腕(かいな)は世界をかき抱く 髙橋大輔さんに惚れた理由 アーム編 | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

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今日も私が髙橋大輔さんに惚れた理由を書きたいと思います。

今回はアーム編です。

 

いろんなスケーターの足元を見てるとそれぞれに特徴があるのがわかりますけど、それ以上に選手によって全く異なるのが腕の使い方です。

言うまでもなく、大ちゃんは肩から腕、そして指先に至るまで本当に素晴らしいです。

 

私が大ちゃんを初めて見たのは2003年の全日本長野大会でしたが、パガニーニの冒頭、顎を反らしながら腕をすーっと差し伸ばしたその瞬間に「あ、この子は違う!」って思ったことをよく覚えてます。そのくらい印象的でした。

 

そして大ちゃんにどっぷりとハマってしまった2005年スケートアメリカのラフマニノフもまた冒頭、腕を振り下ろすところに完全にやられました。

 

だらんと腕を落とす脱力したような仕草から何か失意のようなものを感じました。それがまたピアノの調べに完全に同調していていてハッとさせられたのです。

 

後にこのピアノコンチェルトはうつ病からの回復期に作曲されたと知り、あの冒頭のどこか憂鬱な仕草はラフマニノフの心象風景を描いていたのかも知れないと思いましたが、当時は知るよしもなく、しかし心かき乱されたのです。

 

鬱々としてなげやりな感情が伝わってくるような陰鬱な出だしから、いくつかのジャンプを経てレイバックスピン。

 

曲調が変わり、優しげな調べと共に天を見上げてまるで雨上がりを喜ぶような笑顔を見せた際の手の下ろしかたも、まさに心の鎖がほどけていくのが目に見えるようでした

 

日本人なのに演技中の大ちゃんからは照れみたいなものは全く感じられず、音楽のなかに完全に入り込んでました。

 

 

 

男性、それも日本人の男の子がこんな表現出来るなんて!と驚愕でした。

ちゃんと表情に変化をつけながら演じられる人、それまで誰もいなかったのです。いまだに数は多くありませんよ。

 

この試合全体をご覧になれば当時の大ちゃんがどれだけ異質な存在だったかお分かりいただけるのですけどね。

 

試合なのに試合ではなかった。そう、ソチのビートルズメドレーと同じです。彼自身は透明で、音楽の情景だけがそこにありました。

ただ煌めくような青春が踊っていると感じました。

青春という言葉を観念ではなく映像として理解したのは私はこれが初めてでした。

 

 

 

 

思えば大ちゃんの腕の一振りで私の人生は変わってしまったのです。

 

と思うとやはりウィザードという称号は当たってるかもね。当時はまだ携帯も持ってませんでしたし、youtubeもありませんでしたから、テープがビデオテープが伸び切るまでもう狂ったみたいにリピートしましたよ。今振り返ると良くあの画質で・・・と呆れるくらいのひどい荒れようでしたが、それでもまるで中毒にかかったみたいに休みの日にはそれこそ朝から晩まで暇さえあれば見てました。

 

今でもひょんなきっかけで大ちゃんの魅力に取りつかれ、動画を見まくってるなんていう書き込みを読むと、それわかるー仲間仲間!ってはしゃぎたくなります。

 

リピするうちに大ちゃんがピアノの調べに合わせて柔らかく腕をしならせ、中指で鍵盤をポンと叩くような仕草をしてることに気が付きました。

 

当時はまだ今ほどフィギュアブームじゃなかったし、雑誌もそんなに出版されてなくて、彼に関する情報がほとんどない状況でしたが、あれ?なんか他の人と違う。こんな風に音をとる人初めて見た!って思いましたね。

 

それまでは男子と言えば注目はジャンプとせいぜいスピン。そこを重点に見ていて、変わった技とかEXで面白いことをやってくれる人(ロロ様)が好き、みたいなごく普通のスケートファンだったので、そういう繊細な仕草に気が付くのには時間を要したのです。

 

