
今日も前回のお話の続き、パールシティ神戸と呼ばれる理由をお話しますね

この前で、神戸港から日本の真珠が世界に発信されていたことをお話していたのですが
実は神戸には真珠を身に付ける宝飾品にする為の大事な工程をするのに適した場所になります

神戸にお住まいの皆様なら全員といっていいほど言われる言葉があります。
北→山側
南→海側
神戸大丸さんでも、山側・海側表記で有名なのですが
神戸は山と海に囲まれた街になります


神戸の山と言えば六甲山が1番有名です

北野の街は、海から北に一直線、六甲山の麓付近まであがった場所に位置するのですが
(お天気だと海まで見渡せます

この六甲山から南に向って注がれる太陽の光(北光線)が真珠を選別するために適した光のようです

一定量の安定した光で選別を行うので
北野の真珠メーカーは窓ぎわに選別部屋があり
毎日大量のパールを選別しております。
真珠は養殖とはいえ、貝が形造るもの。
一つずつ違った大きさや色、形、テリ方をしているので
それを全て人間の目で分けていることになります

そういった作業を行う街が、ここ神戸・北野のパールシティと呼ばれる所以になります

また、前回ヨーロッパの貴族を中心に日本のパールが人気。とお伝えしたのですが
日本の真珠をヨーロッパで流行らせたのが
神戸に住んでいた海外の駐在員たちが家族へ日本のお土産として贈ったことがはじまり
という見方もあるようですよ

養殖が盛んな地域の中心地点だったこと
貿易港があること
真珠の選別に適した北光線があること
外国の方が集まる街だったこと
様々な要素が重なって
パールシティ神戸と呼ばれる街に成長し
今では、神戸が真珠の選別・加工の全国の8割、
全世界をみても6割ほどを占めているそうです



この記事を読んで
少しでも神戸の真珠を知っていただければ嬉しいです(*^^*)
今度は真珠について、また書いていきますねー

iPhoneからの投稿