
今までは換気のときの風(冷気)に寒い~と思っていましたが、今日の風は春らしいですね。
このまま桜が咲いて、春も本番、夏もすぐそこ
わたしもふくめ、花粉症の方はもうひと踏ん張りがんばりましょう。
本日は口角の下がりについてお話したいと思います
口角の下がりが気になる
診療日にこのワードを耳にしない日はないくらい
よくご相談いただくお悩みです。
口角が下がっている原因は人それぞれです。
『口角が下がっている=口角ボトックス』ではないケースもよくあります。
口角を上げることよりも、他の治療の方がインパクトあるかもしれないし、その治療によって口角も上がるかもしれません。
口角を下げる要因
口角を引き上げる筋肉が弱っている
頬の重みで押し下がっている
口角を下に引っ張る筋肉の過緊張、萎縮
あごの筋肉の過緊張
(あごの筋が収縮すると下唇の中央が上に押し上げられることで口角が相対的に下がって見えます。口角が下げるときは同時にあごに力が入ること多いです。下制筋ではありませんが、口角に対しては下がる方向に働きます。)
下唇を下からサポートするオトガイ部の骨や軟部組織の萎縮
口唇のボリュームや形
etc...
口角には上から横から下から、様々な表情筋が集結してハブのようになっているので、その分周囲の影響を受けやすくなります。
50代女性
お顔全体のたるみ治療を行いました。
・ヒアルロン酸
こめかみ、頬、あご、フェイスラインなどにトータル6cc使用しました(土台作り、リフトアップ)
その2ヶ月後に
・HIFU全顔
・リップの左右差補正を兼ねたお口周りのヒアルロン酸(ボリフト1cc)
の治療を行いました。
今回はお口元にフォーカスします。
口角を上げていただいたところ↓
上:施術前
中:ヒアルロン酸(6cc こめかみ、頬、あご)施術後
下:HIFU全顔+あご下、リップ・お口周りのヒアルロン酸(1cc)直後
歯を出して笑顔↓
治療前は口角が上がらず、下の歯が見えています。
治療のたびに徐々に口角が上がるようになり
お口全体の位置が上に移動し人中が短くなっています。
加齢変化による骨や軟部組織の萎縮によって、口角を上げる筋肉が弱る&下唇を下から支える力が低下します。
すると、口角が上がりにくくなったり、お口を開けたときに下の歯が過剰に見えたりします。
①上中顔面ヒアルロン酸
こめかみ、頬に注入する際に、少し弱ってきていた頬や口角を上げる筋肉(大頬骨筋)をアシストするように注入しました
→口角を上げやすくする
②下顔面のヒアルロン酸
下唇の下からのサポートを強化&顎の筋肉や下口唇や口角を下げる筋肉を弱めるように注入しました
→下唇のサポート&口角を下がりにくくする
③HIFU
ドット、リニアを組み合わせてフェイスラインたるみを引き締めるように照射しました
→口角に載るボリュームを軽くする
④リップ&口角下ヒアルロン酸
上口唇の形の左右差を気にしておられたので、そちらを調整するように&口角が上がりやすくなるよう、下制筋を押さえ込むように注入しました
→リップ自体の形の補正&口角を下がりにくくする
下顔面にあるお口は
前述のとおり、様々な筋肉が付着するという解剖学的理由もあり、上中顔の治療と下顔面の治療のどちらの影響も受けます。
リップを直接治療したのは④ですが、①〜③を経てこその変化です。
①②④ではヒアルロン酸で筋肉の動きのコントロールを図る「myomodulation」を意識して注入しています。
myomodulationとは、ヒアルロン酸を用いて
“収縮力の弱った挙上筋をアシストして、過剰に力が入っている下制筋を弱める”
という考え方です。
基本的な注入の中で得られる効果なので、特別なテクニックというわけではありません。
強めたい表情筋
弱めたい表情筋
myomodulationの効果は注入後しばらく経ってからの方がよくわかることが多い気がします。
作用させたい筋肉の傍に注入したヒアルロン酸が、筋肉の収縮によって筋線維と親和することでさらに効果が出てくるのか??
表情筋が表情動作の中で勝手にバランスを取り戻していくのか??
このあたりはまだまだ検証中ですが、
myomodulationをうまく使いこなすことができれば、表情筋の過緊張を抑えたり、筋収縮の差によるお顔の左右差を改善したり、と
ヒアルロン酸でボトックスのような効果が得ることができる可能性があります。
ひっじょ〜にわくわくしますね
いろいろ述べましたが、原則はシンプル
✔︎なくなったものはたす、弱まった力は強める
✔︎過剰なものは減らす、過剰な力は弱める
です
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先日の福岡帰省
今回もフェリーを利用しました。
いつもの名門大洋フェリー、いつものファミリー向け和室。
コモモちゃんももう慣れた様子でくつろいでいました。
フェリー帰省は車ごと乗船できる点がとても便利です。
つい多くなりがちな荷物もポイポイ車に載せれば完了ですし、現地でも乗りなれた車に乗れて、帰りの荷造りもらくちん。
お布団敷いて、お弁当食べて、眠たくなったら川の字になって寝て…と、とても気まま〜
新幹線や飛行機だとあっという間の移動が、フェリーだとがちょっとした旅になります
(しかもGo toなしでもとってもおトク)
下船後はそのまま法事へ
父が亡くなって2年が経ちました。
早かったような長かったような。
日常のふとしたときに父のことを思い出して目頭が熱くなるのは今も変わりません。
また会って話したいな
一緒に母のご飯を食べたいな
祖母の元気な姿を見れてうれしかったです
佐藤
【SATO MOMOKO CLINIC Injection Lab. 】
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