そりゃあみどりちゃんが優勝したスケートカナダのカルガリー大会とかは何度もリピートしたんですけど、あれだって豪快な3Aと後半の3回転連続ジャンプや連続バタフライの迫力に心惹かれてたんであって、表現は二の次でしたから。

 

でもいい加減リピートしすぎたおかげで私の中ではすっかり大ちゃんがスタンダードになってしまって、それが当たり前という贅沢に慣れ切ってたので、現役中はやっぱり勝敗も気になりました。

でも大ちゃんが引退してからはそういう心理的な拘束が解かれたので、かなり客観的に演技を再見できるようになり、おかげで気が付くところがまたいくつも出てきたんです。

なので引退してからの4年間も私にとっては新たな発見が多いとても充実した日々でした。

 

再び現役に復帰されるとのことで、当然勝ち負けで演技を見てしまうのは避けられませんが、しかしとても貴重なこれからのプログラムをより深く楽しむために、ここはなるべく知ってほしいっていうポイントがこのアーム使いなんです。

 

 

またもや理屈から入ります。

 

この写真をみるときにまずどこから見るか?

 

 

 

ファンなら大ちゃん!ってお答えになると思いますが、それたぶん違います。

一番先に脳が認識するのは白です。そして青、黒の順です。人の目は光に引き寄せられるようにできているからです。

 

なので背景のリンクがまず目に飛び込み、そこに浮かび上がる黒いシルエットを捉え、人物だと認識してから初めて大ちゃんだってわかるんです。いったん認識すればシルエットを追うようになりますが、何かの拍子でまたリンクに目を奪われてしまうかもしれません。

 

結構人間の眼ってあてにならないのですよね。

 

だから動きに変化を付けることが大事なんです。何だろうこれは?って無意識に興味を引き寄せられることができたら、やっぱりそれは優れた振り付けなんですね。同じ動きの繰り返しだとどうしたって人の目は逸れていってしまうのです。

 

そこで大切なのは腕の使い方です。

 

海外から取り寄せたスケーターの写真集を見てるうちに気が付いたことがあります。通常日本で売られてる写真集とは違い、演技中の全身像が一ページに一枚ずつ掲載されています。なのでポーズがとても分かりやすかったのです。

 

見比べてみて大ちゃんのシルエットが他の人とは異なっていると感じたのです。これはその写真集のものとは違いますが、たとえば下の様なポーズです。大ちゃんの腕が背景の白いリンクに複雑な形を描き出していることがお判りでしょう?

 

 

 

 

 

足とは違い、演技中大ちゃんの腕がまっすぐ伸ばされていることはめったにありません。もちろんパっと伸ばすことはありますが、それは力や激しい感情を現わすときの動きとして効果的に使われます。彼の腕は絶えずどこか弧を描いて、リンクの中に空間を作り出すんです。

 

空気を切り裂くのではなく、腕のしなりと体を使って世界をかき抱き、一旦その身に孕んでからエネルギーを放出していくようなイメージです。

 

足元で複雑なステップを踏みながら肩の力を抜いて柔らかく演じるのがバランスを保つ上でどんなに、難しいことかはお分かりですね。踊り心がなければ無理です。

 

 

 

両腕を伸ばすときも、直線的なバンザイポーズには決してなりません。

 

 

手の先からかかとまで三日月のような弧を描いてますね。

 

 

 

一瞬一瞬、どこを切り取ってもすべてが計算しつくされたような美しい形がリンクに描かれていく。

肉眼では追い切れないのがもったいなさすぎますね。

 

 

 

 

 

はーー溜息でますよねーー。いいわあラブラブラブラブ

 

あーあ、もうちょっと上手に書きたかったのですが、私の語彙じゃあこれ以上は無理です。あとで思いついたら追加します。

 

これまたご自身でご確認いただくしかありません。

 

 

というわけで今期はぜひともキラッキラのお顔と、美しく伸びたおみ足と、

極めて優美な腕の動きにもご注目くださいませー!

 

あはは、締めの言葉がどんどん長くなるーーw

 

 

 

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