師範に気持ちを打ち明けたいけれど

一体どうしたら良いの?
(イメージ)
思い詰める余り、私は徐々に
ボーッとする事が多くなって、
家事も手につかなくなり、、

想い描くのは
師範との新生活。


新生活イメージ

今、帰ったぞ!


お戻りなさいませ💓

〜〜〜〜〜

当然、夫婦仲も悪化。


それに、稽古のたびに、
私に向けられる師範の笑顔
私の宝物だったのに、、


最近はお顔の色も優れず、

無表情で言葉も少なく、、


誰から見てもお痩せになり、、


これはもう一刻の猶予もない!
と思い、ある日決意を固めて
師範のお屋敷へ。


だけど、、
師範のお屋敷の前まで来たら、
もしも断られたら?
そう思うと、怖くて足が前に進まず


そんな時に目に入った。
パッと
あるお部屋に灯りがともるのを。

(イメージ)

ああ、あの灯りがともるお部屋に
今、師範がいらっしゃるんだわ、、

そんな喜びで胸が一杯になって。


その喜びを味わいたくて、
ついそんな事を
繰り返していたある日、、


その日も

師範のお屋敷の前まで行き、


(イメージ)
やはり勇気が出ず、
しばらくお部屋の灯りを見つめて
帰ろうとしたら、、

(イメージ)
目の前に主人が立っていたの。


その場でいきなり殴られて、、

引きずられるように
自宅に帰った後、、


理由をハッキリ話したわ。

師範が好きだから
やっている事だと。


そして、師範のお屋敷に行くのを
何と言われても、
これからも止める気はないと。

〜〜〜〜〜

そして離婚した。


でも、私は嬉しかったの。

これでやっと1人の女性として
師範に見て頂ける!
そう思って、、


だけど結果は、、


結果の回想

仔細は支部長から聞いた。


わしは師範じゃ!

迷うでない!


いえ、でも私、、

師範への気持ちが、

どうしても抑えられません。



もう良い!

わしに構うな!


即刻この場より

立ち去れ!

〜〜〜〜〜
こうして私は、
結婚生活ばかりではなく
大好きだった
師範剣術稽古の時間を失った。


そう、、私は、
自分の浅はかな行動のせいで
全てを失ったのよ。
そして、次に私は後悔
元夫への罪悪感に苛まされた。


どうして

あんなに優しかった夫を

裏切ったの?


あんなに幸せだったのに、、



さとみさん、、

そうだったんだね、、


いえ、同情なんかしないで!

これは全て

自業自得!

ちゃんと分かっているわ。


それでも、、

頭ではそうだと分かっていても、、


辛くて堪らなかった、、

そうなんだよね。


それでも今日まで生きて来た。


さとみさん、例えそれが

間違いだったと感じても、、


間違いもまた、

1つの学びなんだよ。


後悔して、悲しんで、、

それで良いんだ。


その中から何かを学んで、

また歩き出せば良いだけ。


この世で起こる事に、

無駄な事なんて1つもないから。


だから、悲しかったら

悲しさを素直に出せば良い。


そして貴女の悲しみを

受け止める誰かがもし側に居れば、

素直に受け止めて貰えば良い。


貴女自身、沢山の傷をおったよね。

誰かに受け止めて貰う事は、

甘えでも何でもない。

その傷を癒す手段。

ただ、それだけだから。

、、、、、


今は、僕がその役だ。

ほら、おいでよ!

、、、、、

黙ったままのさとみの瞳から

更に大粒の涙が幾つもこぼれ、、


ありがとう、、


そして次の瞬間、

さとみは彦星の君の

広げる両腕の中に飛び込んだ。

彦星の君は、 

さとみを優しく抱きしめると

その涙に濡れた顔を

見下ろしながらこう言った。


さとみさん、1人で辛かったね。


えらいえらい!

今日までよく頑張りました。

次回も引き続きお楽しみ下さい🌸🐎


内容は全てフィクションです。


画像と動画をお借りしました🙏