インフルエンザの検査をするには、
棒を鼻に突っ込むことが必要です。
ただ、今新しい検査方法が導入され始めています。
喉の所見をカメラで撮ることで、
インフルエンザかどうかを判定出来るような検査方法です。
ただ導入し始めているばかりなので、
色々と改善点もあるようです。
検査するタイミングなどもあるようで、
タイミングを間違えると
検査の信憑性が落ちるそうです。
また、タイミングが合っていたとしても、
実際に導入しているクリニックでは、
インフルエンザにも関わらず陰性のことが多々あったりして、
結局この検査方法は中止しているケースも多々あるようです。
鼻に棒を突っ込むという患者さん負担が減ることを考えると、
前向きに検討していきたい検査方法ですが、
信憑性に欠けることは、
残念ですね。
といった話しを、
勤務先の上司と話していました。
その時、
上司のつぶやいた一言…
まぁでも、
偽陰性でもいいんだけどね。
（間違ってインフルエンザ陰性って出てもいいんだけどね。）
…分かる。笑
よほど状態が悪い方だったり、
新生児だったりした場合には、
もちろん検査での判断ってとても大切です。
ただ、普通の外来に来られるような方の
インフルエンザの検査って、
正直、医療的には必要ないことがほとんどです。
薬なくても自然に良くなるし、
結局インフルエンザだってただの風邪なので、
寝ていれば治ります。
診断したことで、
その後の治療方針や
経過が変わる訳ではありません。
（タミフル処方するかどうかは変わるかもしれませんが、そもそもタミフル必要って訳でもないし。）
つまり、
医療的には診断の必要性はないんです。
（本来検査とは、患者さんの状態を診て、
今後の治療方針を決める時に、必要に応じてするものです。）
では、何故、病院で
インフルエンザの検査をしているか？
親の希望や保育園の希望ですよね…。
（園や学校では登園の目安も変わるのもあるからかな。）
あとは、病院によりますが、
お金が入るからするケースもあるかな。
（そんなに多くはないよ、念のため。）
結局は外来でするインフルエンザ検査って、
検査をして陰性だった（or陽性だった）
という事実が欲しいだけがほとんど。
検査でインフルエンザを見逃しても、
患者さんに何か負担がある訳ではないので、
（インフルエンザだったとして自然に良くなるので）
信憑性とか
そんなに気にしなくてもいいよね…
って意味で上司も呟いていて、
思わず、
「確かに…」
って私も反応してしまいました…
笑
私は普通の病院勤務なので、
上司はタミフルも処方しますし、
全く自然派ではないです。
そんな先生でも、
こんな風にインフルエンザを捉えてますよ～～！
インフルエンザでも、
寝ていれば治るので、心配しないでね
インフルエンザっぽくても、
それなりに水分取れていて、
酷い状態でなければ自宅で休んでて大丈夫ですよ
ぐったり感が極端に強くなってきた時、
病院に行きましょう
第一位
第二位
第三位