怖い手術
出勤すると院長が
「昨日momo77ちゃんがいない時間にすごい電話があってさー」
それはこんな電話。
「はい、○○動物病院です」
「あのー、ちょっとお聞きしたいんですが」
「はい」
「そちらでネコのシニン手術をやっていただきたいのですが、おいくらぐらいでしょうか」
「え?なんの手術ですか?」
「あのー、シニンです」
「・・・・あー、避妊手術ですね
」
ていう内容だったらしい。
「もう私びっくりしちゃってさー、最初葬儀屋の紹介でもしてほしいのかと思っちゃったよ。しばらくして避妊てわかったんだけど。江戸っ子だったのよね、きっと」
意外かもしれないが、「うちの犬が死んでしまって・・・どうしたらいいでしょう」という問い合わせは獣医では少なくない。
昔、同級生にどうしても「シロシマ東洋カープ」としか発音できない子がいた。
最近、いないなあ。そういえばそういう人。江戸っ子っていなくなっちゃたのかな。
死人手術。
私には怖くてできない![]()
虐待疑惑
土曜日、子供を注意したところギャーギャー泣いて私の腕に噛み付いたので、とても腹が立って家の外に閉め出した。
しばらく(っていっても1分ぐらいね)わめいていたのが急に静かになり、やわらピンポン、ピンポンとチャイムを押す娘。
「なに?反省したの
」
「うん、ごめんなさい」
「何をごめんなさいなの?」
「えっと、机の上の新聞を投げた事と、ママを蹴っ飛ばして噛んだことです」
「もうしないね!」
「あのー、おくさん?」
「は?」
なんだか大人の声が。
そこにいたのは隣のおくさん。
「あの、ちょっとカワイそうだわ、いくらなんでもこんな時間に外に出すのは」
「は、はい。すみません・・・」
確かにマンションだから、声が廊下中に響いてうるさいよ。
でも、10÷4=8っていうのを間違ってるよ、って言っただけで噛みつかれたのです私。
やっぱり間違いは直しておきたかったしね、それだけなんですが・・・
確かにうるさかったよね。でも、密室でねちねちやるよりいいような気がして外に出したんだけど。
私達小さい頃って、よそのうちに回覧板を届けに行ったりすると、玄関の外にその家の子が正座させられてたりってよくあったような。
もう、そんなのはいけないみたいです。
このことが児童相談所に通報されて、明日になったら娘連れてかれたらどうしようとか、どんどん妄想入って悲しくなってきて、恒例の夜のプチ家出に出かける私。
っていっても、その辺を車で走るだけなので1時間くらいで帰宅。
帰ってきたら5才の下の娘が
「ママ、すっきりした?」
ってなぐさめてくれました。
子育てはむずかしい![]()
それっておやつ?
診察室で院長と飼い主さんが、
のおやつについて話している。
「ジョイちゃん、ちょっとぽちゃっとしましたね。普段何食べてます?」
「先生、あんまりドッグフード食べないんです」
「その割には体重減ってませんけど・・・何かおやつあげてます?」
「えー、少しですけど。ジャーキーと有機野菜のなんとかと、マルボロ」
「えっ?マルボロ
」
「えー、マルボロ。丸くてね、ほらこんな小さいやつ
」
「あー、丸いボーロね・・・
」
最近、そんな紛らわしい名前の商品もあるらしい。
ちなみに、2.3kgのジョイちゃんにこのおやつの量は多いです![]()
あー忙しい・・・
動物病院にとっての一大イベント?フィラリア予防の時期が遂に到来!
フィラリアの子虫が血中にいないかどうか確認してから薬を出す。
従って、この時期に来るほとんどの
から血液を抜く。
そしてみんな健康なので(ありがたいことですよ、もち)元気いっぱい!
