悪性リンパ腫との長ーい共生 -3ページ目

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04Nov
- 治験までカウントダウン、4！
  みなさん、おはようございます。大学駅伝を見ながらこれを書いています。シニア市民ランナーの私、人が走る姿を見るのも大好きです。周囲の人には、「ただ走るのを見て、何が面白い？」と言われますが、何の道具も使わず「ただ走る」からこそ面白いのでは、と思っています。さて、週が明けたら入院です。二泊三日と短期間ですが、入院は入院。人生はじめての抗体薬（抗がん剤みたいなもんですが、新しい分野ではこう呼ばれるようです）なので、何が起きるかわからないですね。一応、抗がん剤のような強い副作用はない（はず）と言われていますが、どうなることやら。ブログで先輩たちの体験を見ていると、「なんもないよ〜」という方から、「投薬後もずっとだるい、何日も熱が下がらない」という方までさまざま。私の場合、未認可の薬剤に当たる可能性も50％あるので、さらに見通し不透明ですが、まあ、取り越し苦労は意味がない。不安ちょこっと、楽しみです！って感じで水曜日を待ちます。続く。
03Nov
- 治験までカウントダウン、5！
  みなさん、おはようございます。秋晴れの良い日、ゆっくり6キロジョギングしてきました。とっても気持ちがいい朝です。私は6日、来週火曜日に治験のために入院します。治験はリツキサンまたは、未認可薬のリツキサン・バイオシミラー（いわゆるジェネリック）のどちらかをコイントスで決め、点滴にて6回投薬するというものです。私も主治医もどちらに決まったかは知らずに治療をします。（プラセボ効果を避けるためだそうです）世界で52人、日本からは15人が参加します。私は14番目の対象者だそうで、滑り込みで参加という感じです。今年初めから開始されていて、私の前の13人はすでに終えているか開始している状態。その人たちに異常がないことを確認した上で、私への投薬を開始するそうですから安心です。まあ、つまりは人体実験ですが、これがあっての医学の進歩ですから、微力ながら貢献できることは素直に嬉しく思います！だって、ブログを読んでくれている方、その知り合い、そして私の未来の家族などなどが、もしかするとこの新薬のおかげで治療できるかも知れないわけです。そう考えるとすごく前向きになれますよ。さあ、治験開始までカウントダウンです。5日前！続く。
01Nov
- ファイトケミカル③
  みなさん、こんばんは。今日はファイトケミカルの最終回です。残っているのは・イオウ化合物系・ポリフェノール系この二つです。まず、イオウ化合物。粘膜を保護してくれます。代表格は、たまねぎとニンニク。他には、キャベツやブロッコリースプラウトも。最後はポリフェノール。抗酸化作用があり、老化を遅らせてくれます。代表格は、ゴマとブルーベリー。他にはいちご、ぶどうもあります。さて、ファイトケミカルを有効に採るコツは皮ごと食べることです。皮と実の間に一番いい成分があるんですね。でも、有機野菜以外は農薬の心配もあって、皮ごとっていうのは、実際は難しいです…。しかし！吉報が一つ。赤ワインはぶどうを皮ごとワインにしています。🍷🍷ぶどうはポリフェノールが豊富ですから、もちろん体に良い飲み物です。みなさん、お酒を飲むなら赤ワインがいいようですよ。もちろん、ほどほどに楽しみましょう！続く。
31Oct
- ファイトケミカル②
  みなさん、こんばんは。きのうに続いて、ファイトケミカルの話です。今日は、疲労回復効果のあるアミノ酸系と、代謝を促進する辛味成分系について。アミノ酸系の代表格は次の野菜です。アスパラガス、ブロッコリー、豆類＊アミノ酸と言えばたんぱく質です。魚介、とり肉もおススメ！病気に負けない体作りにはたんぱく質必須です。辛味成分系の代表格は次の野菜です。唐辛子、生姜、わさび、ターメリック（ウコン）＊辛いものってなんだか体に悪いのかなって思ってましたがとんでもない！韓国、インド（ターメリックはカレーの香辛料です）にがん患者が少ないという話もあり、辛味を見直してあげなきゃと思っています。キムチやカレー、積極的に食べたほうがよさそうですね。続く。
30Oct
- ファイトケミカル①
