またまた夕刻、焚火海岸へ。
夕陽は、低い位置で厚い大気中を透過する太陽光が分光拡散し「赤橙黄緑青藍紫」の内、より波長が長い赤色が強く見えるそうです。
朝陽より夕陽が赤いのは、人間の活動や昼間の気温上昇により夕刻の方が大気に塵が多く飛散しているから。東から昇る夕刻の月が赤く見えるのも同じ原理…それなら黄砂降下時はより赤くなるのか?…というと、極端に赤くはならず霞んで黄色くボンヤリするんだとか。なーぁんだ…期待したじゃねーか。
1週間前にはかろうじて水平線に落ちて行った夕陽でしたが…
小豆島の島陰に降りるようです。
穏やかな波間から頭を出して、沈む夕陽に向かって口々にブクブク言いながらサヨナラのあいさつをしているのは、あまり知られてはいませんが、この時期、瀬戸内名物の冬から春にかけて現れる海坊主の赤ちゃんです。
…というのは全くのデタラメで、海苔養殖の網についた発泡スチロールの浮きですからメディア・リテラシーに注意しましょう。
本当に海坊主やスナメリがプカプカ頭を出していたらメルヘンチックで微笑ましいけど…
今後は水平線に沈む「だるま夕陽」はしばらく見えないという季節になります。
冷蔵庫の野菜室で救出を待っていたブロッコリー、カボチャ、トマトで赤ワイン煮込みを。
夕陽が沈んだら焚火料理でしばらく火遊び…
焚火料理の傍ら、大き目の空き缶を加工してつなげたチャコールスターター兼コンロでポットのお湯を沸かしてインスタントラーメンで虫押さえ。
確かにペコパの松陰寺さんがおっしゃるように「すぐおいし~すごくおいし~♪」と、外であったかいものを食べると何割増しかで旨いです。
赤ワイン煮込みには手を着けず、家に持って帰って夕飯に。
セロリを入れるのが好みですが、セロリは冷蔵庫にありませんでした。