ブルジョワとされてしまった胡玉音は再教育の一環として、街のほうき掃除係にさせられてしまった。自身の家には「打倒新生資産階級份子胡玉音!(新ブルジョア分子の胡玉音を打ち倒せ)」と書かれている。

 

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秦書田も胡玉音とともに街のほうき掃除係にされてしまっていた。胡玉音はこの悲惨な運命は秦書田が原因と思い込み「私を呼びに来ないで」で嫌い突き放そうとしている。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

とある日、胡玉音が出てこない。心配した秦書田は胡玉音の家に行くと、胡玉音は熱を出していた。それを看病する秦書田。

 

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月日が流れとある朝、王秋赦が建物の中から窓から出ようとしている。それを見て秦書田は日頃の仕返しをしようと、些細なイタズラを思いつく。尚、王秋赦は夜な夜な李国香と密会して、朝、人目につかないように裏手から出てきたところだ。

 

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別の日、秦書田は王秋郝が出てきた窓の下に泥?糞?を仕掛ける。

 

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秦書田は胡玉音と共に、王秋赦がいつ出てくるかと待っている。秦書田の両手はいつの間にか胡玉音の肩の上に…。

 

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王秋赦が窓から出てきた!ものの見事、秦書田が仕掛けたイタズラに足を滑らせコケる。

 

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胡玉音は王秋赦がコケて笑っている。

 

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もちろん、イタズラを仕掛けた秦書田も笑っている。二人の間には、いつの間にかわだかまりが消え、親密な仲となっていた。

 

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胡玉音は石臼を挽き何年も作っていなかった米豆腐を作る。

 

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その米豆腐を秦書田へご馳走したのだ。そして二人は熱くなる…。

 

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時が流れ胡玉音は秦書田の子を宿す。結婚を認めてもらおうと党のリーダーに申請書を書く。そこには「認罪書」とあり自己批判しているようにも見える。 

 

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党は、白い対聯(死者が出たという意味だろう)を門に張らせ「一組の黒五類の夫妻、二人の犬の男と女」、門の上には「鬼の巣」とある。ともあれ、結婚が認められたのだ。当時、黒五類は人として認められてなかったことがわかる。尚、私が知っているところでは、白い対聯の地区もあれば、緑の対聯の地区もある。

 

*対聯とはなにか?wikipediaさんの説明はこちら。

 

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秦書田と胡玉音は文革中でもありながら、世間から蔑まれて見られている中、些細な2人だけの結婚式を行う。

 

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コップには赤色の砂糖水が注がれ、、、

 

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互いの手を交差させて盃を交わそうとしている。中国語では「交杯酒(jiāo bēi jiǔ)」といい、結婚式で行う夫婦の固めの杯だ。その時、誰かが訪ねてきた。

 

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戸を開けると、谷燕山が二人の結婚のために危険を冒してやってきた。

 

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谷燕山の心温まる行為に胡玉音は感激のあまり泣きこんでしまう。

 

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秦書田と胡玉音の結婚を不快に思うのがいる。李国香だ。二人の結婚の知らせを聞くと「無法無天(法も神もない。無法の限りを尽くす)」と言い放つ。尚、蛇足ながら、歇後語で前句「和尚打傘」の後句が「無法無天(無髪無天)」である、

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

李国香が王秋赦を遣って秦書田と胡玉音を捕まえにいく。「把他綁起来(奴を縛り上げろ)」と言っている。

 

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雨が降る中、中央には李国香と王秋赦がカッパを着て椅子に座り、、、

 

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車には軍事管理委員会が乗っており(当時車に乗れるのは階級が高い党幹部らしか乗れない)。

 

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秦書田は縛り上げられた状態だ。秦書田に「有期徒刑十年(懲役10年)」の判決が下された。

 

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一方、胡玉音だが「有期徒刑三年。因身懐有孕, 監外執行。交芙蓉鎮革命群衆, 監督労働(懲役三年。だが妊娠している為、刑務所の外で刑を執行、芙蓉鎮の革命群衆は労働を監督せよ)」とのことだ。

 

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胡玉音が秦書田の頬に手を添えると、秦書田の声が聞こえてくる。「活下去(生き抜くんだ)」と。

 

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秦書田の口は閉じている。だが胡玉音には「像牲口一様地活下去(畜生のように生き抜け)」との秦書田の声が聞こえる。

 

