ハマーヘッド 後ろから
承前
これも以前書いた記憶があるが、問題はホワイトのばらつき具合。
コマのエッジぎりぎりにしずくが飛んでしまうこともあり、それこそが自然な星空に見える原因なのだ。
人間の作為が入ると、どうしてもコマの縁は無意識に憚ってしまう 。
似たようなものにテレビと映画のトリミングがある。
かつてテレビと映画画面の縦横比にはっきりした違いがあった折、映画のテレビ放映時のとこか不自然な感じと、テレビ番組には不自然さがないことを不思議に思っていた。
答えは勿論画面の縦横比の違いから、映画テレビ放映の折は各種の作為で横長画面からより四角いテレビ用にトリミングしなくてはならないからだ。
のらくろの時代から手塚治虫、さらにトキワ荘の漫画家たちがアカデミズムより遥かに劇的な進化を繰り返した来たサブカル、今日でも更なる表現が現れている。
今度は美術サイドが彼らから多くを学ぶべきだ。
サブカル侮り難し。