この写真は、私と光野が主催している富士富士宮地区シーティング勉強会(6/年開催)が、先日50を迎えた時の記念写真(fig7-1)です。

(fig7-1 祝50回 富士富士宮地区シーティング勉強会の仲間たち)

誕生してから9年、シーティングに特化して開催し続けられたのも、延べ1500名の理解が尽きなかったからだと思います。

彼らは、この地域に従事する医療・介護職の方々です。彼らは、「目の前にいる障がい者や高齢者が椅子に座れないために、自立した生活を行うどころか誤嚥性肺炎などを併発し苦しむ姿をなんとかしたい!!」という気持ちから、多忙な仕事を終えて勉強会に駆けつけて(fig7-2)くれます。

(fig7-2 仕事後の勉強と実習)

人間は、寝る・座る・立つ(歩く)という3つの姿勢をベースにして生活していますが、私たちの生活動作のほとんどが「座る」ことで成り立っています。ですから座れなくなると容易に生活障害となり、自立した生産性の高い生活を送ることができなくなります。

人間が疾病や虚弱によって失ったものは、正常に発達した筋肉・骨格・神経などをコントロールできる術です。この術をフル回転しなければ、実は人間は座ることができない動物なのです。

皆さんはいつでもどこでも健康に発達した体を駆使して座ることができますから、この台詞を素直に受け止められなくて当たり前です。もう少し丁寧な表現をすれば、「人間は座るのが苦手な動物だった!」となります。次回は、力学的に健常者の座りのメカニズムを交えて説明していきますね。では今週木曜日にお会いしましょう。

令和元年7月8日 ももはクリニック石坂 串田 英之