今回もM男さんという男性の体験談をお伝えします。またしても「リボトリール」の減薬に関するものです。

 

ストレスからうつ病との診断・・・ベンゾの始まり

ベンゾジアゼピンとの出会いは2年7ヵ月ほど前の2017年1月末です。

リストラによる強烈なストレスと不安感により後頭部から背中、二の腕にかけて電気が走ったような痺れがあり、24時間、猛烈な吐き気に襲われ動けなくなりました。

クリニックを受診すると「うつ病」と診断され、抗うつ薬(セルトラリンやサインバルタ、リフレックスなどいろいろ変わりました)と共に、デパス(依存がどうとかで途中からソラナックスに変更)、フルニトラゼパムを処方されました。

 その後1ヶ月ほどで落ち着いたものの、数か月経った頃から、目の違和感や頭の締め付け、頭頂部の痺れが出るようになりました。

今思えばこれが「ベンゾジアゼピン離脱症候群」の始まりでしたが、この頃は知る由もなく。

クリニックのドクターに伝えたところ、「このまま続けた方が良い」と言われ、上記のベンゾを漫然と飲み続けていました。(この頃は「緊張性頭痛」ではないかと考えていました。確かに飲むと少し楽になったので……)。

(この頃のM男さんの状態はおそらくベンゾの常用量依存による常用離脱だと思われます。医師の「このまま続けたほうがいい」というアドバイスはまったく逆で、漸減のアドバイスをするべきでした。しかし、多くの医師がそのような認識は持ち合わせていないのが現実です。)

ただし抗うつ薬については、自己判断で止めました。飲むと精神がかえって不安定になるような感じがしたからです。

抗うつ薬の離脱症状は半月ほどのめまいで消失しました。デパスは不定期に0.5mg12回、睡眠薬のフルニトラゼパム1mgは飲んでいました。

発症から1年後の20184月に経済的な理由で再就職。ごまかしながら仕事をしていましたが、10カ月ほどでギブアップ(20191月)、現在も休職中です。

 

精神医療センターへ入院・・・リボトリール上乗せ処方

その後、鍼や整体などいろいろ試しましたがなかなか改善しないので、3月下旬、県立の精神医療センターへ任意入院することにしました。

入院直前の薬は、(寝る前)フルニトラゼパム(1mg×1錠)とリフレックス(15mg×1錠)、ソラナックスは頓服(0.4mg×12錠)という処方です。

しかし、行動制限が入り、ただただベッドに寝ているだけの毎日。薬も変わらずで、当然改善などなく、ドクターに問うたところ「長時間型の抗不安薬(!?)があるから、試してみますか?」と言われリボトリール1mgが「追加」されました。

これが地獄への入口となりました。

 

1ヶ月程度飲み続けましたが、眼痛や脳の締め付けが改善しないことを伝えたところ、その次の日にはリボトリール1㎎が一気にゼロとなり、強制断薬状態

(ベンゾを知らない医師はこういうことを平気で行います。)

翌々日くらいからめまいと吐き気でもんどりうちましたが、ちょうど元号が変わる、GW10連休中、ドクターがお休みとのことで入院しているのに放置され続け、このときはさすがに怒りを覚えました。

死ぬ思いとはこのことか……本当に辛い状態でしたが、何とか気力で10日間を乗り切り、ドクターが出勤してきたところでリボトリールを再服薬。とりあえず小康状態を得ますが、目の違和感、脳の締め付けなど諸々の不定愁訴は残りました。それにしても、ドクターと薬剤師の無知さ加減には、ただただあきれ果てています。

 

医療はあてにならない

ドクターも病院も頼れない……入院中、必死の思いでネットで調べました。

そして辿り着いた「ベンゾジアゼピン離脱症候群」とアシュトンマニュアル。自分はベンゾジアゼピンの薬害にはまっていると確信した次第です。

3ヶ月の入院の最大の成果は、コレでした。金銭的にも肉体的にも、高い高い授業料でした……。

 

退院後は水溶液タイトレーションでリボトリールを 「1mg0.8mg2週間)→0.6mg2週間)→0.5mg」まで減らしたところ、吐き気とめまいでダウンしました。

ネット上でこれまた偶然知ったBYA全国ベンゾジアゼピン薬害連絡協議会の多田代表のアドバイスでリボトリールをジアゼパムに置換して、最近減薬を開始したところです。

主治医はベンゾジアゼピン離脱症候群を認めません。しかし、減薬スケジュール表をこちらから提示することで渋々ジアゼパムを処方してくれています。

 

現在は抗うつ薬としてリフレックス1錠(15mg・・・離脱症状の盾になると考え)、リボトリールとジアゼパム(置き換え中)。頓服でアルプラゾラム0.4mgを1錠という状況です。

フルニトラゼパムは1mgから半減→0と短期でスムーズに断薬できました。現在、睡眠は中途覚醒することもありますが、それほど困った症状は出ていません。

離脱症状は、眼の周りの強い疲労、ものの見えにくさ(近眼とは異なった近くの見えにくさ)、眉間の痛み、脳の圧迫感、頭頂部の痺れ、吐き気などです。

リボトリールはソラナックスやデパス、フルニトラゼパムなどとは違う「止めにくさ」を感じています。

ジアゼパム置き換えを始めたばかりですが……長期戦を覚悟しています。