不良座位姿勢を見分ける3つのチェックポイントの③(fig17-1になります。

〈fig17-1 不良坐位を見分ける3つのチェックポイント〉

 

以前もお話したように、骨盤(または人体)は座面上に垂直に座れません。そのため骨盤は後傾し、人は体を丸く(脊柱C字カーブ、円背)、バックレスト(俗称 背もたれ)にもたれ掛かります(fig17-2)

〈fig17-2 バックレスト上端が背中に刺さる〉

 

そこで骨盤サポートとアンカーサポートで、骨盤を立たせてあげると脊柱はリラックスして上半身は伸びます。

では皆さんが使っている椅子が、果たして骨盤をサポートしているのでしょうか?それを見分ける方法が③に当たります。

 

骨盤サポートが効いていると、座っている椅子のバックレスト上端と身体の間に、隙間があります。自己評価するならば上端が背中に食い込んでいない状態、他者評価ならばその隙間を撫でると指が軽く通過できる(fig17-3)状態がbestです。

〈fig17-3 ③のチェックの仕方〉

 

fig17-4のように座ると、御覧の通り③の隙間はありませんね。

〈fig17-4 骨盤サポートがないとやはり③に隙間はない!〉

 

これを皆さんは、ずっこけ座りとか不良坐位と表現しています。

  そもそも人は目的を持って座っている(仕事、リラックス、うたた寝など)ため、座り姿勢に良し悪しがあるわけではありません。健康な人は目的を優先させつつも、疲労や痛みを感じることによって座り方を変え、健康被害が及ばないように工夫しています。ただし虚弱な高齢者や障がい者は、座り直しができずにじっと座り続ける(放置されて座らされている)こと自体が問題なのです。これを私は不良坐位と呼んでいます。

 今回の3つのポイントを健常者が行うことで、座り勢による意味不明の腰痛、肩こり、ストレートネックが予防できることは確かです。

 

また木曜日にお会いしましょう。

 

令和元年919日 木曜日 

ももはクリニック石坂 作業療法士 串田 英之