  みなさん、こんばんは。病気が発覚して、自分の気持ちの整理のため、情報の備忘録として始めたブログですが、だんだん他の人の目にも止まるようになってきてうれしく思います。体のことだから、個体差も多いいでしょうし、ある人に良いことでも他の人にはそうではないってことも多いはずです。それでもなんらかの情報を求めてネット上に集まる人は数知れません。私もその一人として、見知らぬ誰かにとって、ほんのちょっとでも元気になる助けになるとしたら、とてもうれしく思います。さて今日は、ファイトケミカルの話です。ファイトは、「ファイト〜、一発！」のファイトではなく、PHYTOと書きます。ギリシャ語で「植物」の意味で、「ファイトケミカル」は、植物に含まれ、体に良い作用をもたらす化学物質の総称です。大きく分けて次の6種類があります。・ポリフェノール系ー抗酸化作用・イオウ化合物系ー粘膜保護作用・アミノ酸系ー疲労回復作用・辛味成分系ー代謝促進作用・カロテノイド系ーがん予防作用！・糖関連系ーがん予防作用！ということで、今日は強く心惹かれたカロテノイド系と糖関連系について。カロテノイド系の代表格は次の野菜です。トマト、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、とうもろこし糖関連系の代表格は次の野菜です。きのこ、海藻これは、たんぱく質と一緒に摂るのがミソのようです。簡単に摂取できる野菜ばかりですね。みなさん、ファイト〜。続く。
29Oct
- “気”を感じる場所
  みなさん、こんばんは。私は若い頃、病院を訪れて働く人にいろいろな話を聞くことを仕事にしていた時期があります。10年以上、続けていました。ドクター、ナース、検査技師、薬剤師…若い頃から病院に親しんでいたおかげで、「人が病気になるのは当たり前、いつか順番が巡ってくるもの」という感覚をもっていました。そして、自分にもいつか順番が回ってくるという漠然とした思いを持って病院を眺めるうちに、「この病院はいいな。病気が治りそうだな」「この病院はあまりかかりたくないな」と違いを感じるようになってきました。今回、いざ重い病気にかかって病院選びを考えた時、若い頃のその感覚を思い起こしました。そして、自分がかかりたい病院を一生懸命えらびました。どんな病院を「いいな」と思うのか。うまく説明するのは難しいのですが、一言で言えば「気」を感じるかどうか、と言えるでしょうか。私は別にスピリチュアルなことには興味がなく、超現象なども信じていません。だから、病院の「気」もそんな大層な意味ではありません。敢えて言うなら、ナースが気持ちよく働いている場所ということだと思います。ドクターはみないつも忙しく、患者一人ひとりに割ける時間は限られています。そのすき間を埋めてくれ、患者に元気とやる気を与えて背中を押してくれるのはナースたちです。そのナースが明るく仕事に臨める場所は、患者にとってもいい場所に違いありません。今回お世話になっている病院も、いつも温かい「気」が流れていて、病院なのに行くのを楽しみに感じるほどです。それは今の私にはとても幸せなことです。続く。
28Oct
- 岩盤浴で温活！その2
  みなさん、こんばんは。この週末、私は福島県三春町にて岩盤浴をしてきました。やわらぎの湯、はガン患者にはなかなか有名なようです。http://www.yawaragi-no-yu.jp/私は先輩のブログで存在を知りました。常連さんが多いらしく、遠方から来ている方も多い様子。兵庫、宮城、新潟、富山…それでも月に何回も来るという人もいてびっくり。私のように首都圏から週末だけ一泊なんて、かわいいもんです。「二度転移したのでもう嫌だと思って通っている」「病院ではもう治療がないと言われ、自分でこれに賭けると決めてここに来ている」「腫瘍を小さくしてから手術と言われている。手術までに少しでも小さくしたい」などなど。切実な話も多いですが、なぜかみなさん、明るい。まるで団体旅行で温泉に来ているように和気藹々としたグループも。私はと言えば、基本、どこでも単独行動が苦にならないので、空き時間は一人でゆっくりジョギングと散歩を楽しみました。紅葉が始まっていて周りの山々はとてもきれい。歩いて偶然見つけた「三春大神宮」なる神社に寄って、しっかりお参りもしました。こんなとき、心から願うのは、自分と家族の健康ですね。仕事が私の生きるチカラ、と思っていたはずなのですが、神様を前にすると、仕事のことなど頭をかすめもしません。うーん、やはり、生きるチカラを考え直さないといけないようです。続く。
27Oct
- 岩盤浴で温活！
