ヨード制限も順調に進み入院の日になりました。体調は多少だるいのと不正出血があったりと、マイナートラブルはありつつも耐えられないものではありませんでした。
前回とは異なりタイロゲン注射はないので、入院した翌日夕方には放射線カプセルを飲むことになりました。
その前に治療前の検査やら事前に受けていたPET/CTの結果やらとスケジュールは埋まっています。
事件が起きたのはその日。
PET/CT検査の結果を聞いた時です。
光る箇所が増えていたのです。
光る箇所というのは、PET/CTの検査結果は癌があるところに放射線が集まり光って表示されます。
光る箇所は一箇所だと思っていました。
ところが光は二箇所。
医師はふつうに「転移は二箇所?ですかね〜」
いやいやいや、一箇所やろ
カルテちゃんと読まんかい。
私「ルビエールだけだと思いますが、他に集積あるんですか?」
医師「右気管脇に集積が見られますけど、必ずしも転移とは限らず、なんらかの生理的反応かもしれないので他の検査と合わせて総合的に判断しましょう」
私はこの時喉の風邪を引いていたので、そのせいかもしれないと思いました。
正確にいうと、思い込もうとしました。