(マンガ・文 Jam 監修 精神科医 名越康文)
こんにちは
今日は久しぶりに純粋な本レビューの記事です
本レビューに登録しながら、純粋な本のレビューって全体のどれくらいやろ
と、最近の記事を振り返って若干反省したので、今日は純粋な本レビューを目指して書きたいと思います
ただ、私はいつも構成を練らず、思いついたままにブログを書いているので(でも、だからこそこんなに続いているのだと思いますお付き合いくださってる優しい皆さま、ありがとうございます…)、もし脱線したらごめんなさい←逃げ道つくりました
今回の本は、彩ふ読書会のビジネス書・自己啓発本部の課題本でもあります。
彩ふ読書会と部については、こちらの記事をご参照ください
本屋さんでこの本を見つけて、タイトルと、表紙に書かれた漫画が気になっていたのですが、「本買いすぎやしな…」と保留にしていました。
そんな時、ブカツで課題本候補として挙げられ、
運命…と思いました。
大袈裟なようですが、私は本との巡り合いは運命であり、奇跡だと思っています。
実はこの本にそのまま同じようなことが書いてあって、やっぱり運命…!と思いました
彩ふ読書会一周年イベントの推し本のテーマは、「私を変えた一冊」でしたが、一冊の本との出会いが人生を変えることがあると、私は思っています。
それは、小説、漫画、自己啓発本などジャンルを問いません。
ただ、自己啓発本はメッセージ性が高いので、影響力は高い気はします。
またしても前置きが長くなりましたが、そんなわけで嬉々として今回ご紹介させていただく本を手にとりました。
次の構成で書かれています。
はじめに
Chapter1 SNSのモヤモヤ
Chapter2 人間関係のモヤモヤ
Chapter3 職場のモヤモヤ
Chapter4 自分のモヤモヤ
解説
あとがき
右側に漫画、左側に解説という形で、64のテーマについて書かれています。
Twitterで書かれたものをまとめられています。
表紙にもなっているページがやはり一番好きでした。
パフェ食べてるよ。って表現が、インパクト大ですよね
恋…
そんなの嫌だ〜!ってなりました
はじめにで紹介される名言も素敵だなあ、と思いました
「お芝居と同じように、人生にも上手な人と下手なひとがいるのよ」
作者のJamさんは、自分のことを三文役者と表現されていましたが、私も大根役者だと自認しています。
フツーのひとが引っかからないところで気持ちがささくれ立ち、立ち往生しまくってきました。
でも、考え方、生き方のコツを周りの人や本から学ぶことで「もう無理だ!」という局面から、何度も何度も不死鳥のように、立ち上がってきました。
苦労の多い人生だと自分でも思いますが、その分、自分やひとを癒す言葉が、自分のひきだしのなかにたくさんあるというのは、少し誇れることかもしれません
誰かを癒すことで、過去の自分を慰めるような気持ちになったり、「こんな自分でもひとの役に立てるんだ」と嬉しい気持ちになります。
SNS、人間関係、仕事、自分自身…。
ひとの悩みは多くは、人間関係にまつわるものです。
でも、作者のJamさんがご友人の言葉で悩みから脱却できたように、ひとは、人によって悩まされるが、人との繋がりによって救われると思います。これ、何回も書いてますが、何回でも書きたいです
私自身、家族や周囲の友人、ブログを通した交流により、数限りなく救われています
SNSのもつ問題についてよく警鐘が鳴らされますが、幸いにして私は、今までブログを通して嫌な思いをしたことはありません。
むしろブログを始めてから、他人に対して自分が勝手に張っていたバリアが薄くなった気がします。
温かいメッセージをいただいたり、世の中、自分が思っているより優しい方が多いんだ、と気付き、自分自身もひとに対して優しくなれるようになりました。
でも、もし、辛い目に遭うことがあれば、急いでこの本を読みたいと思います
コメントに、顔が見えないからと辛辣な言葉を並べる方がいますよね…。
相手は生身の人間だ、という想像力は、ひととして持っていたいと思います。
いざというときは、「流れ弾に当たった」と唱えて心を鎮めようと思っている私です…
今、iphoneを新しいものに変えて、データの引き継ぎをするために、古いiphoneの不要なデータを消していっています。
たとえば写真とか、一時的にお知り合いになった方の連絡先とか、「なんとなく残しているもの」がたくさんあって。
機械オンチの私はデータの引き継ぎ方法がよくわからず夫に任せていて、引き継ぎがうまくいってない状態で、新しいiphoneにはまだ電話帳すら移行できていません
でも、何も入ってないiphoneって、凄く身軽でいいな、って思いました。
このまま、使うときに使うものだけ入れたら、とても身軽な存在になるな、と思い、データ移行を手作業でやろうかな…、と思ったりもします。
断捨離ですよね。
不要なものを捨てれば、必要なものにすぐ手を伸ばすことができる。