  みなさん、こんにちは。私は一泊で福島県三春の「やわらぎの湯」に来ています。http://www.yawaragi-no-yu.jp/天然ラジウムの岩盤浴で有名ですが、普通の温泉もあります♨️♨️。さきほど岩盤浴と温泉に一回ずつ入り、ぐた〜とリラックスしていたら隣で休んでいる方に話しかけられました。なんと、兵庫県から来ているそうです。「兵庫県なら、鳥取の三朝の方が近いのでは…」と尋ねると、「こっちは岩盤浴があるから…。ここに通い始めてから検査の数値が落ち着いて、調子もいいんです」とのこと。3か月に一度、四泊程度泊まっているそうです。何気に聞くと、遠方からの人も多く、長逗留が基本みたい。湯治だからもちろんその方が良いのでしょうが、会社員の身には週末がせいぜいです。まあ、ゼロよりましってぐらいの気持ちで、過大な期待はせずにできる範囲で来るようにします。岩盤浴はラジウムを浴びるため、間を5時間空ける必要があります。次の回まで、付近の色づいた山々を見ながら散歩してきます。これもまた楽しみ！続く。
26Oct
- 私の免疫力アップ作戦
  みなさん、こんばんは。できてしまったガンを育てないためには、免疫力を上げることが大事っていうのはみなさんご存知だと思います。（本当は、予防として意識するのがさらに良いのですが、まあ過去を振り返っても仕方ない。未来を見つめましょう）私なりの免疫療法は以下の3つです。1食べ物なんといっても私を形作るのは私が食べた物。今更感はありますが、次のものを積極的に食べてます。・発酵食品（納豆！キムチ！ヨーグルト）・にんにく・人参ジュース・玄米2ストレスフリー病気発覚まで、思い起こせば公私ともにものすごくストレス度の高い生活を長年続けていました。病気になって、あ、当たり前か、と思ったぐらいです。ストレスって大体が対人によるもので、自分では変えられないことが多いんです。やっとそれに気づき、「気にするの、やーめた。そんな時間、私にはないし、もったいない」と開き直ったらすごく楽になり、心の平穏が訪れました。あー、早くこうすればよかった。3温活そして最後が温活です。体を温めることってとても大切ですね。まず、朝起きぬけに飲んでいた水をお湯に変えました。ゆっくりゆっくりあったかいお湯でお腹を満たします。それから寝る時に腹巻きをしています。ちょうど寒くなっていく季節なので、抵抗なくできました。今後は夏でも習慣にします。最後に極め付けはラジウムを浴びる岩盤浴＋温泉！福島県三春町の「やわらぎの湯」に行きます。ラジウムはいわゆる天然の放射線。この温泉では岩盤にもお湯にもラジウムが含まれていて、交互に利用すると効果抜群！（のはず）大勢のガン患者が湯治に訪れています。首都圏から行きやすいので私にはとても便利。ということで、明日は待ちに待ったやわらぎの湯に行ってきます！続く。
25Oct
- 標準治療の先にあるもの
  みなさん、こんばんは。私は先週お試しで行ったスペイン語クラスに正式に参加を決めて、今、勉強を終えて帰宅したところです。程よい疲れがありますが、好きなことはやっぱり楽しい。スペイン巡礼実現に向けてがんばっていきます。さて、今日は標準治療についてちょっとだけ考えたいです。何度か書きましたが、私の弟はステージⅣの肺がんで、手術をせず、抗がん剤の標準治療を終えた後は、特に何を提案することもないA病院のB医師の元に通っていました。（本当にただ問診するだけの診察時間だったようです）その矢先、出先で倒れ、脳転移が発覚。急遽、脳外科でサイバーナイフという特殊な治療ができるC病院を探して転院したところ、そこで新しい分子標的薬を試すことを提案されたのです。そして今も元気です。元のA病院にいたら、新薬の話もなく、もうこの世にはいないだろうと感じています。医師も人間でまちがうこともあるし、一人一人経験も知識も異なります。ある医師が言ったことが全てではない、他に可能性がある場合も多いと感じます。要は患者自身がどれだけ情報を集められるか、自分はどうしていきたいのかをはっきり決断できるかにかかっているんだと思います。道は一つではないと感じます。濾胞性リンパ腫で、考える時間があるみなさん、自分の標準治療の先にあるものを、一度立ち止まって考えてみるのもよいかもしれません。続く。
24Oct
- ステージ・グレード・クラス・度
