キリンMCダノンウォーターズ株式会社が「子どもの体温異常に関する調査」を実施したところ、調査結果から“約4割の子どもが体温異常を抱えており、睡眠や便通などの生活習慣が乱れている子が半数近くいる”ことが明らかになったことを発表しました。


「運動」と「水分摂取」が対策
だそうですが、大変興味深い内容ですよね。

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小児肥満学会も子どもたちの健康状態に警鐘を鳴らしています。尼崎市の小学性の55%に高尿酸値という衝撃的な記事を昨年読んだ私はすぐさまLuvtelliメンバーに声をかけ、小学生の子どもたち一学年の食生活実態調査を行いました。


Luvtelli Bookの売上げからインスタントカメラを人数分購入し一週間の食生活を小学生自身に記録してもらいましたが、そのときの衝撃的な結果には今でも目を覆うばかり。。。それまで「朝ご飯にドーナツやお菓子」なんて、作り話だと思っていたのです。

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〔本当だったドーナツの朝ごはん〕


成長期の子どもには十分なタンパク質、鉄分、カルシウム、ビタミンD等の栄養素が必要ですが、子どもたちがよく食べていたのは、むしろそうした成長に必要な栄養素の吸収を妨げたり、排出を促す加工食品ばかりなのです。

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〔野菜が足りない、麺だけ、パンだけといった“だけ食べ”も目立ちました〕


例えば、男の子の発育にとくに必要な亜鉛はカップ麺などに含まれるポリリン酸に吸収を妨げられます。

問診票の記入では、便秘がクラスの半分以上。
睡眠や食欲に問題のある子(貧血では…)もいます。

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〔野菜はどこにあるのかな?という食卓も。涙〕


高尿酸値に子どもが引っかかったお母さんは「(うちの子は)太っていないから大丈夫だと思っていた」と話していたそうで、まずは冷蔵庫の大きなペットボトルを買わないところから始めたのだとか。学校や会社、保険適応内の検査でわかることなんて氷山の一角。とくに子供の血液検査は貧血の検査がメインですから検査結果が良い=健康◎とは限らないのです。


Luvtelliでは、お母さんに食育を教えることが先だと考え、
今は子どもよりもそちらを優先しています。


今回ような研究結果や高尿酸値や高血圧が10代に増えているニュースを見る度に胸が痛みます。子供の健康に関して“知らなかった”では済まないこともある。改めてお母さんになる女性たちにしっかり伝えていきたいと思います。