発表会の配役を決めるとき、いつも考えることがあります。


まずは「技術」

もちろん大事です。


けれど、技術だけで決められたら話は簡単。

役を任せるということは、舞台を引っ張るだけではなく、その子が周りに与える影響も含まれます。


だからこそ、技術以上に必要な要素を「3つの条件」としてまとめてみました。


☝️ひとつ目は、健康であること。体が丈夫で、心が安定していること。心身のバランスが整っているというのは、舞台に立つ上で必須と言っていいくらい大切です。ここが崩れると、どんなに素敵な踊りがあっても続きません。


☝️2つ目は、責任感。

レッスンを休まないこと。

時間を守ること。

約束を大切にすること。

そして、少し先のことを考えられる視点があるかどうか。自分の立場を理解し、周りを見ながら動ける人は信頼できます。


☝️3つ目は、努力する力。

努力って、誰でもできそうでいて、実は一番難しい。責任ある役になればなるほど、人よりも努力する姿勢が必要になりますし、考える力も求められます。何事においても何か叶えたいことがあるのであれば「誰よりも努力すること」なんですね。


こうした積み重ねと信頼こそが、舞台をつくるうえで一番大切だと思っています。もちろん、現実は理想どおりには進みません。


人としてすごくできていても技術が追いつかない場合もあるし、学業や状況によって、バレエを後回しにせざるを得ない時期もあります。


それでも舞台では、配役を決めなければいけない。すべての条件を満たすのは簡単ではありませんが、今のモモコバレエでいちばん誠実にレッスンに向き合っている人を選びます。


レッスンを休まないか。

心と体が健康か。

責任感をもって努力を続けているか。


完璧じゃなくていいのです。

でも、この3つの軸を大切にしている生徒さんには、未熟であっても安心して任せられる。


そしてこれは、バレエだけの話じゃなくて、社会でも同じだと思うのです。


信頼される人、何かを成し遂げる人には、やっぱり「健康」「責任感」「努力」があります。


技術やセンスは素晴らしい才能だけれど、それ以上に「生き方」の部分が大事だと感じます。


体と心が整っていなければ続かない。

責任感がなければ信頼は得られない。

努力を怠れば、力は育たない。


そして、そうした姿を必ず誰かが見ています。舞台の中だけでなく、社会でも通じる力。


そしてその力を育てるのが、バレエ、そして舞台には大きくあります。


トップとは、才能がある人ではなく、自分を律し続けられる人。


バレエであれ、社会であれ、光る人には必ず「積み重ねた時間」があります。


舞台で輝く姿は、その子が日々どんな姿勢で過ごしてきたかの証。その一歩一歩を見逃さず、ちゃんと見ていたいと思っています。