  みなさん、こんばんは。ガンという病気を語る時、一番よく出る言葉が「ステージ」です。ステージIなら早期発見、ステージⅣなら末期とか、（それが医学的に正しいかどうかは別として）まあ一般的にもよく使われている表現です。これは病気の進行程度を表現する言葉です。リンパ腫になった方におなじみなのが、「グレード」と「○○度」ではないでしょうか。「度」のほうは、低、中、高と分かれていて、病気が進む度合い（悪性度）を示しています。濾胞性だと低悪性度（ゆっくり進む）、びまん性だと中悪性度（月単位で進む）と言われることがほとんどですね。ちょっとわかりにくいのが「グレード」です。リンパ腫の場合、1、2、3a、3bがあるようです。これは生検で腫瘍を調べてわかることですが、おとなしいタイプを1、大きくなりやすいタイプを3とし、その中間が2ということのようです。そして最後に「クラス」。これは、悪性疾患を疑った時に、その腫瘍を調べて悪性の可能性が低い順に1、2、3、4となるらしい。つまり「クラス4」ということになったら、それは悪性の可能性が極めて高いということだそうです。つまり、いろんな要素を総合して確定診断を出す前に使われる用語ってことですね。クラスが○で、グレードが△で、ステージが□で、度が××…。なんだかわけがわからなくなります。最後には、なんでもいいからとにかく治してくれ！と言いたくなりますよね〜続く。
23Oct
- 生きるチカラ
  みなさん、こんばんは。病気を抱えて人生を送っている方々、生きるための支えはなんでしょうか。家族、好きな人、好きなことなどなど、人によってさまざまでしょうね。私は病気がわかった今年、ちょうど2つの大きな転換期にありました。・20年がんばった自分の会社→吸収合併されて会社員になった。それに伴い、スタッフへの責任がなくなった・20年以上一人で育てた息子→私の告知と入れ違いに家を出て自立した。いっしょに生きるパートナーも得た。仕事と子育て、この2つに全てのエネルギーを使って生きてきたので、同時期に肩の荷を降ろした時には、信じられないほど身軽になりました。その軽ーくなった体に病魔が巣食っていたわけですが…。この先、生きがいというか、「生きる意味」を実感できないと、がんばるのがつらくなることもあるかなあと思います。趣味では流石にその域には達しないし（元気な時は、シニアになったら趣味だけで十分楽しめると考えていたのですが、病人となると話が違いますね）、責任を持つべく家族はもうありません。となると、やっぱり仕事かなあ……。私の仕事は人を相手にする仕事です。人を育てる仕事です。仕事と割り切って淡々とやろうと考えていた時期もありますが、今、生かされている意味を考えると、生きがいを感じるほどにチカラを注ぐべきなのか、と思案します。それが翻って私に生きるチカラを与えてくれそうな気がします。みなさんは生きるチカラをどこから得ているのでしょうか。それぞれの考えを聞いてみたいなあと思ったりしています。続く。
22Oct
- 命の重さ
  みなさん、こんばんは。アメブロサーフィンをしていると、いろいろな人生が垣間見えます。自分に病気がある状態だと、どうしても闘病記などが気になり、見ず知らずの人でも心密かに応援するようになります。家族に囲まれている人、一人で頑張っている人、子供を抱えている人、逆にお子さんが闘病している人など、状況はさまざまです。つくづく、いろんな人生があるなあと感じるし、みな、がんばってるなあと心から敬服します。そして、密かに応援しているかすかな印として、「いいね」を押してみたりします。しばらく気になって追いかけている人が、ある日を境にブログを更新しなくなること。一行をやっと書いたような誤字だらけの文を目にすること。そして、「今日は代わりに〜」と、ご家族が代筆されること。そんなブログに出会うことも珍しくありません。それぞれの人生がいっぱい詰まった言葉に、また心を揺さぶられます。人生の重さに軽重はない。どの人生も、みな、今を精一杯生きていることに価値がある。病気になって、ブログを読むようになってから、この意味が良くわかるようになりました。だから私も、自分の人生を精一杯大事に生きます。みなさんも、ぜひ。続く。
21Oct
- がんサバイバーの弟と焼肉＋呑み！
