不登校を考える | 精神医療の真実  フリーライターかこのブログ

精神医療の真実  フリーライターかこのブログ

精神医療についていろいろ調べているフリ―ライター。およそ非科学的な精神医療という世界。薬の副作用、離脱症状……精神科医の薬に対する認識に疑問を抱いています。皆さんと一緒に考えていけたらと思います。

 先日(7日)、プシコナウティカの会という会合に参加してきました。この7月には私から「子どもと精神医療」についてお話をさせていただいた会ですが、今回は子ども相談室「モモの部屋」主宰の内田良子さんのお話でした。

 話を聞きながら、大きな危機感を抱きました。夏休みが終わって9月の新学期になって4日ほどですでに5人の子どもが自殺をしている国。

 不登校の数が、子どもの数が減っているにもかかわらず、増え続けている現状。(下グラフ)

 

 不登校のきっかけとしては、いじめが大きな要因になっています。

子ども同士のいじめ、部活でのいじめ、先生のいじめ。

不登校になるのは、子ども自らがそうした「危険な場所」から逃げることを選択した結果です。しかし、頑張って登校を続けて、結局、自殺にまで追い込まれる子どもたちもいます。

 登校圧力は、不登校の子どもにとっては恐怖ですらあるのです。先生が何度も家庭訪問をする、あるいは、同級生たちから「早く学校にきてね。みんな待ってます」などと呼びかけられる。良かれと思ってなされることも、当事者にしてみれば登校圧力です。

 多くの学校においては、不登校は「問題行動」であり、多くの教師にとっては「迷惑な存在」「不登校は悪」「教室の異物」、そういう認識です。

 そんな状況ですから、子どもたちは結局、「からだは登校、心は登校拒否」状態になりがちです。しかし、そんな心とからだが不一致な状態での学校生活は、いずれ情緒不安を引き起こします。自殺はその最悪のケースですが、そこまでいかずとも、ストレスから腹痛、頭痛、発熱などの身体症状を発したり、対人不信、対人恐怖、強迫行動、あるいは、ゲームやスマホへの過集中などといった状態となり、それを発達障害(のグレーゾーン)ととらえられたり、精神疾患とされて、多くは児童精神科や心療内科への受診を勧められることになります。

 そして、精神科は喜んでそうした受け皿になります。

精神医療は、〝この子はいったいどんな「病気」を持っているのだろう〟という視点しか持ち合わせていませんから、精神科を受診したその瞬間から、その子どもにはそれなりの診断が下され、それなりの投薬がなされます。子どものうつ病、統合失調症の早期発見、早期介入などは、まさにこうした動きに乗って出てきたものです。

精神科医は決して、〝この子にいったい何が起こったのだろう〟とは考えないのです。子どもに問題行動があるときは、ほとんどの場合、何かしらの「原因」があるはずなのですが……。

 不登校ということで学校(クラス)から排除された先が精神科であり、そこで行われる「治療」とやらがとてつもなく的外れだとしたら、その子どもはいったいどこで救われるのか。

 内田さんの話を聞いていて、私は本当に絶望的な思いに駆られました。

 そして、その責任は大人である私たちにあります。

 そんな社会しか作ってこなかった私たち大人の責任。

 

 子どもと精神医療の問題はもっともっと深めなければならない課題だと思っています。

 できればバラバラではなく、会のようなものを作る必要があるとも考えています。

 ご意見あれば、どうぞメールでお寄せ下さい。

 kakosan3@gmail.com

 

 不登校の子どもの権利宣言 (抜粋)

2009823日 全国子ども交流合宿「ぱおぱお」参加者一同

2、学ぶ権利

 私たちには、学びたいことを自身に合った方法で学ぶ権利がある。学びとは、私たちの意思で知ることであり、他者から強制されるものではない。私たちは、生きていく中で多くのことを学んでいる。

4、安心して休む権利

 私たちには、安心して休む権利がある。おとなは、学校やそのほかの通うべきとされたことに、本人の気持ちに反して行かせるのではなく、家などの安心できる環境で、ゆっくり過ごすことを保障してほしい。

13、子どもの権利を知る権利

 私たちには、子どもの権利を知る権利がある。国や大人は子どもに対し、子どもの権利を知る機会を保障しなければならない。子どもの権利が守られているかどうかは、子ども自身が決める。