我が家のある日の出来事です。
久しぶりに仕事が早く終わり、20時過ぎに帰宅した私。
自宅の駐車場から子供部屋を見ると、灯りがついていた。
母 … 『よしよし、勉強しているな!』
静かに玄関を開け、忍者のように息子の部屋へむかう私。
(なぜならば、灯りがついているからと勉強しているとは限らない。)
静かに息子の部屋のドアを開ける。
机にむかい、鉛筆を一生懸命動かしていた息子。
ホットする私。
息子 … 『お帰り。お母さん。』
母 … 『あっ、ただいま!気づいていたの?』
息子 … 『お母さん、僕が鉛筆を持っていると安心するでしょ。』
母 … 『えっ、そんな事…』 何も言い返せない私。
息子 … 『大丈夫!静かに帰って来なくても、ちゃんとやってるよ。』
全てを悟り、私の心を読み解いていた息子。
歴史人物の自主学習にしっかり取り組んでいた息子。
息子よ。申し訳ない。母は疑っていた。
素直になれない私は、悔し紛れに…
母 … 『母親とは、あなたがどれだけ頑張っていても心配だからなのよ』
『頑張っているならいいのよ!お風呂に入ってくるわ。』
退散。
母親業、日々精進致します。