「愚者の船・阿呆船」に関しても補足。
以前金魚のモチーフで書いた「阿呆船」、そのような風習があったのかと勘違いしていたが、風刺小説のタイトルだったことを訂正します。
勿論、日本の姥捨て山のように、実際にもあったかもしれない。
15世紀ドイツの「セバスティアン・ブラント」が1494年に刊行した風刺小説。
「ナラゴニア」なる架空の島に向かう「ダス・ナレンシフ」号に、滑稽な愚か者が乗っていて・・・という話。
ボシュやデューラーの挿絵も秀逸。
4月の個展では、大型の金魚でこのモチーフを扱った作品を展示します。
「~を孕む出目金」のシリーズで小品も展示。お楽しみに・・・。