  みなさん、こんにちは。日曜も夕方になり、あー、また明日から仕事〜とちょっとブルーになる人も多いのではないでしょうか。私もその一人ですが、「働けるのは良いこと！」と前向きに行きたいものですね。さて夕べは、久しぶりに外呑みしました。病気発覚以来、なかなか外で飲む気にならず、すでにあった予定も全てキャンセルしておとなしくしていましたが、弟の連れ（入籍はしていないけど、長いこと一緒に住んでます）から、「久しぶりですね〜」とメッセージが来たので、一緒に飲もうということになりました。＃がんサバイバーブログでも上記の記事をいくつか書いた通り、私の弟は肺ガンの末期と診断され、手術不可の状態でした。標準治療を終えたのち、脳に転移。もはやこれまで…と思った時に、分子標的薬の新薬が登場したおかげで（2014年）、今なお元気で仕事をしています。私の病気を告げるタイミングを見ているうちに今回の集まりとなりました。弟の連れは、身内のようだけどやはり違う。要らん心配をかけたくないと思い、黙っていることにしました。集合はなじみの焼き肉屋。ホルモン食べまくり、ビール飲みまくりの弟を横目に、野菜多め、ビール少なめの私でしたが、何よりガンになっても、初発から8年元気でいる姿を眺めるのは心密かに励みになりました。（ちなみに投薬は継続中）おかげで今日もポジティブな気分で過ごせましたよ。科学の進歩に救われる人は数しれません。私たちもぜひその一人になりましょう！続く。
20Oct
- 濾胞性リンパ腫の特徴
  みなさん、こんにちは。関東は秋晴れの気持ちのいい土曜日です。病気の疑いが出てから３ヶ月。さまざまな検査を経て、ようやく生活も気持ちも落ち着いてきました。長いつきあいになるのだから、あせらず行こうと思えるようになりました。そこで、私が３ヶ月の間に知ったことを整理してみます。医療関係者ではないので、もしかすると正しくない情報も含まれるかもしれませんが、ご理解の上、読んでもらえると嬉しいです。濾胞性リンパ腫ーリンパ節だけでなく、さまざまな臓器が原発になるケースもある。概してリンパ節原発の方が進行が遅い。ー低悪性で年単位で進行する。ー濾胞性という名前の通り、泡のように現れたり消えたりすることもある。ー大人しい性質なので、何年も状態が変わらない人も珍しくない。ー初発では、自覚症状により苦痛が生じたり生活に支障が出た時点で治療を開始することが多い。ー治療開始時と生存期間の長さにはあまり相関関係が見られない。（急いで治療を開始しても、最終的に生きる長さに差が出ないということ）＊これに関しては、2000年にリツキサンの使用が開始され、まだデータが積み上がっていないので、今後、異なる見解が出る可能性があります。ー腫瘍量が少ない場合、抗がん剤を使わずに抗体剤（リツキサンなど）単体でも効果が期待できる。ー薬が効きにくく、初発で腫瘍が消えたように見えても、長い目で見れば再発はほぼ避けられない。ー再発の際や、急に血液検査の数値が悪化した場合は要注意。びまん性に形質変換している可能性もある。形質変換は、初発から数えて3年から5年の間に10％程度起きる。5年を過ぎると可能性が減少していく。ー薬の効果が表れるのもゆっくりなので、治療を終えて1〜2ヶ月経ってから画像診断（CTなど）を行うのが通常のやり方。ー治療方針の決定には、患者の意向がかなり反映される。＊医師がいくつかの可能性を示し、患者が選び、決めるということ。大病にもかかわらず、最大限患者の希望が優先される点でも珍しい病気です。ー抗がん剤は「毒」なので、正常な細胞も攻撃する。そのために激しい副作用が出る人も多い。（それに耐えられずに治療を止める人もいる）ー進行を遅らせたり再発を予防したりする方法は今のところない。生活に関する注意や規制も特にない。敢えて言えば、風邪などの感染症にかからないよう注意することぐらい。いまのところ、こんな感じです。私はこれまで「自分の人生は自分で決める」というスタンスで生きてきました。だから、「自分で決める」要素満載のこんな病気に選ばれたのかもしれません。それならそれで、ちゃんと自分で決めて楽しく生きるぞ！みなさんも、ぜひ。続く。
19Oct
- スペイン語クラス
  みなさん、こんにちは。私の還暦後の目標はスペイン巡礼です。フランスからスペインまで800キロを歩くというものなのですが、それに向けて、昨日スペイン語クラスに参加してみました。スペイン語は大昔、結構真面目にやったのですが、社会人になってからあまり使う機会がなかったため、ほとんど忘れてしまいました。巡礼実行に向けて、まずは言語を準備！と考え、スペイン語の勉強を再開しようと考えました。長い間ブランクはあるものの、折に触れスペイン語をきいたり読んだりしていたので、思ったより理解できることが多く、うれしくなりました。あとは、仕事後に勉強に通うことが体力的に問題ないかどうか、クラスに遅れないように退社できるかどうか…この2つをよく考えて、いける！と思ったら思い切って申し込みしたいと考えています。好きなことを続けたら、気持ちも前向きになれますね。それまで元気でいたいし！続く。
