マレーシアからおはこんばんちは。
マレーシアでの子育て、教育移住、学校選びマレーシアでの生活の参考に
*私は留学斡旋の仕事も手伝いもしていないので、忖度なく本音を書いています。
必要な人のお役に立ちますように
我が子は今学年の最後のIPCの課題に取り組んでいる最中。
IPCというのはInternational Primary Curriculamのことで、
我が子の通うインター(英国式)はこのカリキュラムを取り入れています。
日本の小学校の総合学習のような、探求型の学習で、
1学期に1つ又は2つのテーマに沿った学習をします。
1つのテーマにつき5週間から10週間かけて学びます。
テーマは多岐に渡り、
”Habitat”(生息環境)、”Rainforest”(熱帯雨林)、
”Life Cycle”(生き物の一生)、”Human Body”(人体)、
”Forces”(力)、Electricty and Energy”(電気とエネルギー)、
”Acient Civilizations”(古代文明)などなどなど。
授業日数が年間180日しかなく、行事も多く、授業時間も短いので、
学校だけで幅広く深く学ぶことは不可能。
知識をたくさん付けるというより、
子どもが学び方を自ら発見するための科目と私は捉えています。
1つのテーマごとに課題が出され、それを提出し、クラスで発表して
終了と言う流れです。
知識を身につけるというより学び方を身につけるものとはいえ、
IPCの課題を100%子ども任せにすると危険
例えば、『”Life cycle ”の課題「ちょうちょの一生」を調べなさい』を
子どもに100%任せると、我が子の場合はネットか図鑑から蝶の一生の図を
写して終わり、1時間で終わってしまいます。
時間があれば、親と話し合いながら、少し工夫をする。
例えば、一緒に昆虫館、バラフライパークなんかに行ったり、
蝶の卵から家でふ化させる。
蝶によって一生に違いがあるのか調べる、ect
実際に親が手を出すことはしていませんが、
親の関りが必要だと感じています。
親向けのクラス発表を見るとまともなことしていても、
驚くほど基本的な知識がついていないことも
いくら知識重視じゃないと言っても、酷い。
生息環境、熱帯雨林、温暖化、地球(火山)、移民というテーマを学んだ我が子、
基本的な世界地理の知識はあるだろうと思っていました。
一帰国や旅行のたびに地理も確認しています。
それなのに、
数週間前にテレビで
「GWにハワイに行った人々が円安でガッカリ」というニュースを見て、
「ハワイってアメリカなの❓日本だと思っていた」
こいつマジか…
数日前、低学年向けのシェイクスピア12冊を高学年になって、やっと完読した後に
感想を聞いてみました。
「印象に残ったせりふとか場面はあった?」
「ない」
「そう。どの話が面白かった?」
「ない。人殺しばっかりだった」
ちゃんと読んだ?
「シェイクスピアって何人?」
「イギリス人」
「本当に?」
「オランダ人だった」
「…」
だめだこりゃ
小さい頃から読み聞かせしてきたけど、
やり方が悪かったのかもしれません
何を学びに学校に通っているんだろうか…
学校は年の半分、家にいるほうが長いんだから、
学校のせいばかりにはできない。
お読みいただきありがとうございます。