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尚、“牲口”は畜生と意味だが、人を罵るときに用いる言葉でもあり、“人で無い者”という意味でもある。日本語では「豚のように生きろ」という意訳だが、この畜生の単語には時代の背景や秦書田や胡玉音の身分などのさらに深い背景がその言葉に込められている。

 

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さて身ごもった胡玉音だが、お腹を抱えて仕事をする胡玉音に手を貸すようになった。

 

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ある日、胡玉音が産気づき、それに気が付いたのが谷燕山だ。胡玉音は「大的小的 都活不成(私も子も死んでしまう)」と弱音を吐く。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

谷燕山は一刻も胡玉音を病院へ運ぼうとして1台の車を止める。

 

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谷燕山は胡玉音を連れて病院へと向かう。

 

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病院は胡玉音を帝王切開するという。病院は谷燕山にその同意書を求める。谷燕山は“胡玉音の夫”として同意書にサインをする。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

男のが無事に生まれて、女医が「子どもに名前を付けてあげなくては」というと2人に名前を尋ねる。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

胡玉音は「谷軍」と女医に伝え、女医はその名前を書き写す。

 

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出産後、胡玉音は背中に子どもを背負って雪が積もるなか変わらず村の掃き掃除をする。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

子どもが大きくなり、子どもが故玉音の手伝いをするようになっていた。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

さらに年月が過ぎ、子どもは一人で村の掃き掃除をするようになっていた。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

時代は1979年。文革が1976年に終了しその3年後となる年だ。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

村の役人が胡玉音の家に来て「胡玉音同志」という。その呼び名から、胡玉音は名誉回復を果たしたことがわかる。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

役人は没収した新居と1500元を返すという。役人は「どうだい、ほかに何か要求はあるかい?」と尋ね、、、

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

私の夫を返して」と繰り返し叫ぶ。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

場面が変わり、川を渡る船に積載さされている車から女性が一人降りてきた。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

女性はその背中に見覚えがあるようだ。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

そう、この2人は秦書田と李国香だ。皮肉にも同じ船に乗り合わせ、芙蓉鎮へ向かうところであった。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

秦書田は村の中心の場所にやってくる。子どもたちは見慣れない大人に、口々と誰だ?という。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

秦書田の帰りを見つけたのは、黎満庚の妻だ。一人の子どもに「お父さんが帰ってきた」と伝える。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

胡玉音と秦書田は長い年月を経て、やっと再開をする。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

秦書田の荷物には幾冊かの本がみえる。懲役中でも読書に励み、自分を捨てていないということが伺える。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

故玉音が「お前のお父さん」だよと子どもにいう。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

秦書田はやっと最愛の妻と最愛の子を抱くことができた。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

ちょうどそのころ、かつての村のリーダーで秦書田と胡玉音が結婚する際に白い対聯を書かせた王秋赦の家が崩れる。この崩れるとは何を暗示しているのだろうか??一つの時代が終わったということだろうか??

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

さて、建物には「胡記米豆腐」と堂々と看板が掲げられている。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

米豆腐をお椀に盛り付けている手が見える。秦書田だ。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

胡玉音は店に立ち接客をしている。胡玉音の米豆腐店は昔と同じように繁盛している。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

黎満庚がやってきて「営業証は?」とかつての李国香の真似をしてみんなを笑わす。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

突然、響きの悪い鐘の音が響き渡る。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

王秋赦が米豆腐店にやってきた。王秋赦は精神に異常をきたしているようだ。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

突如立ち上がり「政治運動だ」と言い出す。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

王秋赦の「政治運動だ」という声が不気味に高々と村中に響き渡り、王秋赦の姿が徐々に小さくなる。

 

芙蓉鎮 謝晋 映画 ストーリー

映画の最後「劇終」とでて、これで映画が終わる。

 

 

この映画は上編と下編併せて164分である。

その164分をなるべくわかりやすくブログにまとめてみました。

 

中国映画は、そこいらに伏線や示唆しているものが隠されているのが特徴だ。

中国人の映画の評論の会話では、よく(中国語で)「暗示」という言葉が出てきて、「この言葉や動作は××を意味する」という具合に、登場人物の気持ちを読み解こうとする。

 

この映画も細かなところを拾っていくと、膨大な情報量になるうえ、日本人には理解できない部分も数多くでてくる。

 

 

ともあれ映画『芙蓉鎮』のおさらいは以上で終わりだ。

 

次は、やっと芙蓉鎮めぐり!

つづく。