自分で決める怖さ | 癌と脳動脈瘤 ママの闘病日記

癌と脳動脈瘤 ママの闘病日記

32歳で甲状腺癌と診断。
2回の手術、4回の放射線治療を実施するも根治できず。
甲状腺癌との共存生活を模索中。


意外かも知れないが、医師は知識、情報、成功確率などを伝えた上で

「どうするかを決めるのは患者さんです」というスタンスをとることがある。



最初に癌が見つかった時は手術しましょう!と言われた。

2つ目の病院に行ってもどうしますか?とは聞かれなかった。

おそらくリスクの低い手術だし、それが100%近く治療として正解だというエビデンスがあるから。

医師から言われた通り手術をした。


その後転移が見つかり、手術や4度の放射線治療の甲斐なく、さらに転移が見つかった時…

手術をすると後遺症が残る。
一旦サイバーナイフ(放射線治療の一種)を実施した後、ダメだった場合、手術しようとすると癒着してしまいさらに困難を極める。
でももう内照射は効かないと思う。

どうしますか?

と聞かれた。


どれとってもドボンなんですけど…

という過酷な状況だと医師からこうした方がいいと思うというアドバイスが欲しいところ。

でもどれもドボンだから、医師も選べないわけで。

「どうしますか?」

って言う丸投げ感満載な言葉を言われる。


私の場合、その後セカンドオピニオンを聞いて、ドボンでない選択肢を選んだ訳だけど。


自分の頑張り次第でどうにかなるものを自分で決めるのと

自分の頑張りとは一切関係ない未来の選択を決める怖さは全く違う。