17Oct
- 有機野菜のにんじんジュース
  みなさん、こんばんは。体にいい食事、してますか。ガンがわかってから、できる限り（いや、できる範囲で、かな）体にいいものを摂取するようにしています。（と言いつつ、今夜もビールを飲んでしまった私…）このところずっと探していたのがにんじんジュースです。にんじんのβカロチンは、なにやら免疫力に絶大な効果を示すようですね。でも、毎日生ジュースを作るのは無理というもの。お手軽に購入できる商品はないかなと探し当てたのが、以下です。https://item.rakuten.co.jp/pika831/10007747/お試しパック10個で2000円！さっそく取り寄せて飲んでみました。にんじんだけでなく、リンゴやレモンをミックスして飲みやすくしてあるし、個別包装で冷凍なので日持ちも心配する必要がありません。味もとってもおいしく、これならつづけられそうだなあと思っています。美味しいものを上手に取り入れて、元気を持続させるんだ！続く。
16Oct
- キャンサーペアレンツ
  みなさん、こんばんは。みなさんは病気の告知を受けたとき、どんなことを思ったでしょうか。私はいろいろ調べていて予想はついていたので、それほど大きなショックは受けませんでしたが、まず頭に浮かんだのが「息子にどう伝えるかな…」ということでした。私はシングルマザーです。息子と私は、二十数年間、二人で文字通り二人三脚でがんばってきました。無事就職し、8月に家を出た息子ですが、たった一人の家族である私が重い病気を得たことは、まだまだ若い彼にはひどいショックだろうと心配しました。幸い、私が思うよりも大人になっていた彼は、私が伝えたことを冷静に受け止め、「あなたがしっかり自立して楽しく生活していくことが、何よりうれしいことで、薬になる」という私の願い通りにがんばってくれています。私の場合、子供が育ち上がった状態での病気発覚でしたが、まだ小さいお子さんがいる状態で病気が分かる方も大勢いるでしょう。絶対、病気に負けない。強い思いがあると思います。そんな人たちが集まるコミュニティを見つけました。キャンサーペアレンツお子さんがいるがん患者の集まりです。がん患者である二児の父が立ち上げました。https://cancer-parents.com/仲間がいることで勇気付けられることがとても多いことでしょう。興味があったらのぞいてみてください。続く。
15Oct
- 幸せな人生とは
  みなさん、こんばんは。日に日に秋が深まっていきますね。病を得てからというもの（正確にいえば、病を得たと知ってから、ですね）、以下のことを強く思うようになりました。・楽しいことをたくさんしたい・義理で何かをしたり、人に付き合ったりする時間はない・人の役に立ちたい有限である時間をどうやって使うか、とにかく自分次第ですね。自分の好きなことをたくさんしたいけど、それと同じぐらい、だれかの役に立ちたい、とも思っています。幸い一人息子は巣立って行ったので、「母」の役目は卒業しました。次は、だれにどんな形でお役に立てるのか…。自分の好きなこと、だれかの役に立つこと、両方ができたとき、幸せな人生と感じられるはず。まだここから、もっと幸せな人生をつくっていきたいです。続く。
14Oct
- きっと夢を叶える
  みなさん、こんばんは。私の人生プランの中で、60歳リセット時の大イベントが2つあります。1 バルセロナでフルマラソンを走る2 キリスト教徒の巡礼地（フランスースペイン間の800キロ）を歩く＊キリスト教徒ではありませんが、走ったり歩いたりがとにかく好きです。こんな距離を歩破したら、価値観変わるかなあと思っていました。病気がわかり、1の実現は微妙になりましたが、（実現のためにはずっと練習を継続しないといけないので）2はまだいけるのでは、と思っています。昨日、偶然その巡礼の話を聞く会があるのを見つけ、参加してきました。いろいろな写真やビデオを見ながら話を聞いていると、「よし、絶対行くぞ！」という気持ちになってきました。これ、大事なことですよね、具体的なイメージと強い思いの夢を持つこと。プラン実現へ向け、手始めにスペイン語の勉強を始めようと考えています。大昔、まだ若かったころ、一生懸命覚えた言葉です。どこまでいけるかな、また話せるようになりたい！そして、夢実現の日までちゃんと元気でいるぞ！！夢に向かって一歩を踏み出します。みなさん、夢がありますか。楽しいことをイメージするのは、きっと体にもいいはず。前に進みましょう。続く。