診察台に手をつきながら息をととのえるおばさん獣医師2人![]()
そしてこの時期に私達IT難民を悩ませるのがこれ。
「あのー、そろそろ保険の明細また御願いします
」
「はいー、近いうちにやっておきます・・・」
保険会社に提出するための診療明細を作るのである。
うちの病院はまだレシートのみを発行していて、要求があったときだけ手書きの明細をお渡ししている。
でも保険会社によってはそれではダメで、きちんとした明細を要求される。
総額だけでよいところもあるので随分と会社によってまちまちである。
あまりにも手書きが体裁が悪かったのか、保険会社からこういったものでと見本がきてしまった。
やっぱりエクセルで作るのかい・・・あーん、めんどくさいなあ![]()
最近人間の病院ではどんな小さな薬局でもきちんとした明細が出る時代。
私達もそういうソフトを導入しなくてはいけないかなあ、ぐすん。
糖尿病
只今、糖尿病
入院中。
一年ぐらい急激に太り出し、今回フィラリアの血液検査をかねて行った健康診断で引っ掛かってきた高血糖。
今日は再検査で来ていただいた。
血糖値はやはり高かった。
そして尿検査。糖はたくさん出ていました
そして尿中に出ると非常にまずい物質も(+++)も出ている事が判明。
「最近、食欲あります?」
「うーん、食べるよ。でも、朝出したら昼頃やっと食べるって感じかな
好きなものなら食べるんだけど」
確か何でも食べる食いしん坊だったよなー、この間別の病気で入院した時は。
「じゃあ最近は好きなものだけ食べてるんだ。何食べてます?」
「ん?かりんとう・・・」
「・・・・・そうですか。じゃあー、入院ですね」
かりんとう。糖尿病にかりんとう。
ちょっと気が遠くなりそうになった院長と私。
昼にちょっと買い物に出かけたいと言った院長。
「院長。ついでになんか肉買ってきてもらえますか。かりんとうじゃあんまりだし、とりあえずなんか食べてもらわないと困るから」
「わかった。じゃあ人肉買ってくるよ」
「え?人肉
!」
「いや、違う違う
人間用の肉、って言いたかったのよー」
「そ、そうですよね。最近ぶっそうな事件多いから、ちょっと怖かった
」
というわけで院長は今、動物の肉を買いに行っております。
数え方
今日診察にいらしたわかめちゃん![]()
大分ご長寿さんで、もう18歳になる。
「わかめちゃんももう18歳になるんですね」
「いいえ、19歳と記憶しておりますが」
まあ、そこら辺りは雑談だったのでよかったのであるが、なんとなくカルテを見て確かめている院長。
「わかめちゃんは今18歳8ヶ月ですね」
「いいえ。今年かぞえで19歳になるんでございますのよ!」
・・・・・・・
かぞえかぁ。
思いつかなかったよ![]()
オス?
先週、10ヶ月齢ほどの猫が運ばれてきた。
立つことは出来ず、視線も定まらず非常に危ない状態。
うちの病院の辺りは工場や倉庫なんかが多いのだが、なんでもその子は工場の温室の上?に住んでいるらしい。
どうもその上から落ちたのか、強風の日だったので何か飛んできたのか、理由は不明だが今朝出勤したら瀕死の
を発見したのだそうだ。
「こうなった理由はちょっとわかりませんが、落下など何らかの外的刺激があったと思われます。ともかく、今は入院していただいて治療していく必要があります。えー、この子の名前は・・・」
「ぽん太です」
「ぽん太くんですね」
と、一応お尻を確認。
?
