立夏を迎え、緑が日に日に濃くなる季節になりました。

 

田んぼの田かき(耕起)も始まり、水を張って

 

この時期だけの水鏡を見られるいい時期です。

 





畑では、夏野菜を植え始めたり、

 

農作物にとって大切な季節。

 

ご近所さんと相談することもあるのですが、

 

地方の高齢化で問題となっているのが、

 

庭木です。

 

高齢化して、空き家に木があると、葉っぱが落ちたり、

 

虫がきたり、手入れが行き届かず、

 

ご近所迷惑になっているのだとか。

 

2.30年ものの立派な桜の木も、

 

花びらや葉が落ちて見た目が汚いから、、、、と

 

切られてしまいました。ショボーン

 

すでに空き家になり、守っていたのに。。。と思うのですが、

 

「たまに来るからそんなことが言えるのだ」と、言われてしまいました。

 

管理をしてくれている人も、高齢になり、

 

他人の家まで手が回らなくなってしまっている。

 

田舎は善意の支え合いが地域を支えているのが、

 

高齢化でそれがままならなくなって来ていて、

 

田舎では、庭木が減っているのです。


ご近所と庭木問題、深刻です。

 

そんな折、

 

「筍ほりに来ないか?」と連絡をいただき、

 

母も一緒に出かけることに。

 

竹林を持っているものの、

 

「筍が侵食して、隣の家に広がって生やしっぱなしにできない」とのこと。

 

破竹の勢いとはよく言ったもので、

 

どんどん広がって行くのだそう。

 

雨の後にすごく伸びるので、一日見逃すと、

 

1メートルにもなってしまう。

 

女性四人で、筍退治へ。

 

 



 

民家も、道路もすぐそばで、

 

「これは、人目につくから気を使う場所だね〜」と。

 

しかし、掘り始めたら楽しくて、

 

あっちでも、こっちでもニョキニョキ。

 

周りを掘り、根っこを目掛け斜めにスコップを、

 

グサッと。

 

でもね、なかなか下に届かず、

 

短い筍になってしまう。えーん

 

スーパーで売っているような筍のような綺麗さはなく、

 

不恰好で、中途半端。

 

「あ〜だめだった〜」とか言いながら

 

また次へ。

 

大小合わせて二十二本。

 

軽トラックで運んできましたよ。

 

竹林の持ち主は、

 

「筍を放っておけず、一昨日、一人で掘りすぎて腱鞘炎になった」と。

 

嫌な思いになっていたけれど、、これだけ楽しそうに掘る人をみて

 

「早く頼めばよかった」と。





 

筍ほりはやりたい人にとっては、

 

アクティビティーなのだ。

 

身近にある厄介ごとが、

 

「他人には、楽しい遊びになる」

 

地方の宝とは、このことなのだが、、、、

 

当たり前が、土地、自然の恵で、

 

その時にしか味わえない、時間の恵み。

 

これからは時間の恵みの価値が高くなって行くと思う。

 

自分達の密かな楽しみとして、一年に1回の旬を味わう。

 

贅沢な時間。

 

地方にこの豊かさがある。

 

緑が濃くなるこの時期は至福の時間。

 

帰りに、魚沼市の芝桜まつりの会場に。。

 



初めてきましたが、広いの。

 

6分咲かな〜。

 

母もゆっくり歩きながら楽しんでくれました。

 



よかったね〜。

 

魚沼は花も山菜も、筍も、旬な時期。

 

新潟観光に是非~。