進学塾もみの木の鈴木です。
今日は3年生の授業で小テストを実施しました。
去年の6月定期テストでは、
『蛇田中学校3年の学校全体の平均点』が
40点未満という惨状があったし、
最近の小テストや塾の学習カルテの数字がイマイチだったので、
今回の小テストは、
特に
『試験に90％の確率で出る因数分解』について
出題しました。
これをやり切れば高得点が取れる。
また、
やり切るための仕組みと環境が整っているので、
去年の6月定期テストでは、
塾内平均は85点（最高点は96点）
でした。
月曜日に『80点以下は補習だ！』と告知をしたので、
みんな、ブーブー言いながらも
補習を恐れ、しっかりと復習に取り組んできたようです。
そんなこともあり、今週は3年生が、
『何かもの言いたげな視線』で
私を見ていましたが、
ゴールから逆算したら、
今やるべき事・今しか出来ない事ってあるし、
生徒を尊重するって、
生徒に気を使うことではなく、
生徒が
『家族、仲間と共に、笑って卒業式を迎えられるよう全力を尽くすこと』
だと思っているので、
満面の笑みで『頑張ってね♡』と言い放ちました。
『鬼』とか『笑顔がこわい』だとか言う奴もいますが、
かわいいので許してあげようと思います。
しかし・・・
『難しすぎてわかんないって
言ってたくせに、
なんだ、
やっぱできるんじゃん・・・』
と、鈴木は思いました。
ほとんどの子が90点台。
2名だけ敗者復活戦にもつれ込んでしまいましたが、
それでもおおむね理解は出来ている様子。
つまり・・・
『分からなくて出来ない』
のではなくて、
ホントは
『好きじゃないからやらない』だけ
なんですね。
でも、それを言ったらまずいと思って、
『難しくて出来ない』とか
『分からないから出来ない』とか
『部活で疲れ切っているから出来ない』とか
本人からすれば100％正当な言い訳で
本音をごまかしてしまう。
その気持ちは分からなくはないし、
別にかまわないと思います。
嫌いなものは嫌いだし、
楽しいかどうかは相手が決めること。
もちろん、結果的に『楽しい・好きだ』と思って、
塾に来てくれている子は多いけれど、
『相手の感情をコントロールしよう』って発想は、
好きにはなれないし、良くないと思っています。
だって、それって傲慢だし、
経験上、高い確率で
『塾に依存する生徒』にしてしまうから。
ポジティブな気持ちで勉強に取り組める子の方が少ないし、
勉強の楽しさって、
分かるやつにはわかるけど、
分かんないやつにはわかんない。
料理が上手いけど好きじゃない人もいるし、
野球が好きだからって、
誰もがホームランバッターになれるわけじゃない。
『好き・嫌い』と『出来る・出来ない』は
必ず一致するとは限らないんじゃないでしょうか？
不安や悩み・危機感を否定せず、
それらがあるからこそ、努力する。
気分感情に振り回されず、
やるべき時にやるべき事をやり切る。
こういうことが出来る人は信頼に値すると思うし、
学校の成績とか
どの高校に行ったとかに関係なく、
将来、
高い能力を発揮し、幸せな人生になる可能性が極めて高い
と思うんです。
だから、塾としては無料で補習をするんですね。
合格点の子にも『来ていいよ』と言っています。
だって10年後、
その辺でばったり出会ったときに、
『幸せな顔をしていてほしい』
じゃないですか？
しんどいこともあるし、
うまくいかないこともある。
けれど、
それでも今が一番幸せだ
といえるような人生を
送ってほしいんです。
そのための礎づくりのお手伝いを出来るというのは、
小さな塾の大きな喜びです。
来週の小テストは、
『高校進学後も困らないための式の展開マスタ-編』です。
合格ボーダーライン、ちょっと引き上げようかな・・・(*'ω'*)