ネタりかからです。

https://netallica.yahoo.co.jp/news/20171022-42564919-giza

 

培養レザー商品ブランドZOA誕生。実際の動物の革と“ほぼ全く同じ”な培養レザーは動物にも優しい

2017/10/22 13:00 ギズモード・ジャパン

 

171003_zoa1Image: Zoa/YouTube

 

牛肉や鶏肉の培養が少しずつニュースに現れるようになりました。この背景には食肉として動物を育てることの環境負荷、そして生き物を殺すこと自体への倫理的な議論があります。そんな中で動物愛護団体から長らく批判を受けてきたのがファッションにおける革商品です。革をバッグやコートの素材として使うために動物の命を奪うなんてけしからんというわけです。動物愛護団体に限らず、同様の理由で革製品を使わない人もいますが、これからは動物を傷つけることなく革製品を楽しめるようになりそうですよ。

 

アメリカ、ニュー・ジャージー州のスタートアップModern Meadowがローンチしたブランド「ZOA」はなんと人工培養した革を使ったファッション・ブランドなんです。「動物を一切傷つけずに作られた革製品」というなんとも次世代なセールスポイントとなっています。

 

 

 

靴、カバン、コートといったプロダクトのために動物を殺さずにすむだけでなく、この素材は液体の状態で生成することができるそうです。そのためこれまでになかったデザインを、必要な分量だけ利用して製造することができるためコストパフォーマンスも良いと期待されています。Digital Trendsの取材にたいしてModern Meadowの広報担当者は次のように応えています。

 

革製品マーケットは1000億ドルという巨大な市場です。そしてZoaが提供する特徴は他のどんな素材も達成できていません。それは持続可能な製造プロセス、そしてカスタマイズ可能な特性をもった素材です。暑さ、ストレッチ、色、それぞれのパートナーや応用方法に合わせることができます。

 

つまりデザインや素材の面でも従来の革製品よりもユニークかつ優れたものを生み出す可能性があるということですね。Modern Meadownのテクノロジーは、カスタマイズしたDNAを細胞に注入して細胞分裂を起こさせるというバイオファブリケーションによるもの。発酵によって生み出したコラーゲンに色を加えて素材と合成することで実際の動物の革と「ほぼ全く同じ」プロダクトが完成するとのこと。

 

実際のプロダクトを見ることができるポップアップ・ストアがニューヨークはSOHOに2017年10月12日までオープンしていました。

 

液体状態で革素材を生成できるという彼らのテクノロジーをプレゼンテーションするためでしょう、ビデオで紹介されているTシャツはかなり奇抜なデザインとなっていますが…今後のラインアップと値段に注目です。

 

Image: YouTube
Source: Zoa, Modern Meadow, Digital Trends

(塚本 紺)