得点や合否判定だけでは分からないものがあります。
また、それだけ見て親からいろいろ言われると、
かえって学習意欲が下がる場合が多く見受けられます。
原因はいろいろとありますが、一つは『原因と結果の勘違い』です。
随分と大人になったように見えて、
まだまだ幼い所があるのが中学生です。
そのため、
『勉強すると嫌なことが起きる』
というような勘違いを無意識にしてしまうのです。
例えば似たような勘違いに、
『大凶が出たから、よくないことが起こった』
という非論理的な解釈をしてしまう人がいますが、
中学生の場合は特に、
ネガティブな感情に引きずられて、
マイナス思考に陥り、
消極的な行為・行動に陥りやすい傾向があるように思います。
無理に褒めるのも良くないのですが、
全く何も言わないのもよくありません。
難しいですね。
どう声がけすべきか?私も悩む時がありますが、
やはり、肝心なのは
『応援している』
というメッセージを伝えてあげることと、
『あなたが大切だからこそ心配してしまうんだ』
と冷静にストレートに伝えてもらう事かなと思います。
感情を抑え込んだり、コントロールすることは難しいと思いますが、
『思考・言動』は自身の選択です。
思っていることと行為・言動は本当に一致しているか?
それをする(いう)ことでお子さんとご自身に有益な結果が期待できるか?
その辺りを確認しながらお話していただくと、
建設的な会話がしやすくなると思います。