現在再開発中の下北沢、駅前にフードコートが出来ている。
お洒落なアジアンダイニングというよりも、現地のものに近い「マカン(ぶっかけ飯屋?)」のタイプで、バックパッカーとしては嬉しい限りである。
ニョクマムやパクチーの香りが食欲をそそる。
セロリの代用にパクチーでもいけるかと考えて、ミネストローネのセロリをアジア風アレンジなど面白いかと思っていると、パスタの方に考えが及んだ。
中国原産の麺も、イタリアのパスタ程多様なバリエーションは持たない。
イタリア人の人生を楽しむ気質がもとにあるのか、もって生まれたセンスの良さが、いち食材をも弄り回さないとすまないのか・・・。
料理にはその民族性が反映する。
制作に迷った折、料理に置き換えてみると新たな切り口が見つかることがよくある。
いくら理論をこね回してみても、料理の様に「うまいかまずいか」という絶対のモノサシがあるジャンルには敵わない。
美術もひとりよがりにならないよう、注意が必要だ。