「あのー、メス、みたいなんですが・・・(ていうかメス)」
「やっぱりそうですか
最初わからなくて。やっぱりメスですか
」
ともかく、ぽん太嬢の治療は始まった。
一時はどうなるかと思ったが、みるみる回復しあくる日の朝にはもう立てるようになった。
そして、回復してくるとこの子がとても懐っこい子だ、ということが解って来た。
「かわいいなあ、ぽん太は・・・」
と言いながら抱っこする私達。
こんなかわいいぽん太。気分は置屋の女将。
(今、図書館で山崎豊子のぼんちという小説を借りて読んでいる最中。ちょうどぽん太という芸者が出てくる)
「ほんに、ぽん太はいい娘やなあ。わてが悪いようにはしまへんで(むちゃくちゃ京都弁、堪忍やわぁ)」
などとぼそぼそつぶやく私。
「何言ってるの?momo77ちゃん」
「いやー、実はまた山崎豊子読んでて。芸者の話なんですよ」
「また豊子ワールドにはまっちゃってるわけね。まったく・・・」
前回も華麗なる一族にはまっていた私。新日鉄の工場が見たいと言ってもちろん共感はしていただけなかった。
そして、今日めでたく退院。
朝、天滴をはずしながら体を拭いていると工場の方が迎えに来た。
「ぽん太。旦那はんがきはったで。達者にしいや(またもめちゃくちゃ京都弁)」
と心の中で火うち石を鳴らしながら送り出したのでした。
いい加減にしろ!自分![]()
やっと
ブログを更新出来そうです。連休中我が家では未だMeのため、アメブロはうまく動きません![]()
そして連休の中日や明けも忙しくて、とてもブログなどしてる場合じゃありませんでした・・・
そして、今はフィラリア予防のDMをガシャコーンガシャコーンと印刷しております。
ほんとはもうちょっと遅いです。(予防時期はまだ先でもいいですがDM的にはちょっと・・・)
いつも印刷物やポスターに手を焼く我が病院。
今回もなんだかうまくいかなくて、どうしてもハガキに元々書いてある文字と印刷した所が重なってしまう![]()
「どうしよう。字見にくいよね・・・ねえ、この際手で書く?」
「いやです!絶対!大丈夫ですよ。少しくらい見にくくても」
ワクチンのお知らせと違い、フィラリアはほぼ犬全頭に出すのでとんでもない枚数だ。
そしてこの際手で書くのは私である![]()
「インクの色を変えてみません?」
なぜか青い字で印刷されていたものを黒にかえる。
うん、結構見やすくなった![]()
うちの病院の患者さん達、申し訳ないですがこのくらいで勘弁してくださいませm(u_u)m
早退
昨日は家庭訪問だった。
もちろん、勤務日である。オペもある。
でも、その予定より後に家庭訪問の日程が配られるわけである。
「都合の悪い方は在宅されていなくても結構です。通学路だけ確認いたします」
と書いてあるからいなくてもよいのだけど、子供は先生が来るのをとても楽しみにしているのだ。
いないよ、なんていったら泣かれる
ほんとは私が泣きたい。
院長にはオペを午前の診察終わったらすぐに始め、終わり次第早退させてもらう事にしている。
昼ご飯を必ず正午に食べないと、口数が少なくなってしまう院長には決死の覚悟である。
すみません。院長。
11:30
診察の傍らでオペの準備をする私。
手袋を出したり、メスの刃を出したり。
下の方でごそごそする私に、診察中の![]()
も興味深々。
11:50
もう麻酔を手に持つ私。
「momo77ちゃん、もうちょっと待って
」
「あっ、まだ終わってなかったんでしたね
」
12:00!
麻酔を入れてオペ開始!
12:15
終了
「ではすみません。失礼しまーす!」
速攻帰宅する。
あー間に合ったよ。
娘も帰宅し準備万端。
「ママ、今日
はスイミングついて来てね」
いつもは学童から行かせているスイミング。久しぶりについていってもらえると喜ぶ娘。
来ない。先生来ない・・・
「スイミングもう行っといで」
「えー、ママと行くんだもん
」
5分だけ待った。来ない・・・
「えーん、行ってきます
」
半べそで出発の娘。
先生はその後、1時間20分遅れで到着。
「道迷っちゃった
」
とは教師生活2?年のベテラン先生の第一声でした。
また着替えた
黒ラブのドンちゃんが来た。
ブンブン尻尾を振って
白衣に体を擦り付けて帰った。
白衣には黒い毛がいっぱい。
着替えた。
シーズーのバブちゃんが来た。
「シャンプーしてなくて。えへへ・・・」
と飼い主さん。
白衣には白と黒の毛と、ちょっぴりの皮膚の油がついた。
着替えた。
診察の合間に医局でニャンコ
を抱っこして遊んだ。
白衣にはいっぱいの三毛がついた。
今は抜け毛の季節です。
病院猫ぐらいブラシしろ!(反省)