いちいち検索をかけて探し回らなくても、すぐ見つけられる。
…これ、気持ちも一緒かなあ、って思いました。
色々な思い込みや気遣いや、色んなものを背負い込んで、自分の気持ちが押しつぶされそうになる。
娘の不登校で親としての役割とか、仕事のことも凄く迷ったけど、自分にとって、本当に必要なことって何?ってとことん自分と向き合ったら、娘が笑顔ならいいって答えがでました。
そのシンプルな答えが出たときに、凄く爽やかな気持ちになりました。
看護師を辞めるかどうかも死ぬほど悩んだけど、
今の自分の健康状態、家庭環境で続けるのは無理だって諦めがついて、こだわりを捨てたら凄く楽になりました。
ひとは、知らず知らずのうちに思い込みを蓄積していくけど、それって、本当に必要って自分に問いかけたら、自分を縛ってたのは自分だったと気付くことも多いと思います。
私は、益田ミリさんの「永遠のおでかけ」の一節がとても好きです
写真は思い出なので、なかなか消すのが躊躇われていたのですが、一枚一枚眺めながらアルバムを新しく作ってフォルダに納めたり、不要なものは、思い出を振り返りつつ、「ありがとう」と心のなかで呟いて消していくことは、思った以上に心地よい作業でした
そのときは必要で、大切なものだったとしても、自分が変化していき、今までのような存在ではなくなることやものは沢山あると思います。
それは、友人や恋人関係にも言えますが、モノではないので簡単にお別れできず、違和感を感じながらも関係を続けることがあると思います。
でも、大切な思い出や楽しかった思い出は、自分のなかでキラキラ眩しいものとして、記憶に留まります。
だから、「処分したところで、思い出は失われない」と思えば、感謝を持って「さよなら」することができ、優しい思い出は綺麗な思い出のまま残すことができるのではないかと思います。
お別れした当初は辛くても、時折記憶の箱から取り出して、幸せな思い出として心を温めるものになる。
そんな風に思います。
今回ご紹介させていただいた本でも、手放せない感情の対処法がいくつも紹介されていました。
どちらも手放せない。
「どっちでも 楽になれる方でいいんだよ」
許すも許さないも正解はなく、自分で決めていいのです。
真面目な人ほど最後まで付き合おうとして逃げ時を見失い、結果自分を傷つけることになります。
付き合える限度を決めておくことは、仕事に限らず人間関係全般において大切なことだと思います。自分を守るために。
止まるのも、進むのも自分次第。
でも、進まないと出会えないひとや、出会えない感情があるのは事実です。
⚠️なんでもかんでも、変化することが大切というわけではありません。
今回ご紹介した本は、知らず知らずに溜め込んでいる感情を解放する一冊だと思います。
「パフェ」という表現が、心屋仁之助さんが紡ぎ出される言葉のインパクトと似ているなと思いました。
ひとは、頭を働かせたときではなく、心が動いたときに変われるのだと思います。
そういう意味で、今日ご紹介した本は、心が動かされやすい一冊ではないかと思いました。
①ゆるい絵柄で、緩ませながら、寝転びながらでも読める
②漫画で視覚に訴えかけてくる。
③身近な問題である。
④気楽に、緩んだ状態で読んでいるところに、「パフェ」をはじめとした、インパクトある言葉が飛び込んでくる。
⑤①〜④の理由により、印象に深く残る。
著者の方がもしここまでを戦略的に狙って出された一冊なら、なんだか恐ろしいなあ、と思いました。
マーケティング戦略として、キングコングの西野さんとかなら、そこまで計算でやりそう…。
この発想は、今までならば浮かびませんでしたが、読書会で様々な方のお話を伺うようになって、自分の発想の幅が広がった気がします
そして、このレビューをそのままブカツにレポートとして提出しようと思っているので、少し真面目に考察してみました
いかがでしょうか、部長
ブカツの部員の皆様がどんな感想を持たれたか、聞くのが楽しみです
意見で書きたい内容があったら、この記事に追記するか、第2弾を書きたいと思います
意見を交流させ、自分と違う価値観に触れることはとても楽しいです
慣れ親しんだ考え方やこだわりを手放すことは、ときに痛みを伴いますが、コンフォートゾーン(ぬるま湯のような快適な状態)から抜け出すときには痛みを伴い、変化の前には必ず停滞期があります。
“しんどいときは、自分が変わるチャンス”
私はこの数年の経験から実感しています。
当たり前のこととして知らないうちに囚われていた考え方に気付ける一冊だと思うので、オススメです
最後に、本のなかの優しいメッセージでレビューを締めたいと思います。
やっぱり、途中脱線を挟む感じになりましたが、私的にはまずまず満足です
仕上がりはともかく、意識して本レビューを仕上げた、という意味で
次の記事は、不登校について再びで、リブログ+リブログさせていただいた記事からの派生記事という二部構成。
二部は初のアメンバー記事を書こうと思います
夜には更新できるかな
それでは、また