今年も一昨日から、中国・広西チワン族自治区玉林(ユーリン)市で「玉林犬肉祭り」が始まってしまいました。これから10日間にわたり続きます…。

 

現地の様子やレスキューなどについて、情報をまとめました。

 

 

反DCMTJapanさんより

https://www.facebook.com/anchiInunekonikuDCMT/

 

中国 ユーリン犬肉祭り
1日目:6月21日 


🔶2019年6月20日の晩 ~ 21日にかけて現場へ訪れた活動家さんによる撮影

📍動画 → http://bit.ly/2IwloKP

 

***

 

聞くところによると、犬肉レストランへの客足は増えていないとのこと。

かつて生きている犬の「食用」取引のあった広場では、21日は1匹の犬も犬肉商人の人っ子一人もいませんでした。

 

2019年6月21日
元記事 → http://bit.ly/2IwloKP

 

まだまだ喜ぶには早いが、ユーリン犬肉祭はひょっとして廃れてきている可能性もあるとのことですが、油断は禁物です。

 

 

 

 

 

 

中国 ユーリン犬肉祭り

2019年 初日:6月21日

 

現地活動家の報告では、犬肉商人らは、ここぞとばかりに多く売ろうと生きている食用犬を大量に仕入れていたのだが、いつも爆買いしていく外国人は現れず結局犬は売れない状態で残ってしまったとのこと。ここで言う「いつも犬を爆買いしていく外国人」とは、アメリカやEUからの海外動物保護活動家のことです。

 

目の前の命を救わずには、いられないのは確かですが、犬を1頭1頭買うかたちで犬の命をレスキューするやり方では、犬肉商売を繁盛させるだけであり、犬肉商人にしたら、犬は売れるは、新たなる犬をまた盗んで売ればいい、あるいは 子を産ませたりして入手するのも簡単です。

 

第一日目は、生きている犬はあまり売れなかったものの、犬肉レストランの方は繁盛していた様子で、レストラン周辺の犬屠殺場もひっきりなしに犬を殺していたとのこと。

犬肉販売は繁盛していても生きている犬を大量に購入する外国人が今年は現れないとなると犬肉商人からすれば期待していた収入が外れて入ってこないわけですから、商売の先行きは、危ういかも知れません。

 

早くこんなイベント
廃止になるべきです

 

 

 

Yumiko NanbaさんのFBより

https://www.facebook.com/yumiko.nanba.98?fref=ufi

 

今日の玉林
こんなにたくさん車が


そして 美味しい狗肉あるょ
と書いてた

 

写真もアップが
たくさんあって見るに耐えれない

 

今日の中国のSNSから

 

 

 

 

 

World Animal Newsより翻訳

https://worldanimalnews.com/breaking-62-terrified-dogs-rescued-by-chinese-activists-just-days-away-from-dreaded-yulin-dog-meat-festival-in-china/

 

犬肉祭り直前の今月12日、中国の活動家たちが国際的保護団体HSIの協力を得て、玉林市の劣悪な屠殺場から62匹の犬を救出。 

 

犬たちは深刻な脱水・栄養失調状態にあり、感染症にかかっていると見られる犬も。

多くはペットとして飼育される血統の小型犬で、首輪をしている犬も複数確認されました。

 

中国の犬肉産業の犠牲となっている犬猫は、多くが路上で捕獲されたか、家庭から盗まれたペットで、これは明らかな法律違反。

 

救出された犬たちは速やかに一時的なシェルターへ移送され、ケアを受け、体調が整った後は中国北部のHSIのシェルターはじめ数カ所のシェルターへ移動、最終的には中国やアメリカで新しい飼い主を探すことになります。

 

画像:HSI

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AHWF(The Animal Hope & Wellness Foundation)より翻訳

https://www.facebook.com/animalhopeandwellness/

(マーク・チンさんの団体です。マークさんは、次のお子さんが誕生したのを機にアジアでの活動をやめ、現在は地元アメリカでの活動に専念されている、との情報がありました)

 

祭り直前から、路上では犬が次々とさらわれ、会場付近では生きた犬が殺されていました。

画像は、 祭り直前のNanQiaoマーケットの様子。(記事元に動画がありますが、殺された犬がたくさん映ります)

 

 

 

 

 

祭りへ向かうところを救出された犬たちは、まず中国南部にある動物病院へ運ばれてケアを受け、回復後は、長沙市にあるAHWFのシェルターへ移送され、いずれは新しい飼い主を探すことになります。

 

AHWFの長沙シェルターでは、スキ・スーさんとチームのスタッフが犬猫たちのケアや治療を献身的に行っています。

 

 

スキ・スーさんのFBより。

https://www.facebook.com/suki.su2?hc_ref=PAGES_TIMELINE

 

「犬肉祭りが今年も開催されているのは胸が痛みますが、いつも通り、動物たちを救うためにできることは何でもしたいと思います」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★Animals Asiaより翻訳

https://www.animalsasia.org/intl/media/news/news-archive/don%E2%80%99t-steal-our-friends!-chinese-villagers-given-advice-to-thwart-dog-thieves.html

 

 

Animals Asiaの調査では、中国内には大規模な犬の繁殖施設は存在せず、犬肉産業の犠牲となる犬のほとんどが一般家庭から盗まれたか、捕獲された野良犬と思われます。

 

にもかかわらず、今年1月に行われたオンライン調査では、65%の市民が犬肉にされる犬は食用犬農場で繁殖されたものと信じており、40%が愛犬が盗まれる危険にさらされていることを知りませんでした。

 

そのため、Animals Asiaは、祭りが行われる玉林市のある広西省の中でも、特に窃盗の被害に遭いやすい農村地区の住民に注意を促すため、地元の学生たちの助けを借りて、省内の20都市で愛犬を守るための方法を教える活動を行いました。

 

旧正月、学生たちは、それぞれ手にチラシや横断幕を持って村に帰り、住民たちに犬泥棒から飼い犬を守る方法をアドバイスして回りました。

 

 

 

 

 

 

 

【更新】中国・犬数千頭を殺して食す「玉林犬肉祭り」 署名・嘆願先あり